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#1 【横浜編】新人合同自主トレ開始!ファーム施設へ行ってみよう!①横浜DeNAベイスターズ編

2月1日からのキャンプインでついに始まる2019年シーズン。
それに先駆け、ドラフト指名を受けた2019年度新入団選手が続々と入寮し、新人選手合同自主トレーニングを開始しています。
2019年度新入団選手たちがプロ野球選手としてのキャリアをスタートさせる、まさに第一歩。今しか見られない風景がそこにはあります。
ファームを訪問して、プロ選手としてのスタートを切る選手にエールを送ってみよう!という企画です。

第1回は、横浜DeNAベイスターズです。

2018年ドラフト会議では、ドラフト1位指名 上茶谷大河投手を含む7選手(うち育成選手1名)を指名した横浜DeNA。
2017年シーズンはシーズン3位ながらもクライマックスシリーズで下克上を果たし日本シリーズに進出しましたが、その勢いから一転、不本意なシーズンとなりました。
特に目立ったのは、先発陣の不調。左腕エース今永投手、2年連続で開幕投手を勤めた石田投手、1年目から2ケタ勝利をあげ侍ジャパンにも選出された濱口投手(正式表記は『眉ハマ』)の先発左腕三本柱が、揃ってケガやコンディション不良によって離脱や二軍落ちを繰り返すという緊急事態。また、昨シーズン正遊撃手として全試合出場を果たした倉本選手や正捕手候補とされてきた戸柱選手が不調によって二軍降格、主砲筒香選手やロペス選手が怪我で登録抹消するなど、とにかく苦しいシーズンでした。
そんな中でも、ルーキー東投手が2015年山﨑投手以来の新人王を獲得、高卒2年目の京山投手がシーズン序盤に5連勝をあげる活躍など、若手にこれからの期待も見えてきました。

そして、その先輩たちに続くべく、期待の2019ルーキーたちがついにプロ野球選手としてのキャリアをスタートさせました。

今回は、ファーム施設への行き方を含め、実際にルーキーを間近で見て感じたことについて書いていきます。

ベイスターズ球場への行き方

現在、横浜DeNAのファーム施設は横須賀市長浦町にあります。
(ベイスターズ球場))
京急安針塚駅から歩いて約15分。

安針塚駅の出口から道なりに進んでいくと、正面に見えてきます。
JR横須賀線の踏切(3枚目)を越えると歩道がかなり狭くなるので注意です。
見学エリアの入り口は、4枚目の看板から左手に球場外周を回った先にあります。
正面の門が開いていることがありますが、見学エリア外で立ち入り禁止なので注意してくださいね!
海上自衛隊の訓練場がすぐ裏にあり、海が見えてなかなか景色が綺麗な場所です。

入って三塁側はこんな感じの通路です。
左側のフェンス沿いでは練習後に選手がサインに応じてくださることもありますが、警備の方の指示に従って並んで待ちましょう。

三塁側では新人選手グッズの販売を行なっています。

見学可能エリアはバックネット裏のスタンド(あまり席数は多くないです)、一塁側と三塁側のネットエリア、ブルペン脇です。

(1,2枚目は11月の秋季練習時に撮影)
三塁側のネットのあたりが選手を一番間近に見られて人気です。
一塁側も同じようにネット越しに中を見られる場所がありますが、バッティングケージが置かれていることも多くて視界は限られがちです。
写真撮る方なら、一塁側の方が人が少なくて撮りやすいかなと思います。

2019年夏からは、現在ファーム公式戦のメイン球場として使用している横須賀スタジアムの隣にファーム施設が丸ごと移転。
『DOCK OF BAYSTARS YOKOSUKA』として再スタートします。
(DOCK OF BAYSTARS YOKOSUKA)
ということで、ルーキーたちがベイスターズ球場でトレーニングをするのは今年で最後となる模様です。
いつも長浦でやっていた秋季練習も横須賀スタジアムに完全移行するのでしょうか?

