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仕事から世の中の問題を知る

便利屋を立ち上げて数ヶ月が経ちました。
様々なご依頼を受ける中で、色々立ち上げ前に想定していた事以外の事が沢山見えてきました。

今日は見えてきた問題の1つのお話をしていこうと思います。

・依頼が多い案件の種類
・1番気になる依頼
・現状
・課題
・今後

1.依頼が多い案件の種類

案件の依頼は、メールや電話で受け付けているのですが、便利屋と言えど比較的に依頼は片寄りがあります。

種類として多いベスト3が、
①ハウスクリーニング
②調査(人)
③内装工事

予想外だったのが、②の調査依頼ですが、いわゆる浮気などの調査です。
匿名で頂くことが多いので、基本的にはお断りしているのですが、調査がこれほど多いのは驚きでした。

しかし、個人的にはそれ以上に③の内装工事に関してがとても気になる問題です。

2.1番気になる依頼

内装工事があるのは普通なのですが、コロナ禍で一気に増えたのが、店舗内装や空き家のリフォームでした。

店舗内装については、緊急事態宣言や蔓延防止等でお店が開けられないうちに改装しようとしたり、空きテナントが増えて新店オープンとして、工事が入るのは、理解出来ていたのですが、空き家リフォームに関しては意外でした。

そこで調べていくうちに、日本の空き家問題が深刻である事が分かって来たのです。

3.現状

空き家の割合は年々増えている状況で、総務省の平成30年住宅・土地統計調査によると、空き家率は13.6%と過去最高となっています。これは昭和38年から常に増加し続けている状況です。13.6%とは、戸数にすると848万9千戸で、数にするとかなり多いことがわかります。

空き家の内訳として、賃貸用の住宅が432万7千戸、売却用の住宅が29万3千戸、別荘などの二次的住宅が38万1千戸、その他住宅が348万7千戸です。その他住宅とは、転勤や入院などで居住住宅が長期にわたって不在の住宅や建て替えなどのため取り壊す予定となっている住宅、空き家の区分判断が困難な住宅などが含まれます。

空き家が増えるのも地方のみならず、都内の空き家も増加しているのが現状です。
これはコロナ禍のリモートワークにより、仕事を働く場の幅が大きく拡がった事も影響しております。

問題は、空き家が増えたことにより発生する
景観の悪化
衛生上の問題
老朽化による倒壊のおそれ
犯罪の温床
等につながる可能性が出てきますので早急な対応が必要となります。

4.課題

1番の課題は、空き家がそのまま継続して空き家になってしまうことです。
理想的なのは、住居として住まうか、貸し出す、仕事として利用する事です。

課題は、そこにあります。
様々な状況はありますが、日本人のマイホームに対する新築への思いによる、中古住宅に対する偏見、相続時に発生する税金等の支払い問題、リフォームをする為の費用問題など、お金に関する課題により、空き家を脱する事に苦労します。

仮に、共同住宅やSOHO、民泊等をしようと考えた際には、許認可や地域との関係等のハードルをこえなければならないところに、鈍化の原因があります。

5.今後

このような中で、地域の問題を解決しながら、景観や経済への問題も解決させながら前進させていく方法はまだ明確に見つかってはいません。

がしかし、空き家に命を吹き込む事で、地方創生、地域創生や治安の維持につなげ、持続可能な社会を作る為にも、仕事として携わり、人との関係を拡げていき解決に迎えるように、計画を立てていきます!

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