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「親子」=「最高のパートナー」

24歳にして、母となるわたし。

喜びも束の間。

ふと現実に目を向けると、
社会に出てそこそこのわたしが、
これからの一生を

〝親として生きていく〟

という事に重圧と焦りを覚えずにはいられなかった。

それもこれもホルモンバランスのせい。
という事にして、この不安を真っ当から受け止めてみる。

すると、直感が今のわたしに都合の良いワードを次々とキャッチし始めた。

「その不安は、赤ちゃんの居心地を悪くする」

「子供と一緒に成長すればいい」

「周りに相談しよう」

「ストレス発散をしよう」

「みんな一度は悩むこと」

そうか。

この悩みが我が子に良くないという事。
それは確かに、何よりも良くない。

では、考え方を変えてみよう。

と、わたしなりにやっとたどり着いた考えを今から綴っていこうと思うのだけれど、
退屈であれば、即座に退出してもらって構わない。
あくまで、わたしの考えなので、
同じく悩む女性のちょっとしたヒントになれば嬉しい。

という保身バリバリな前置きを挟ませて頂いて、

結論からいうと、
わたしの中の「親」という概念を書き換える事にしたのだ。

「親」とは、
「子」を持ったその日から大きな責任を抱え、全身全霊で守り抜き、愛情をもって立派に育て上げる、いわばプロにならなければいけない。

どこかその「親」に対する勝手な完璧論が自分自身を縛り付けている事に気が付いた。

ならば少しだけソフトに考えてみようと思う。

わたしは今から、この体の中で芽吹いた新しい命を「最高のパートナー」と格付けることにした。

そしてその最高のパートナーはもうすぐ産まれてくるのだけれど、
残念な事に、真っ白な状態で産まれてくるものだから、食べる事も、服を着ることも、歩くこともままならない。

ならば、先にある程度教えを受けて生きてきたわたしが、それらをゆっくりとパートナーに引き継いでいく。

そして、無事習得した暁には一緒に喜び合い、
杯を交わそうじゃないか。
栄養たっぷりのおっぱいでもいかがかな?

最高のパートナーはやがて、一人の人として
自我が芽生えはじめると、
今までよりも沢山の事を考え、わたしの教えをひねくり回しながら自分なりの答えをぶつけてくるだろう。

そうなれば、わたしもきっと壁にぶつかる。

そんな時、わたしも負けじとひねくり回して打開策を考える。

そうやって、
最高のパートナーとコミュニケーションをとりながら、時には想いをぶつけ合って、

わたし自身もスキルを身につけて成長していく。

そして気が付けば「親」になっているんだと思う。

飛び抜けなくていい。

無数に転がっているマニュアルに沿わなくたっていい。

「親」というエゴに振り回されなくたっていい。

「子」という「最高のパートナー」と
二人だけのやり方で、少しずつ、
「親子」をやっていけばいい。

わたしはそう思う事で、
心の余裕と、我が子の誕生が更に楽しみになった。

どうだろう。

一概にこの考えが正しいとは到底言えないが、
自分の心を安定させるには、わたしはこれが1番府に落ちた。

これを読んでいるあなたが、
もしも「親になる自信がない」と
嘆く毎日を送っているのなら、

一人で悩まず、誰かに想いの丈を聞いてもらってみてはいかがだろうか。

はたまた厚かましい事を言わせてもらえば、
私のようにゆっくりやろうと考え方を変えてみてもいい。

あなたの1番納得のいく形で、
どうか10カ月という
長いようで短いマタニティライフを
少しでも多くの時間楽しんで頂きたい。

と切に願っています。







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