授業づくりの方向性
最近、「コミュニケーションする算数授業づくり」(中村光晴)と確かな学力をつける算数授業の創造」(細水保宏)を読んだ。
「これからの授業づくりに役立つことをないかな」と読む目的を決めた。
何をするにしても「何のためにするのか」は自分の中で考えておきたい。
「授業づくりに役立つこと」にアンテナが張られ、読んでいる途中でアンテナに引っ掛かるからだ。
いつもなら読み飛ばしていたようなことが引っ掛かったので、まとめたいと思う。
前回の記事でも書いたが、指導技法にばかり目がいってしまっていた。
授業の根幹の部分がはっきりしていなかったのである。
以下、授業の組み立て方を中心にまとめていきたいと思う。
1 授業のねらいを押さえる
・あれもこれもよくばらない、シンプルにする。
・授業者が本時のねらいを一言で言うことができる。
・単元のねらいと本時のねらいを押さえたうえで授業に臨む。
2 「何を」「どのように」追求させるのかを明確にする
・子どもになにをさせるのか。
・子どもに何を話し合わせるのか。
3 子どもの姿を引き出すための手立てを考える
・ねらいに迫る子どもの動きや呟きを引き出すために教師は何をするのか。
・仕掛けや仕込みという言葉で表現される。
かけ算の授業を基に振り返ります。
1 授業のねらい
乗り物に乗っている人数を調べていくことを通して、「1つ分の数」と「いくつ分」をとらえられるようになる。
2 「何を」「どのように」追求させるのかを明確にする
・乗り物に乗っている人数を調べる
-言葉
-おはじき
-式
・乗り物に乗っている乗り方の違いを考える。
・同じまとまりの作り方を考える
3 子どもの姿を引き出すための手立てを考える
・バラバラに並んでいる写真ときれいに並んでいる写真を提示し、同じ数のまとまりに目を向けさせる。
・おはじき、式、言葉で関係を押さえていく。
・教科書のセリフのを提示し、続きを考えさせる。
こうやってみてみると、
明らかに2と3が多いことが分かります。
いかに授業を盛りだくさんにしていたかが分かりますね・・・
これからはもっとシンプルに授業を組み立てていきます!!
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