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N4書房の日記まとめ 2020-2022

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noteで公開している日記のまとめです。 2020年9月から2022年12月まで。
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#文学フリマ

03号編集日記 1026-1101

11月に文学フリマ東京で販売予定の「ベレー帽とカメラと引用」03号の製作・編集・進行具合などをメモした日記です。 毎週日曜日に更新する予定です。 ↓ 1026 昔の「ロッキン・オン」に電気グルーヴの「UFO」評があって、小山田圭吾と記者のやり取りの話題から始まる。作り話っぽいが、面白いので04号で紹介したい。 某氏のビーチボーイズとコーネリアス関係の原稿が来た。この人の分はこれでほぼ終了。 「恋とマシンガン」に関する文章は9300字くらいになった。この

03号編集日記 1102-1108

11月22日に文学フリマ東京(入場無料)にて販売予定の「ベレー帽とカメラと引用」03号の製作・編集・進行具合などをメモした日記です。 ↓ 1102 文フリ東京のブース番号が【ツ-16】に決まった。ツイッターで告知をする出店者が増えている。見ていると「三冊しか持って行かない」という人もいる。 メジャーなレコード会社からリリースしているミュージシャンですら、自分のサイトやブログで曲目解説を書いている時代だというのに、それに比べるとzineはどうか?  宣伝は下手だし消

03号販売日記 1109-1115

いよいよ11/22 の文学フリマ東京(入場無料)での販売に向けて、最後の追い込みをかける「ベレー帽とカメラと引用」03号編集部である。 しかし編集部というより販売活動部になりつつあるので、今回からは「販売日記」とする。 ↓ 1109 昨夜、牧村憲一さんからツイッターでご推薦のお言葉をいただいた。これは大変有難いことです。 https://twitter.com/makiji/status/1325420878092328960 おそらくそれほど多くの部数が

04号から05号まで日記 0606-0612

0606 今日は「カメラ・トーク」発売から31周年の記念すべき日だった。あれほど夢中で一枚のアルバムを聴き続けた経験は後にも先にもこの一枚だけ。しかも後々、多くの人とこのアルバムをめぐって知り合い、さらに話したり書いたり本を作ったりで、それが現在まで続いているとは。 11月の文学フリマ東京に出店することになった。それならこうしよう、ああしようと考えが浮かぶ。 0607 昨日は「カメラ・トーク」31周年だというのに「music is music」の美島さんコ

04号から05号まで日記 0613-0619

0613 ますます本作りが楽しくなってきた。そのうちこの日記のタイトルは「N4書房日記」になるかもしれない。しかしこちらの作業は進んでも、印刷会社のスケジュールとはタイミングがうまく合わないことが多い。 0614 文フリで販売できる数が、もし確実に50-100部くらい見込めるのであれば、後販に力を注いだ方がずっと効率的だが、300-500部くらいをその場で売れるなら当日に販売してしまった方が楽だし早い。 これが1000部になると、委託した方が楽になる。3000部が確実

豆新聞まめまめ日記 0620-0626

0620 新装版01.02.号のための豆新聞を書いているうちに、またカードゲームの案があれこれと広がる。 0621 豆新聞の01号用ができた。この内容は02号用に続くので、そのまた先の出来事が05号の豆新聞へと続くかもしれない。 70-80年代にジャンルを越えて大活躍したサックス奏者のジェイク・H・コンセプションの仕事一覧を見ていたら、小沢健二「ラブリー」を発見。この曲はサックスではなくフルートで参加したとのこと。すぐに「あの間奏のあそこか!」と思い浮かぶ。

05号制作日記 1001-1031

1001 「普通の人の音楽遍歴」を某さんにお願いしてみたら、うまいことOKしていただいてトントン拍子に日程の調整まで進んだので、少し気が楽になった。 1002 7日にお会いすることになった某さんに訊きたいことをメモしていて、追加の質問を思いついてまた連絡する。期待しています。 1003 秋晴れでよい日。007を観に行く予定だったが、明日(平日夜)でいいやと思い直す。 1004 晴天どころか夏に戻ったような日で、蝉が鳴いている。05号の作業ができず、その先の本の素

05号制作日記 1101-1130

1101 朝、図書館で「続・FGの時代と言葉」について、メモの束を整理する。 1102 「続・FGの時代と言葉」の追記。牧村さんのインタビューが掲載された雑誌(90年代のもの)をいただいたので読む。 1103 「続・FGの時代と言葉」を書いていたら、あちこちが増えてしまう。 蛸の絵を描いていたら、足が15本になってしまったような感じで。 1104 「続・FGの時代と言葉」の清書をしていて、ますます分量が増える。 将棋の世界では「寝て、起きると強くなっている」

2022年末日記 1023-1029

1023 やっと5月の講演の書き起こしが終った。他のインタビューも合計すると、かれこれ20時間分の録音を100時間くらいかけて文字にしたような計算になるだろうか。 夜、「キャッシュトラック」を観たが、久々にアクション映画を観るので、どうということのない話でもたいへん面白い。 1024 数日前に来ていたツイッターのDMに今ごろ気づく。知らない方からなのでメールのアイコンの色が青くならなかった(と思う)。 用件は「BASEではなく直接販売はしないのか」「01-05号をま

2022年末日記 1106-1112

1106 70年代初頭の日本は自分の小学生の頃と地続きと思えるが、60年代の話題になると急に間接的で実感が乏しくなる。海外の話題で「ビートルズの60年代」や「60年代のSF」ならイメージできるのに。 1107 01-05冊のセットと「発言集成」を同時に買われた方がいて、一度にそれだけ(6冊も)というのは新記録である。 DVDで「マイ・バック・ページ」を観ていて、ルックス的に美化しすぎではないかと感じた。回想記や小説はどこかしら美化されるものだが、ルックス的には「ご想像

2022年末日記 1113-1119

1113 「ベレー帽とカメラと引用」06号のブックガイドの残りの何冊か、ほんの数行から十行ほどの文章を書くのに悩む。 「69」「ハイスクール1968」を再読すると、そこに書かれている当時の著者の年齢、その本を書いた時点での年齢、そしていま現在の年齢と、読者の自分が最初に読んだ時の年齢、今の年齢を比べるだけでも感慨深い。 そして意外と「ハイスクール1968」は音楽に関する記述が多い。まだロック喫茶になっていない頃の「ブラックホーク」がチラッと出てきたりもする。 1114