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03号販売日記 1109-1115

いよいよ11/22 の文学フリマ東京(入場無料)での販売に向けて、最後の追い込みをかける「ベレー帽とカメラと引用」03号編集部である。

しかし編集部というより販売活動部になりつつあるので、今回からは「販売日記」とする。

 

1109

昨夜、牧村憲一さんからツイッターでご推薦のお言葉をいただいた。これは大変有難いことです。

 https://twitter.com/makiji/status/1325420878092328960

おそらくそれほど多くの部数が刷られると思いませんので、01〜03号をまとめて入手することをおすすめします。
90年代はじめ、ファンジンの中に見つけた素晴らしい考察。それを更に進化させた、これを読まずにTFGを語ることなかれです。 https://t.co/i2X5IkZBeq

— 牧村G憲一 (@makiji) November 8, 2020
 

さっそく01.02号をネットで購入される方が出た。その影響力も、買う人のフットワークの軽さ、速さもすごい。03号のチラシを作ったので、バックナンバーを買ってくれた方あての封筒に早速入れる。

 

事前にPDFその他で内容を知っている人の評判は良いのだが、それでもまだ何十冊も売れる自信がわかない。というかそもそも文学フリマで飛ぶように売れる人なんていそうにない。

 

1110

夜中に印刷所からメールが来る。ページ番号の「17」の上半分が見えにくくなっているとのこと。見てみると確かに上半分がない。

しかし今から全てを直すと、今度はまた別のどこかがずれたりするので、

「魂を込めすぎて、文章から白く輝くオーラが出てしまいました」

「そのため一部のページ数が見えにくくなっております(例:17」

「お客様の健康に害はありません」

「ご安心ください (^^)/」

と【編集部からのお詫び】を入れることにする。

 


1111

昨日のお詫びをカードにして、本に挟むようにした。

カードを作り始めたら楽しくなってきた。宣伝用にこのまま配布してもいいし、当日も配布したい。

 

いざ03号の製作が終ってみると、もう次の04号のためにあれをしようこれをしようという方向へ動き始めている。

 

 

 1112

04号でやりたいこと。全体的にバラエティ色を豊かにする。

 

・雑誌についての続き(+自宅のどこかにある筈の本の探索)

・「ドゥワッチャライク」全ガイドの後篇

・音韻論から見た歌詞

・ときどきポカをする王子様

・FG的な人や二人組、「FGっぽい人たち」

・ゲームについて(カードゲーム、しりとりなど)

・FG以外の歌詞について

・「ヘッド博士」に関する何か

・歌詞について考えたい子羊たちのためのブックガイド

・普通の人の音楽遍歴(第四回)

 +

愛と幻想のB.C.Q.新聞「FGしりとり必勝虎の巻」

 

あとは年表とか、日記、「カメラ・トーク」の製作順に関する記事など。12月にある程度は書けるかもしれない。

 

ある大きな問題があって、考えているうちに山本周五郎の「さぶ」に出てくる「さぶ」と「栄二」は同じ一人の人間の二つの面であるように思えてきた。愚鈍なさぶと「自分は悪くない、無実だ」と叫ばざるを得ない栄二は、対照的な存在のようで、実は通底するものがある。

さぶが愚鈍であるのはさぶの責任であるかどうか、という問題。そこから考えると、さぶ自身の無意識の心の叫びを、代理で栄二が受け持っていると言ってもいい。とにかく「さぶ」がいることで、一見すると栄二が主人公の話がやはり「さぶ」になる。その意味が何となく理解できた。

 

やっと時間ができたと思ったら「テネット」が今日で最終日になっていたので、あわてて観に行く。ちょっと普段は使わないような頭の部分を使った感触があって、それが頭に残ってジーンとしている。もしこの脚本をシナリオのコンテストに出したら「主人公に感情移入できない」として落とされるのではないか。


 

1113

豆新聞の印刷をする。色のついた紙に印刷したら、という桐山氏のアイディアを採用してピンク色の紙に印刷してみた。折り作業もする。写真を撮ってみたら真っ白になっていて、これではいくらピンクだと言っても信じてもらえないだろう。

 

 

1114

とうとう本が届いた。しかし表紙の水色が想像以上に薄いので、白いタイトルがほとんど見えない。かえって通常ではありえないほどの、輝くばかりの超高級感が出ている。見かけから判断すると、高級ファッションブランドのフリーペーパーの総集編とか、1000部くらい売れたzineの記念版のようだ。

もし再版したら絶対にきちんとした青にしたいので、これは初版のみの特別ヴァージョンである。これと同じものは、どうしても二度と作れない。

そうなると結果的に初版は「薄い水色の本誌+薄いピンクの豆新聞」になってしまった。再版したら「濃い青の本誌+濃いピンクの豆新聞」にしたい。もともと「Singles」のジャケットを意識しているので。

 

字の間違いも発見。編集作業段階ではどうしても見つけられなかったのに、本を開くといきなり間違いが見つかる。

 

本になったものを読んでみると、文字はもっと小さくても良いかなと思う。小さすぎるのでは、と危惧していた記事が割とピッタリで、他が大きめに思えてきた。次からはどのページも二段組にして9ポイントでいいかなと思う。

 

取り置き予約はN4書房の「コンタクト」欄を使えばよいのではと考えた。

 例としてはこんな感じ。

 

希望の号:

冊数:

合計金額:

 

金額は、

03号(ポストカード一枚と豆新聞つき)を予約される方は予約価格700円(通常は800円)

01.02号セット(ポストカード2枚つき)は1400円

01.02.03号をまとめて各一冊希望の場合は特別価格で2000円

とします。

 

記入例としては、

希望の号:03号

冊数:1冊

合計金額:700円

 

上記の例も、以下のパターンのご購入もコピペして使ってください。

 

希望の号:01.02.03号

冊数:各1冊

合計金額:2000円

 

希望の号:03号のみ

冊数:5

合計金額:700×5=3500円

 

お友達の分のご購入など、複数冊をご希望される場合は5冊を上限とします。

予約希望が多い場合は先着申し込み順となります。20日まで受け付ける予定ですが、途中で終了とする可能性もなくはないです。

当日夕方16:00まで取り置きします。キャンセルの場合はご連絡不要です。

16:00を過ぎたらすべて一般用の販売にまわします。

件名には「取り置き予約希望」と書いてください。

お名前は仮名でも構いません。

予約受付後に予約番号を割り振ってからご返信します。

 


 1115

取り置き予約のページを作って公開した。


関係者何名かに一部ずつお送りする。

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