ジェンダーギャップ解消とは?
自分の住む兵庫県豊岡市では、行政の施策にジェンダーギャップの解消を掲げている。
女性が、
①祭り事で世話役(接待役)をさせられている
②地域の役や管理職に女性が少ない
③家事の分担が偏っている
④補助、補佐的な仕事を担うことが多い
⑤正社員雇用が少ない
などなど、例に挙がってくるのはこういった内容が多いように思う。
(構成上番号を振っていますが、優先順位をつけているわけではありません。)
①は、
祭りといえば、だんじりを引いたり、担いだり、高所へ祭りを表す飾りを取り付けたりと、準備から片付けまで、男性の体力、腕力が必要な場面も多い。その間、女性に食事等の準備をしてもらっているというところかなと思う。なので、世話役(接待役)という表現が誤りだと思える。役割分担でしていることを、自分達が上なんだと横柄な態度をとるのは、モラルの問題が大きいようにも思う。酒が入り、集まりの中で気が大きくなっている影響もあると思いますが・・・
②地域の役や管理職に女性が少ない
これは、 増やせばよいというものではないと思うし、女性も望んでいるの?と思う部分がある。
地域の役になると、地区まわりの肉体労働を担うことにもなるし、より濃い近所付き合いも必要になる。男女ともにではあるけれど、コミュニケーションが苦手、負担に感じる人には辛いことかもしれない。
女性管理職についても、仕事に人生の比重をおいて過ごすのであればよいかもしれないが、誰も彼も、場を仕切るといった立場や、何かと矢面に立つ働き方を求めてはいないと思う。これは、男性も同様ではないだろうか。
③家事の分担が偏っている
偏っているとは言っても、どういう仕事をしているか、子供の有無、人数、同居の家族構成、言い出すとキリがないほどのものが関係してくるので家事の分配を男女で全く同じにすることは不可能だと思う。世帯収入の割合も関係するであろうし、家庭内での問題でもありながら、地方には男性比率が高くなる職業が多いことも、その要因であると思う。
④補助、補佐的な仕事を担うことが多い
地方は特に、都会のようなオフィスワークは少なく、現場で体力を求められる仕事も多い。雇用する側も、限られた雇用枠の中で、広い範囲の業務をこなせる人材をと考えた結果、男性雇用のほうが多くなっているように思う。
ただ、自分は【補助、補佐的な仕事】という表現が間違っているように感じていて、会社全体を回す上で、お互い欠かせない仕事をしているのであれば、そこに補助も補佐もないと思う。あるとすれば待遇面の差。それは雇用形態、業務範囲で変わって来るもの。
⑤正社員雇用が少ない
これは、④にも関わるかもしれないが、企業側も限られた雇用枠、こなせる業務範囲を考慮した結果という部分もあると思う。
様々な休業制度が整備されて来たとはいっても、結婚、出産、育児となった時に女性のほうが、どうしても休まざるおえないことが多い。(特に妊娠、出産前後の体調変化) 休んだ人の代替要員の確保や、残された社員へのフォローなど課題はまだまだ多い。元々ギリギリの人員で回す現場が殆どの中では、企業側も採用段階で上記の内容は考慮しなければならないし、同時期に休業者が複数でた場合、死活問題にもなりかねない。
ジェンダーギャップ解消は、女性が地域に戻ってもらえる取り組みの一つであり、その後の人口増加を考えているもののはずなのに矛盾点や着眼点に?と思うことがあります。
文章に纏まりがなく、伝わりづらかったりするかもしれません。
自分も家庭を持ち、長年住まう地域に改めて目を向けたいと思い書かせて頂きました。
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