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出典解説O「次世代ミュージシャンのオンガク活動ハンドブック」 2013年12月 リット─ミュージック

出典解説のOです。

O「次世代ミュージシャンのオンガク活動ハンドブック」 2013年12月 リット─ミュージック


音楽業界関係者のクリエイティブな面ではなく、販売方法、宣伝・流通・マーケティング面について語られた
インタビュー中心の本です。

とりわけ自主独立系のミュージシャンや個人事務所で活動を行っているアーティストの声が目立ちます。他にもライブスペース、音楽情報関連メディア、キャリア支援のための相談室など、音楽の専門学校の授業はこういう感じではないかと思わせる内容です。


いま振り返ってみると、この本が出た2013年頃は、CDの売り上げの減少傾向が続き、配信や物販による収益が増えてきた時期にあたります。

そうした状況下において、音楽関係の職業を通じて生計を維持するためのスタイルも変わらざるを得ないという、一種の変革期であったことが伺われます。


牧村さんへのインタビューはP.156-161まで、タイトルは「プロデュースとプロモーションは表裏一体」となっています。


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作品を「作る」、その後で「つなぐ」「伝える」「続ける」という段階が重要であるという考え方を主軸に「プロデュース」「プロモーション」のための心構えや具体策が語られています。


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どちらかというと他人任せではなく、自らを客観視して、自ら考えて動かなければならない局面が増えることを予測しているかのような流れです。


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興味深いのは、インタビューの最後に「最近の牧村門下生」として「camera-stylo」「マイカ・ルブテ」「Babi」「スカート」などが一覧表にまとめられて紹介されている点です。


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この時点で既に「影響を受けた教え子」という視点があったのでしょう。

同じ2013年の次の記事も併せてどうぞ。




【今週の推したいフレーズ】

アーティスト・プロモーションをアーティストが自分でやることには、相当なリスクがある。これだけは忘れない方が良い。(略)

自分がもうひとつの自分を作るということの危険性は、想像以上のものがあります。成功してしまったら、ずっとその仮面をかぶっていないといけないということは無理に等しい。だから、この部分だけは、必ずエージェントか、誰でもよいから、ともかく外部に委ねること。

(O04)



【誤字のお詫び】

P.136 O05

×規制

〇既成

正しくは下の「既成」です。

申し訳ございません。


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