名前変わったらどうする？

両親の姓が違い、きょうだいでもバラバラなことについて、子どもたちの意見を聴くのが好きでした。おもしろいなーと思って記録するのが趣味みたいなものでした。

今から12年前、長男（高校生・父親の姓）、二男（中学生・母親の姓）、長女（小学生・母親の姓）との会話です。
＊実際はニックネームで呼んでますが、ここでは伏せます。
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母　長男くん、名字を母ちゃんのに変えることになったらどうする？

長男　それは困る。いややなぁ。

母　じゃ、二男は？父ちゃんの名前に変えるの、どう？

二男　えーー、この名前で慣れてて、友だちからも名字のニックネームで呼ばれてるのに、そんなんあかん。

母　そうか。娘ちゃんは？娘ちゃんは、父ちゃんの名前に変わったらどう？

娘　うーーん。。。そしたら娘ちゃんわぁ・・・名札変えなあかん。

たしかに、「名前が変わったら名札を変えなあかん。」わはは。可愛い^^

2009年の総選挙で民主党が圧勝し、別姓法案が前向きに進むかもという時期でした。その時すでに事実婚17年目だった私たちとしては、この法律が現実となったときにどうするのかどうもしないのか。すでにバラバラの姓で生活してきている子どもたちの姓がどうなるかという問題もあり（「親の別姓は認めるけど子どもの姓は統一すべし」という内容になる可能性もあった）、家族でたまにこんな話をしていました。

上の子たちは自分の姓にそれなりに愛着を持っているようでした。末っ子は小学校の低学年だったから、真面目に考えて「名札を変えないと」という発想でした。

とりあえず、姓が違っても別に家族がバラバラになるわけではなく、ほのぼのしていたなーという記録です。（いや、子育てそのものは修羅場の日も多かったけど、それは別姓とは無関係でした。）