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ヘロQの舞台「悪魔の手毬唄」を観てきたよ

良すぎたので。

観たアニメや映画、遊んだゲームの感想はその都度残しておかないと後から振り返りたくても忘れちゃってるな〜と最近改めて思ったので記録。
自分用のチラ裏です。核心のネタバレはしないけどネタバレ注意。



2024年5月5日、ヘロヘロQカムパニー(ヘロQ)の舞台「悪魔の手毬唄」を観てきました。
誘われてお芝居を観に行ったことはあれど自分から行くのは初。


座長の関智一さん(以下:関さん)はPSYCHO-PASSの狡噛慎也役で好きになった声優さんで、舞台をされていることも知っていたしいつか行ってみたいな〜とはやんわり思っていた。

そんな中今回の「悪魔の手毬唄」に佐倉綾音さん(以下:佐倉さん)の出演が決まったとのお知らせが。

ちょうどその頃トークの面白さに惹かれ佐倉さんにハマっており、インスタライブのアーカイブを漁り観てもないアニメのラジオのアーカイブを漁り、現行番組の「日笠・佐倉は余談を許さない」を毎週欠かさず楽しんでいる最中だった。

宙ぶらりんな気持ちが明確に「観に行きたい」に変わった。いざ行かん。



当日、会場に入ってまず驚いたのはその狭さだった。
勝手に大きめのコンサートホールくらいだと思っていたけど実際はちょっと小さめの映画館くらい(席は計18列)。
また、ステージが低くその分座席との距離が近い?ため、席を見つけて座ったときにはこんなに近いの!?!!?と興奮した。表情とか足元とかばっちり見えた…
S席で4列目だったので席が良かったのはあると思う。ただこれまで経験したことのあるS席はステージ上の人間をギリ認識できるくらいだったのでこの距離感は想定していなかった。


舞台装置?や演出も良かった。
演者が色んなところから出てきて色んなところからはけていく。時には座席の間の通路も使う。高さのあるセットや動く装置も相まってそれだけで楽しい。
プロジェクターの使い方も上手くて、背景はもちろんのこと言葉だけでは伝わりにくい説明シーンを視覚的に補佐してくれて助かった。
映像、光、音、舞台装置を組み合わせてできることはある程度限られているはずなのに、それでも最後の最後まで目新しさというか、「この演出いいなあ」「こんなこともできるんだ」と思わせてくれる舞台だった。


前述の通り関さんと佐倉さんきっかけで観に行ったのだが、一番印象に残ったのは三石琴乃さんと小野賢章さんだった。
仕方ないでしょうこれは。お二人には開始10分くらいで惚れてました。

三石琴乃さんはとにかくナチュラル。方言混じりの話し方だったり所作の美しさだったり。キャラクターとしてそこに存在していた。
小野賢章さんは力強さが圧倒的だった。序盤も序盤の特に泣かせにきてる訳でもないシーンで、その演技の迫力におされうるっときてしまった。青年組もめちゃ良かった。

当然関さんと佐倉さんも素晴らしかった。
関さんは探偵役ということで、周りから一歩引いたある意味部外者の距離感の自然さが凄かった。飄々とした感じ。
説明口調の台詞もすっと入ってきて、原作未読予習なしの自分でも理解しやすかった。
アドリブの入れ方も多彩で、起こってしまったことに対してぬるっと一言入れたり笑いに変えたり。

佐倉さんはほんまに初舞台か??ってくらい馴染んでた。
この方向性のキャラも演技もめちゃくちゃ好き〜〜〜、表情も込みでいちいちグッとくる。
他にもあれこれ書きたいこと書くとネタバレになるのでこっちで↓

がっつりネタバレあり5/5(日)公演のメモ https://fse.tw/xf0xuKOZ#all

既に忘れ始めてたり書き方が分からなかったりするけど他にも色んな方の良いシーンや演技がたくさんあった。


最低限の観劇マナーだけ調べて事前情報をほぼ入れずに行ったため、パンフレットを貰ってから登場人物一覧とにらめっこしてみたけど多すぎて諦めた。
そんな自分でもいざ始まってみれば気持ちよく最後まで観られるくらい分かりやすく作られていたと思う。10分休憩で名前だけ整理したけど。

舞台の平均的な時間は分からないが、先日配信で観たPSYCHO-PASS VVが2時間くらいだったので今回3時間半もあってびっくりした。
途中に10分休憩があるとはいえ、長い間演技し続ける演者とだれず飽きさせないその構成がすごい。



舞台が終わり初めてのカーテンコール。
最初から最後まで感動しっぱなし、興奮しっぱなしの自分はニヤつきながら大きく拍手をした。

出てきてからのお話でめちゃくちゃ謝る関さん。
前日の大きなトラブルに関しては無関係のため何も言えないが、少なくとも自分が今観たものには致命的なアクシデントは無かったと感じたので「そんなに謝らなくていいのに」と思っていた。

2回目のカーテンコール。
右側にいる初舞台の佐倉さんを紹介しようと左側を探す関さん。
その日が初日だったけど紹介を忘れられてた岩崎諒太さん。
今日カーテンコールが2回?あると思っていなかったという話をされて「マジで良かったよ〜」の気持ち。自分のこの抑えきれないニヤつきを見てくれ!とさえ思った。
こっちが演者の表情を間近で見られるのと同じように向こうも客席の表情分かるんかな…
深いお辞儀に対して全力の拍手を返す。あったかい世界。

最後の最後でヅラが取れそうになる関さんで良いオチがついてて面白かったです。



初めての舞台で正直楽しめるか不安な部分もあったけど、行って良かったし行けて良かった。
面白かった!
ありがとうありがとうありがとうありがとう。
余韻が本当に凄い。また行きたいね。

おわり



《おまけ》

佐倉さんのインスタライブを知ったきっかけ。おもろい。月ノ美兎さんのこともこれで詳しく知った。
後出しだけど公認です。

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