介護サービスを受ける時の心構え
老人ホーム、デイサービス、ショートステイ、訪問介護、福祉用具レンタル
介護保険のサービスの中には様々な種類があります。
介護保険制度の中で様々な決まりがあり、サービス提供事業所は、それを厳守して仕事をしています。
利用される本人や、キーパーソンとなる家族の皆さんに知って頂きたいのは、事業所が義務付けられていること・・・
例えば
・サービス提供前には関係者で会議を開催して方針を定めた上で、本人、家族に承諾を得てからサービス提供を行う。
・定期的に訪問し意向の確認をする。
・〇〇の書類に説明、了解を得て署名を得る。
などなど、何が言いたいかというと・・・
国、自治体が事業所に求めていることは、
本人、家族も応じなければならないということ。
こういった、日常のサービス+定期訪問や定期的な更新が求められている書類への署名などは、サービスを継続して受けるためには必ず必要なもので、最初の契約だけすればよいというわけではない。
しかも、デイサービスや泊まりのサービスなど、受けているサービスごとに対応が必要なので、サービスが始まれば、完全に家族の手が離れるわけではない。
もう一つ重要なのは、この流れを作っていくために、本人、家族の方にお願いしたいのが
【事業所からの連絡には必ず返信をしてほしい。】ということ。可能な限り早く。
緊急の対応であったり、話し合いの場の日程調整、書類への署名、様々な要件で事業所から、電話など連絡をさせて頂くとなかなか返信がなく、時間帯をかえて連絡すれど一行に繋がらいこともある。
本人が難聴であり電話に気づけない、病気の影響などで電話応対が難しい
家族も、就労されていたりで、忙しいとは思うのだけれど、とにかく連絡がつかないことには進められないことが多々ある。
事業所や、その中の担当者も複数人、複数の案件を抱えている。
そして、勤めている専門職にも勤務時間、プライベートもあるので際限なく一つのことに時間を割くことはできない。
業界的に、【連携を図る】ということがよく声にあがるが、これは事業所同士だけでなく、本人や家族も含んだものと自分は思っている。
サービス提供を受けることを継続し、利用者であり続けるためには、本人、家族が事業者に歩み寄り、求めに対して速やかに対応することも必要かなと思う。
国の制度とはいえ、制度に乗っ取って取り組むものだからこそ、一方通行の受け身では介護サービスの継続が難しいということを知って欲しいなと思い書かせて頂きました。
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