aikoを聴いて情緒が震えた話

歌はいいね、と某カヲルくんばりにそれはもうジャンル問わず音楽が好きなのです。なので料理、制作、なにかにつけて音楽を聴いています。

昨日は絨毯を作っていたのですが（何事？というのはさておき）何となくaikoを聴きたい気分でした。なんだっていいからaikoのかわいい声とポップな曲調をたまらんく欲していた。小学校の頃からaikoとあややが大好きで、どっちもこっちも聴いていた。双方未だに大好きです。

そんなaikoのBABYというアルバムに鏡という曲がある、aikoが一人称を"俺”にするってとても珍しい曲なんですが何となくこれがなんとなくほの暗い今の情緒に死ぬほど刺さった。心底思った、今のご時世、失恋の曲を聴くとすこぶる情緒に来る。見事にノックアウトを喰らう。てか死ぬ。

作業をしながらほんとに何の気なしにaikoの曲をランダムで掛けていたら"あたしの向こう”が流れてきてなんだか急に胸が苦しくなった。（決して病気とかではない）頭の中に歌詞がどんどこ流れ込んでくる感覚、謎に感受性レベルがマックスまで上がっていたらしくポップな曲調なのに失恋の曲なもんで精神的に来た。そんなにガチで恋愛したことないし好きな人とか推しぐらいしかいない（しかも推しという範囲での好き）という酷い女子力なのですが別れの曲って単純につらい。語彙力ないけどほんとにつらい。別れって恋人とか以外にも当てはまるもんで私はそれを今まで好きだったバンドや飼っていたウサギやらハムスターに謎に当てはめてしまって絨毯作りを飛び越えて頭を抱えてしまった。

"どうにもならないね、もうキスはできないね”って歌詞でおもむろに大号泣した。私の情緒よどうした。そうだよ別れたら、なくなったら、死んだらもうどうにもならないしキスもハグもできんのだよ。当たり前なんだけどさ、そんな事でこれはいかんと曲を変えたところで鏡、これまたドツボにはまったというか変な悟りを開く始末だった。これまた別れの曲なんですがめちゃくちゃいいんですよこの歌詞、ぜひ曲も聴いて歌詞も読んで頂きたいです。

うわこれも別れの曲やん、つら。なんて思いながら何となく聞いていると引っかかる歌詞があった。

"BABY愛しているぜ キミは俺の鏡さ”

そうかもしれん、恋人同士じゃなくても人と人って鏡だ。なんて思う。コロナでお家での時間が増えている今尚更思う、人と人は鏡だ。こっちが不機嫌でいると向こうも鏡みたいに不機嫌になる、こっちがご機嫌だと向こうもご機嫌。今まで私って誰かに向き合うとき、どうやっていただろう。ふと考えて尚更思った。根暗ではあるものの、基本的に外面がいいのでだいたいへらへらしている。そうすると大体の人は多少なりとも心を開いてこいつ癖強いけどおもろいわって感じで話が進む。最終的に引き出し多すぎて引かれるのがお約束なんですが。（せめて惹かれてほしいものです）午前中不機嫌な時、多少周りも何となくどんよりする。朝って大概そうだけど。

誰かと接するとき、自分の立場はもちろん自分の鏡を磨かないと良いことねえな、なんて失恋の曲を聴きながら思った。という話でした。

そんなもんで情緒が乱れまくったのでその後の作業は最近お気に入りのLeetspeak monstersとMarilyn Mansonのミックスリストを聴くというブチ上げな事をしていました。（この振れ幅が我ながら怖い）Leetspeak monstersの曲は世界観が大好きなので（全曲すこぶるナイトメアビフォアクリスマスっぽい。私はジャックスケリントンとヴァンパイアテディが大好きです。）基本的にご機嫌に聞けるしMarilyn Mansonをはじめとする洋楽は結構えげつない事言ってるけど脳が英語を即日本語変換するといった機能は持ち合わせていないのでこの曲かっこいいわあワハハって感じで聞けます。

多分すぐに情緒は復活するのでaikoをまた聞いてテンションブチ上げていきましょう。今から私は重曹で鍋を煮て数十年かけて積もり積もった焦げをそぎ落としてやろうかと思います。

もうお昼も過ぎましたが皆様にとって今日も素敵な一日になりますように。お読みいただきありがとうございました。