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クラウドワークスの思い出 その2 署名記事の重要性と孤独感

最近でもありませんが、ランサーズやクラウドワークスで「PROナントカ」とか言って、今までこなした仕事や評価によって「レベル分け」されていますけど、この評価基準は「あまり重要視しないほうが良い」です。

何故ならランサーズやクラウドワークスで成功する事が「最終目標ではない」からです。このランク分けは明らかにランサーズやクラウドワークスの仕事を沢山こなし「その枠の中でライターに働いて貰うための評価基準」でしかありません。

WEBライター1個人としての成功とは、高単価の仕事を直接契約で安定的に取れる事です。この部分を見誤ると、やたらに安手間仕事ばかりを引き受ける事になります。

ランサーズやクラウドワークスは手数料という名の「ピンハネ」で儲かりますが、ライター個人としては悲惨です。評価を下げない為に、1つずつ違うクライアントの案件を何百件とこなしているライターさんを見ると、本当に可愛そうになります。

むしろ案件を闇雲にこなすぐらいなら単価は安くても、良い記事をたくさん載せて、アクセスを集めているメディアを徹底的に調べ、そこで「長い期間」書くべきです。そして書く時は「署名記事案件を選んだほうが絶対に得」です。

何故なら無名の新人の場合は、駄記事をいくら書いても評価が下がりませんが、逆に「熱心に書いた署名記事」が首尾よくアクセスを集めれば、それがそのまま自分の実績になるからです。

そしてお付き合い出来たクライアントから、別の関連メディアの執筆を依頼されたり、人気記事が別の編集者の目に止まって直接声が掛かり、自然と仕事の幅が広がっていくのです。

逆に全然違うクラアントを短い期間で渡り歩くのは、他メディアから実績として軽視されやすいのでオススメしません。

あと、人気記事を書くのコツはただ1つ、アクセスを集めている類似記事を徹底的に読み込む事です。そしてとにかく書く。書いて書いて書き続ける事が大事なのですが、これ実は簡単な様で、中々難しいです。

特に最近は安手間仕事ばかりで、実績の無い新人ライターはゴミの様に扱われると聞きます。実績が上がらない場合も同様で、つまり最初は切られても「なにクソ!」と思って次の案件を探す「対人関係にタフな心」が無いと、中々続かないのです。

そしてライター業はとても孤独です。ライター仲間などと言っても、まず知り合う場が無いですし、ランサーズやクラウドワークスなどの案件紹介サイトでは「ライター同士が横に繋がること」を極端に嫌います。

かといってSNSやチャットなどでは本質的な意味の意見交換などは出来難い。仮に運良くライターと知り合えたとしても基本的にお互いがライバルですから、アドバイスしたりされたりの関係ではなく、腹の探り合い程度でしょう。

つまり「誰も助けてはくれない」のです。

この頃の私といえば、売れっ子ライターに足りていて「自分に足りない部分」とは何か? そもそも良い文章とは何か? 自分独自の文章スタイルとは? こんな事ばっかりを考える日々でした。

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