Python3エンジニア認定基礎試験勉強法

はじめに

この度、python3エンジニア認定基礎試験に合格したので試験内容や勉強法などのナレッジをシェアしたいと思います。勉強時間は一日2時間×1週間程度です。pythonを初めて触る方にとっては少し難しい内容もありますが、pythonを実務で使われている方にとっては比較的優しい試験です。pythonを触り始め、曖昧な基礎知識を確実にしたい方に受験をお勧めします。

試験概要

内容

試験では、Pythonの基本的な使い方や仕組み、文法の基礎などに関する知識が問われます。問題数は40問、試験時間は60分となっています。CBT方式(コンピュータ実施)で、比較的時間に余裕がありますので、慌てずに確実に問題を解くことが鍵になります。ちなみに合格率は約77%ですので、比較的簡単な試験です。

出題範囲

python3エンジニア認定基礎試験の試験範囲は予め決まっており、対策がしやすいです。以下が出題範囲になります。

1章 食欲をそそってみようか 2.5%
2章 Pythonインタープリタの使い方 2.5%
3章 気楽な入門編 15.0%
4章 制御構造ツール 22.5%
5章 データ構造 17.5%
6章 モジュール 5.0%
7章 入出力 2.5%
8章 エラーと例外 10.0%
9章 クラス 5.0%
10章 標準ライブラリめぐり 10.0%
11章 標準ライブラリめぐり─PartII 2.5%
12章 仮想環境とパッケージ 2.5%
13章 次はなに? 00.0%
14章 対話環境での入力行編集とヒストリ置換 2.5%

この出題範囲は公式テキストを元に出題範囲が決められており、同じく公式問題集も出版されています。

試験対策

前提

pythonを実務で経験されている方にとっては比較的簡単な試験と冒頭で書きましたが、対策は必須です。というのも、実務ではPandasやNumpyといったライブラリを使用する方にとってはあまり馴染みのないマニアックな問題も出てくるからです。これは、試験自体が難しいのではなく、普段触れない部分も問題として出題されるため、ある程度の対策は必要ということです。また、非常に大切なことですが配点が高い箇所を重点的に学習することが重要です。筆者は3.4.5章をまず始めに重点的に勉強を行いました。これだけで全体の50%以上を稼ぐことができるので、何事も優先順位を決めて学習することが大切です。

勉強法①Youtubeで動画を見る

私は公式テキスト、公式問題集いずれも購入しなくても合格することができました。正直、今はyoutube等の動画でいくらでも学習ができるので、わざわざお金を出して書籍を買う必要はないです。私はこちらの動画を参考にしていました。実際の公式テキストに沿って順に解説してあるので、公式問題集より早く全体を把握することができます。しかし、こちらの動画は全体を要約して説明しているので、本当の初学者にとっては少し難しい箇所があると思います。したがって、動画を見る→わからないことがあったらわからない箇所を検索し、重点的に学習するといった使い方が良いと思います。またこの動画は無駄な説明がないため、全体の知識の抜けもれチェックにも使うことができます。このような学習を行えば、公式テキストを買う必要がないので非常におすすめです。


②問題をひたすら解く

ある程度インプットが終わったら問題をひたすら解き、アウトプットを行なって知識を定着させましょう。「公式テキストは買う必要ないことはわかったけど、公式問題集は必要じゃん!」と思われた方もいらっしゃると思いますが、ご安心ください。こちらのサイトに問題集があります。これは公式問題集とは違うのですが、私が受験した感覚だと、こちらのサイトの問題を解けるようになるだけで十分合格することは可能です。こちらのサイトは初級・中級・上級と難易度別に問題が設定されており、問題も章の順番ごとに出題されているため、①で説明した動画を見る→問題を解いてアウトプットするという順番で活用することをお勧めします。いずれにせよ、試験対策はこれで十分すぎるので、上級コースを7割以上取得できるようになったら、試験を受けてみてもいいかもしれません。

最後に

いかがだったでしょうか。今回はpython3エンジニア認定基礎試験の勉強方法と試験概要をお伝えしました。今回の試験勉強と通じることではありますが、プログラミング上達のコツはまず自分で挙動を確かめることが大切だと思います。この試験は基礎固めの力試しにちょうど良い試験だと思うので、是非皆さんも一度受けてみてはいかがでしょうか。今回もご覧いただきありがとうございます。

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