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発達親子の生活(番外編・2)

どうも。アラフィフおばちゃんです。

前回、不登校・保健室登校の理由が「いじめ」にある場合についての個人的見解を書かせていただきましたが、今回は「学校側の対応」に問題がある場合について書いていきたいと思います。

発達障害について無理解な教員は驚くほどたくさんいます。むしろ、きちんと理解して向かい合ってくれる教員や学校関係者、ひいてはスクールカウンセラーもほぼいないのが現状です。

学校側から理不尽なことを言われて、子どもが傷ついたら迷わず「声」をあげましょう。
なぜなら学校には「合理的配慮の提供」が義務化されているからです。つまり、生徒側には「合理的配慮の提供」を受ける権利があるのです。

「合理的配慮の提供」を求めるとほぼほぼの確率で「前例がないので・・・」と消極的な回答しか得られません。

どんな物事にも「最初」があるのって知ってます?

なんどこの言葉を口にしたかわかりません。それでも失敗を恐れて学校側はとことん消極的で保身に走りがちです。
スクールカウンセラーに相談しても無理なら、学部長にアポイントが取れるよう動きましょう。メールなどで、現状を伝えることも大切です。
「貴校の対応は、合理的配慮義務に違反していますよ」という事はしっかりと伝えた上で、お互いにどこまで歩み寄れるかを考えなければいけません。

「学校」という枠を出て、社会に出ると「配慮?ナニそれ美味しいの?」レベルです。こちらの要求ばかり押し付けてはいけません。
それは社会に出た時に、子どもにとってマイナスにしかならないと私は思います。

しかし「パニック発作を起こすことがあるので、座席を教室の出入り口付近にしてほしい」とか「期限をきちんと決めていない課題は出さないでほしい」「レポート提出の際は、何枚にまとめるのかを的確に指示してほしい」などについては、後に成績に関係してくるので、しっかりと改善を求めていったほうが良いと思います。

聴覚過敏がある場合は、突然大声を出さないように「出来るだけ配慮してほしい」といった感じでお願いをしました。やはり授業中にふざけている生徒がいたら、つい大声で注意してしまう教員も少なくはないからです。
どうしても、大声を出すことが多い教員に関してはその科目に関しては教室ではなく保健室で自習をするという選択もあります。
もちろん、評価点は低くなります。
しかし、無理に我慢をさせることで子どもの安心できる場所がなくなることが一番良くないということは常に念頭に置いておいてくださいね。

また、学校側と話し合いをする際は必ずボイスレコーダーを用意していきましょう。これがあるかないかだけでも、先方の出方が変わります。
このような書き方をすると、モンスターペアレントのように思われるかもしれませんが、子どもを守るためなら私は「モンスター」と呼ばれようが気にしませんでした。
私には「子どもを守る義務」があり「合理的配慮義務の提供を受ける権利」があるのですから。

「前例がないのなら、作ってしまえホトトギス!」精神であの頃は毎日張り詰めて暮らしてたなぁ。
その後一時期、息子を守れなかった時期がありましたが(離婚直後でとにかく金策に走り回っていた)、幼稚園入園から大学卒業まで試行錯誤しながら、PCで色々調べながら息子とどの辺りまでなら譲歩できるのかを話し合いながらの日々は本当に辛かったけれど、あの経験があったからこそ今でもなんでも相談し合える関係性が構築できたんだろうなと思ってます。

息子は成人して個人事業主として働いていますが、息子を傷つける人間がいたら私が盾になって命尽きてもいいと今でも思っています。
まぁ、私自身も発達障害者なので息子の生きづらさが痛いほどよく分かるので、出来るだけサポートしたい気持ちが強いのと、自分は発達障害だったのに親から愛されなかったので、その反動なんでしょうね。

なんか長文なのにまとまりのない文になってしまい、申し訳ありません。手術日が近づいてきて、私も息子も精神的にあまり安定していない状態です。

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