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【SALZ製作日誌】2020.07.14 やはり書籍から得られる情報は多い

実はこの本の存在は書店で知っておりました。手に取ってペラペラと眺めたこともありました。とても丁寧な解説がなされており、プログラミングについての部分がかなりページを割いて書かれています。私は、プログラミングに関する部分はほとんど得ることはないため、この本は買わなくてもよいかなと、思っておりました。

しかし、前回の日記

でモヤモヤしていたので、なんとか手掛かりを探そうと、この本を買いました。

するする読める良い本でした。そして、目下モヤモヤしているポイントを解消できそうな事がいくつか載っており、今の私にぴったりの一冊となりました。

まず最初に、動作が不安定な原因が分かった気がします。

これは、どうやら電源の取り方の問題のようです。

SALZ3には、リレー、サーボ、モーターが動力系の部品として使われています。これらの電力は、本来マイコンから取ってはダメなもののようなのです。
そう思って、本を読むと、確かにあちこちで注意喚起されています。電子工作初心者の私は、この警告をずっと無視して工作を進めていたのです。

サーボ、モーターはもとより、リレーも動力系というのが、ピンと来ていませんでした。でも、リレーというのは電磁石で接点を動かす部品なので、たくさんの電流が必要であることも分かってきました。

ではどうしたら良いのでしょうか。別電源で用意する方法が分からなかったのです。乾電池からは取りたくないし。USBから給電するにしても、マイコン用と部品用の2系統でUSBを使いたくないし。。。電子工作系の本を数冊読んでいますが、私のやりたい方法がなかなか見つからなかったのです。

その答えがこの本にはありました。ラジコンカーを作る工作例があり、モバイルバッテリーから給電しています。ブレッドボードにUSBから電源を取り、それを、動力系パーツとマイコンに給電するといいようです。

USB5V ---> マイコン ---> 動力系パーツ
USB5V ---> ブレッドボード ---> マイコン
                            +-> 動力系パーツ

そして、その時使えばよいパーツまで教えてもらえました。

これで先へ進めそうです。

次に、サーボについて、ESP32Servo.hというものが存在していました。

たしかどこかで見ていたはずなんですが、よくわかっていませんでした。
Ardinoのライブラリには<servo.h>がありますが、ESP32では使えないので、低レベル関数で制御しましょう。という方針でした。
でも、<ESP32Servo.h>があるようなのです。

あれ、SALZ2ではどうしてたかな?振り返って認してみると、なんと #include <servo.h>でサーボしてました。
たまたま動いていたのか。実はESP32でも対応しているのか。
恐るべし無知の力。
SALZ3では、#include <ESP32Servo.h>を使っていきたいと思います。

さらに、ずっと気になっていて、最後には何とかしなければならなかった問題

Wifiの設定について、ESP32の機能、SmartConfig が使えるかもしれない。

これは朗報です。Wifiを使う際にずっと気になっていた、ssidとパスワードをソースコードに直接埋め込む方式を何とかできそうな気がしてきました。ソースコードに埋め込む方法の問題点は、逐一、各自の環境に合わせて、コンパイルする必要があります。ということは、盆栽愛好者がSALZ3を作りたいと思ったら、ArduinoIDEの開発環境をセットアップする所から始めなければならないのです。
また、出先でデモをしたいとき、その場所のWifi環境を設定するために、その場で、ソースをいじってコンパイルする必要があります。それはちょっと難しいと思います。
Androidのスマホから、装置のWifi設定ができるのはとても素晴らしい。

これを書きながら、疑問が生じました。

バイナリの配布はどうやってするんだろう。
ま、これは後からでもいいかな。

というわけで、一筋の光が射してきたようです。

#盆栽 #Bonsai #自動潅水装置 #電子工作 #SALZ #M5ATOM #M5Stack #Arduino #ESP32

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