【ベガルタ】在仙プロスポーツのいびつな関係【東北楽天】
みなさま、ご無沙汰しております。
個人的に色々と多忙な日々が続いてすっかりおざなりになってしまってました。。。(という言い訳)
これからはあまり継続的なネタは抑え目にして、単発ネタで不定期に上げていければと思います。
ということで、今回はみんなが触れそうで触れてないスポーツ問題第34位にランクインされている(当社調べ)ベガルタ仙台と東北楽天の関係性について掘り下げていきたいと思います。
いびつな関係が出来上がるまで(2004球界再編問題)
まずここの経緯を押さえておかないといけません。
野球ファンでなくてもご存じな方は多いでしょう、「球界再編問題」
☟詳細はこちらから
Wikiなげーよ、っていう方に簡単に説明すると
オリックスが近鉄を吸収合併
↓
球団オーナー陣が10球団1リーグ制に持っていこうとする
↓
選手会、ファンが反発
↓
某オーナー「たかが選手が」
↓
プロ野球史上初のストライキ
↓
12球団2リーグ維持へ
↓
ライブドア参入表明
↓
対抗馬に楽天が担ぎ出される
↓
楽天の新規参入が承認
という流れです。
で、この時ライブドアが真っ先に仙台を本拠地とする、と表明したのに対し楽天は本拠地を当初はヴィッセルに合わせて神戸で検討していたがオリックスは合併後神戸と大阪のW本拠地にする構想(二軍本拠地は引き続き神戸)があったので別の本拠地候補を探さざると得なくなり、最終ライブドアに被せる形で仙台を本拠地として申請する流れとなったわけです。
つまり、ちょっと横暴な言い方をすると楽天は仙台に来たくて来たわけでないということです。
さらにヴィッセル神戸というJリーグクラブがある関係でベガルタ仙台との直接的な関係性を一切持たない、といういびつな状況となってしまったわけです。
(その後のライブドアの顛末をみれば結局楽天でよかったのでは、という話もありますが本題から逸れるので省略します)
いびつな関係の実例
実際、この両球団の関係性がどれだけのものなのか。
簡潔に言うと「スポンサーを介さないとコラボができない」そんな関係です。
なんか弁護士を介さないとやり取りが出来ない離婚調停中の夫婦みたいですねw
そんな状況下で積極的にコラボにチャレンジして下さったのが「日本エコライフ」様。
こんなコラボ商品の販売もそうですし
実際ベガッ太さんを東北楽天の始球式に招待してくれました。
ちなみにですが、ベガッ太さん以外のベガルタ仙台の選手や関係者が東北楽天の始球式に登板したり試合前後のアトラクションに出たことは一切ありません。
ヴィッセルの選手やお隣のサッカーチームは呼ぶのにね。
幻となった「仙台プロスポーツネット」
もちろん在仙のプロスポーツを応援している人たちはいろいろコラボして盛り上げたいという思いをお持ちの方もいらっしゃるわけで、
という取り組みを行っているわけです。
で、「仙台プロスポーツネット」とはどんな組織か、さっそくHPを覗いてみると、、、
https://www.city.sendai.jp/sports-jigyo/kurashi/manabu/sports/net/index.html
存在しない団体になってましたorz
過去には試合をはしごしたら割引しますよ、とかやってたみたいですけどね。
あと色々調べてみたらこんなことしてました。
これ2020年の企画らしいのでこのころはまだこのプロスポーツネットとかいう団体は存在していたようです。
(なお動画探したのですが見つかりませんでした)
楽天コネクションを使った「実質ベガルタ包囲網」
そんな在仙プロスポーツの関係性ですが、個人的な感想として楽天野球団がベガルタ包囲網を敷いているようにも見えるのです。
その理由の一つが在仙バスケチーム「仙台89ers」との関係性。
ヴィッセル神戸や楽天野球団の経営に携わった森井誠之氏が2022年から会長に就任、現在は楽天野球団の社長を務めながら89ersの社外取締役も務めています。
そら「楽天イーグルスコラボデー」はあっても「ベガルタ仙台コラボデー」はしないわな。。。
前項でも触れたお隣さんのサッカーチームも社長は楽天野球団出身者なのでああいうコラボも前向きに出来るのでしょう。
選手マターでの関係性
球団単位ではこんな残念な関係性ですが、選手単位での交流は結構あるのはファンならご存じだと思います。
特に蜂須賀選手(ベガルタ)、銀次アンバサダー(東北楽天)、片岡選手(89ers)の3人は公私ともに仲が良いことで有名です。
蜂須賀がベガルタを去る際にはゼビオアリーナで片岡選手から花束を貰ったなんてこともありました。
さらにこんな企画もw(動画は既に削除されているようです)
また、東北楽天の嶋選手がヤクルトに移籍する際もユアスタでお別れセレモニーをしてました。
ベガルタの選手が東北楽天や89ersの応援に足を運ぶ、なんてこともよくあるそうで最近も中島元彦選手が完全移籍への準備のため足しげく宮城野原に足を運んでいたそうです。
もっとも楽天に目をつけられてオフにヴィッセルに強奪なんてされようものならセレッソ様に何て頭を下げていいかわかりませんが。。。
さいごに
ということで在仙プロスポーツのいびつな関係性について書いてみました。
仙台にはほかにもマイナビとか仙女とかのプロスポーツもあるんですが今回はちょっと出すとこがなかったので省略しましたゴメンナサイ。
仙台、宮城は様々なプロアマ問わず全国で活躍するスポーツチームが多い土地柄です。(ソニー仙台FCの廃部は残念ですが。)
その中の頂点にいると言える3球団が足並みを揃えて地元のスポーツ全般を盛り上げてくれる環境が構築出来ればいいんですが、今の経営状況が変わらない限り現状を打破できるような策はないでしょうねえ。
仙台プロスポーツネット、いずこへ。。。
最後までご覧いただき有難う御座いました。
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