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初めて武器(インサイドイン) | #48 インスピ初級大会優勝への道のり テニスブログ

今回は私自身のテニスの大きな分岐点となった出来事について書いていきたいと思います。


会社のテニスサークル

とあることがきっかけで会社にテニスサークルがあることを知ります。
資金面での会社のサポートがあるということで、実質ただでテニスができ、今まで知り合うことのなかった会社のメンバーとも交流ができるということで、参加してみました。
参加してみると、学生の頃にテニスをやっていた人から、初めてですの人など、様々レベルでした。

同じ部のU田さんとの出会い

ただ一人私と同じようにインスピのシングルス大会に出ている人がいました。
聞けばテニスを始めて1年半位で、ついこの間にインスピの中級に優勝したとのこと。
私は驚きました。
真面目に取り組んだのはここ1年位でしたがテニス歴でいえば20年位になるので、1年半で、中級まで優勝するとは、、
私はまだ初級も優勝できていないのに、、、

私はU田さんに興味を持つようになり、話をしたかったので、次のサークルの時に私から声をかけて待ち合わせて一緒に行き、その間にいろいろと話をしました。
そんなかんだで、是非今度一緒に練習をしましょう!ということになりました。

新たなテニス仲間をナンパする自分

U田さんとの練習

ある夏の日にU田さんから、テニスのお誘いがありました。
どうもコートが取れているのに、人が集まらないようで、私にお声がかかったのです。
夏の暑い昼間に4時間で、2人です。

U田さんの練習ポリシーで、サーブ4本で即試合を始めます。
これはインスピの大会と同じで、それに合わせています。
試合でよく1試合目に調子が上がらず負けてしまうことがあります。
1試合目に負けると、基本優勝がなくなってしまいます。
そういったことの対策でインスピと同じ(他のほとんどの大会も同様だと思います。)サーブ4本で試合を始めました。

U田さんの練習ポリシー

U田さんとの死闘

インスピのシングルス中級を優勝したU田さんはどんなテニスをするんだろう?と思いながら試合をしました。
U田さんは、超絶シコラーでした。
どんな球も全部拾いますし、全部の球をボレーやスマッシュされないくらいの中ロブを深く返してきます。
浅い球のチャンスボールも攻めてきません。
右に打っても左に打っても、どこに打っても全部拾って返してきます。

何も武器を持たない私は数ポイントは取れるものの、ゲームを取ることができずに、1セット目は 0 - 6 で負けました。
うーん強いなと思いました。どうしたものかと。

2セット目に入っても同じ展開です。
長い時は40回以上ラリーが続き、最後は私がミスをする形でポイントを取られます。
本当に蟻地獄のような感じで引き込まれていくような感じでした。
ほんの時折U田さんがミスしてポイントが取れるものの、1ゲームすら取れる雰囲気はありませんでした。

どんな球でも返してくるU田さんに、このままじゃポイントもゲームも取れない。
一生ラリーが終わらない。ミス待ちだとU田さんの方が完全に有利。
ポイントを取るにはチャンスボールで振っていくしか、強打するしかないんじゃないかと本能的に考えるようになりました。

目の前の壁に立ち向かう自分

初めての武器を手に入れる

何かロジカルに考えたわけではありません。
永遠に続くかも?とも思えるラリーを終わらせたいという私の本能が強打しかないだろ!とそう思わせたのです。

U田さんはほとんどの球を深い中ロブで返してくるのですが、時折浅い球が返ってくるときもあります。
私は、左に来た浅い球を、インサイドインで、左に強打するようになっていました。
ミスすることもありましたが、決まればエースでポイントを取れることもありました。

インサイドインの強打を覚えた自分
逆クロス展開からのインサイドイン

そんなかんだで、ポイントが取れるようになり、ゲームも少しずつ取れるようになりました。
それでも取れて1ゲーム、2ゲームで、結局5セットやりましたが、すべて負けました。
5セットもやったことがなかったので終わった時にはクタクタでした。

打倒U田さんという目標

試合中にインサイドインで左に強打する事を覚えたのですが、さすがのU田さんもそれに気づき、同サイドのケアをし始めます。
私は逆クロスで右にも強く打とうとしたのですが、それがこの時はできませんでした。

U田さんに勝つには逆クロスの強打も覚えないと、インサイドインは効かないなぁと感じました。

もしU田さんに1セット取ることができれば、おそらく中級でも優勝できるんだろうなぁと思い、打倒U田さんとういのを目標に掲げることにしました。

逆クロスの強打の練習

U田さんに勝つためにはと逆クロスの強打を壁打ちで練習します。
この頃から壁打ちのやり方が場面想定を取り入れ始めるようになりました。
・甘い球のインサイドインの強打
・甘い球の逆クロスの強打
をメインに壁打ちしていました。
逆クロスの強打が最初上手く打てなかったのですが、逆クロスの場合は少しボールを引き付けて打つと強く打てることがわかりました。

U田さんとの再戦

U田さんと再度練習する機会がありました。
その時も夏の暑い日に4時間だったのですが、今度は3人でした。
3人だったので1セットではなく、スーパータイブレークで回すことにしました。
逆クロスの強打のお披露目です。
逆クロスで右への強打とインサイドインの左への強打を織り交ぜて攻めました。
以前はU田さんはインサイドインだけをケアしとけばよかったのですが、今度は逆側もくることで、インサイドインの強打でのポイントが取れるようになっています。
この時にスーパータイブレークですがU田さんに一度 8 - 10 で勝つことができました。

得意パターンの確立

U田さんとの試合を通して私は1つの攻撃パターンを確立することができました。

基本は、逆クロスで相手のバックに送り込み、バックのクロス展開から、甘い球が来た時に、インサイドインで左に強打するというのが私の得意パターンになっていました。

得意パターンを確立した自分

U田さんとの出会い、そして4時間の死闘から生まれたインサイドインの強打は私のテニス人生の中で大きな分岐点となっています。

目に見える上達

得意パターンを身に着けたことで、レッスン中も強打する機会が増えてきて、強打が決まった時は気分爽快でした。
レッスンの最後では、30-30からゲーム形式でポイント練習することが多いのですが、今まで全く勝てなかった相手にも勝つことができ始め
明らかな上達を自分でも実感していました。

ここまで読んでいただきありがとうございます。
本テニスブログを定期的に更新していきますのでご愛読をよろしくお願い致します。


この当時使っていたラケットセッティングです。

↑↑↑冬場のグリップ↑↑↑  ↓↓↓夏場のグリップ↓↓↓


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