2019ルーキー

本題に入りましょう。
冒頭でもご紹介しましたが、今回は2019年度新入団選手合同自主トレについてです。
(※以下内容は主観を存分に含みます)

それでは、ドラフト指名順に選手を見ていきましょう。

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【ドラフト1位】
#27 上茶谷 大河(かみちゃたに たいが)投手:投手/東洋大/右投右打

東洋大三羽烏のひとり、抜群の制球力と精度の高い変化球を操る先発ローテ候補の選手です。
ドラフト前は一本釣りも噂されていましたが、結果外れ1位でヤクルトとの競合の末に獲得。横浜DeNAは「1位で大卒投手」がしばらくの間代名詞だったので、収まるところに収まった感はありますね。上茶谷投手自身も「ベイスターズが意中だった」と指名後に公表していた通り、相思相愛の指名となりました。
3年連続で大卒左腕の指名(2014年ドラフト2位の石田投手を含めると4年連続)なので、山﨑投手(2014年)以来のドラ1右腕。平松政次さんの背番号27を背負うということで、大きな期待を感じますね。

緊張しやすい性格なのか、終始どことなく表情が硬い印象がありました。
エピソードを聞く限り明るくて真面目な性格だと取れるので、一刻も早く慣れて自分を出していってほしいなと思います。

【ドラフト2位】
#4 伊藤 裕季也(いとう ゆきや)選手:内野手/立正大/右投右打

立正大の神宮大会優勝に大きく貢献した選手です。パンチ力のある打撃とバットコントロールが持ち味。立正大ではキャプテンも務め、キャプテンシーにも期待が持てそうです。決勝戦の逆転2ランは映像で見てましたが、鳥肌ものでしたね!
立正大ではセカンド起用でしたが、現在の正三塁手、宮﨑選手の後継者として期待の指名でしょう。
ドラフト時から端正なマスクと勝負強さで女性人気がすごい伊藤裕選手。前任の背番号4が荒波選手だったこともあり、「背番号4は顔枠?」とのコメントもありましたね。

練習中も淡々とメニューをこなし、あくまで自分のペースを貫くイメージを受けました。勝負強さの要因はこの持ち前の雰囲気もあるのかな、と思います。
それにしても伊藤裕選手の周りにはたくさんのギャラリーが…笑
めちゃくちゃフォトジェニックな選手です。

同学年の上茶谷投手と伊藤裕選手はずっと一緒に行動していました笑

【ドラフト3位】
#16 大貫 晋一(おおぬき しんいち)投手:投手/新日鉄住金鹿島/右投右打

2019年度新入団選手では最年長で、唯一の社会人出身選手。球質の良いストレートと多彩な変化球を操る、即戦力投手です。都市対抗野球での映像を見ましたが、ストレートの質がとにかく素晴らしい!楽天・岸投手のストレートを彷彿とさせます。
最速148kmと球速は出ないタイプですが、空振りが取れるノビとキレには期待大です。

練習中も最年長らしい振る舞いが印象的でした。
それにしても、細い!遠目から見ると陸上長距離選手のような雰囲気。
社会人出身選手としてはかなり細身なのが少し気になるので、ウエイトをしつつ怪我をしない体づくりにも取り組んでほしいなと思います。
すごく自分の世界観を持っていそうな雰囲気があるので、マウンド上でも「大貫ワールド」を作ってほしいですね!

【ドラフト4位】
#28 勝又 温史(かつまた あつし)投手:投手/日大鶴ヶ丘高/右投左打

日大鶴ヶ丘高出身の二刀流右腕。夏の西東京大会決勝戦はかなり話題になりましたね!日大三高に破れ、惜しくも甲子園出場はなりませんでした。しかし投打に注目を集め、地方大会前からドラフト有力候補として名を馳せている高卒注目の選手です。150kmのストレートとスライダー・フォークを駆使し、三振が取れるタイプの投手です。
投打に高いポテンシャルを秘め、キャラクターも素晴らしい選手。人気出そうですね。

練習中は誰よりも楽しそうでした。
投手の練習がなく、メニューはノックとフリーのティーバッティングのみでしたが、合間にもバットを振る姿が見られました。やっぱりバッティング好きなんでしょうね。
セ・リーグのチームなので、投手がバッターボックスに立つ機会も多いですし、投打両面で期待が持てそうです。

【ドラフト5位】
#32 益子 京右(ましこ きょうすけ)選手:捕手/青藍泰斗高/右投右打

セカンド送球が1.77秒という強肩の持ち主です。通常1.9秒台前半で速いと言われるようなので、かなりの強肩ですね。ちなみに、益子選手も目標にあげている福岡ソフトバンク・甲斐選手はセカンド送球1.71秒。まだまだ若いですし、成長するのではないでしょうか。甲斐キャノンに負けない肩で、盗塁を刺しまくってほしいですね。
ドラフト時のお母様とのエピソードも印象的な選手です。

練習中は勝又投手と共によく声が出ていました。2019ドラフト組は、益子選手と勝又投手の元気が印象的です。
右肘に違和感があるようでノースローでの調整を行なっていたのが少し気になりましたが、高卒の捕手ですし、ファームでじっくり育ってほしいですね。

【ドラフト6位】
#60 知野 直人(ちの なおと)選手:内野手/新潟アルビレックスBC/右投右打

走攻守揃った右打の内野手です。正確な打撃と盗塁を狙える脚力が持ち味。高卒1年目の昨シーズンからドラフト候補の1人に挙げられていましたが、今回ついにNPB入りを果たしました。以前野球YouTuberのトクサンTVで新潟アルビレックスBC密着をしていた際の映像があるので、気になる方はぜひ。
(トクサンTVの映像はこちら)
かなり紆余曲折した経験の持ち主です。人と違う経験は強い力になると思うので、NPBでも存分に発揮してくれると期待しています。
個人的にペンネームと苗字が同じなので、応援したくなりますね笑

大貫投手とよく一緒にいるイメージでした。
大人しくて真面目な性格なのでしょうか?年齢の近い高卒組よりも先輩と一緒にいるほうがリラックスしているようにも見られました。
BCリーグで実戦経験を積んでのNPB入りですが、3年目の選手と同学年ですし、ゆっくり育ってもらいたいです!

【育成ドラフト1位】#100 宮城 滝太(みやぎ だいた)投手:投手/滋賀学園高/右投右打

2017年春のセンバツ大会で、11番をつけて好投した投手です。2017年春のセンバツといえば、1日に2試合が再試合になったことで話題でした。その1つ、滋賀学園高校出身の選手です。
体はまだまだ細いですが、しっかりと体づくりをしてほしいですね。

沖縄出身の選手ですし、なんとなくのんびりした感じなのかな?という印象はありました。
高卒の同級生3人で切磋琢磨して成長していってほしいです!


まとめ

今回は新人選手合同自主トレを見学してきました。
ベイスターズ球場はかなり至近距離で選手が見学できるので、いつもとは違った見学体験ができます。
特に無料でグラウンドレベルの練習見学が出来る場所は本当になかなかないので、かなり貴重です。
今までファーム施設に行ったことがないという方も、ぜひこの機会に訪問してみてはいかがでしょうか?

現在は自主トレ期間中ということもあり、現役選手が練習場を訪れることも…!私が訪問した1/8は井納投手、斎藤投手、平田投手、砂田投手等が自主トレに訪れていました。

また、ファーム球場は比較的サインをいただきやすいスポットですが、サインをいただける時はルールをしっかり守りましょう。
選手もファンも不快にならず、お互い気持ちよく楽しむことが出来るのが一番ですよね!

ということで、今回はベイスターズ球場と新人合同自主トレについての記事でした。

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横浜DeNAベイスターズ 新人合同自主トレ

場所:横浜DeNAベイスターズ総合練習場
(神奈川県横須賀市長浦1-1555-1)
日程:2019年1月8日(火)~1月30日(火) 各日9:30開始予定
※1月11日(金)/15日(火)/19日(土)/24日(木)は練習がお休みです。
詳細(横浜DeNAベイスターズ公式HP)
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※アザーカットをTwitterInstagramで公開しています。

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