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WBC準々決勝を見に行ってきました

みなさんこんにちは。
今回は非常に盛り上がりを見せた第5回WBCの準々決勝、キューバ代表vsオーストラリア代表の試合を見に行ってきたので感想などを簡単にまとめてみました。

なぜこの試合にしたかというとシンプルに日本が絡むチケットが取れなかったからです(笑)。あとはキューバ代表に何人か贔屓チームであるドラゴンズと関わりのある選手がいたからですね。

まず会場に着いて驚いたのは人の多さです。グッズ売り場には長蛇の列が出来ておりゲートも他のゲートから入れるよう対応を取るほど、入口付近の記念モニュメントも次々と人が入れ替わりで写真を撮っていました。

会場の雰囲気は様々な国の人がいたこともあり、やはりどこかお祭りに似たようなものを感じました。

スタジアムグルメの列も都市対抗野球やペナントレースの比ではありません。どこのお店、トイレを見ても行列が形成されていました。

時間ギリギリで家を出たため着いてすぐに試合が始まったのですが、普段見るプロ野球とは何もかも違いました。143試合を戦うペナントレースと1試合1試合が負けられない国際大会なので当然と言えば当然ですが、応援の仕方、一球一球の緊張感、客入りもそうです。

まず応援について、当然日本チームのような鳴り物応援はなく、基本的に歓声と手拍子のみとなりますが、それでも迫力がありました。
キューバベンチは手拍子で自軍の選手を盛り上げていました。その様子がこちら。

また、勝ち越しやリードを奪った時にはお祭り騒ぎになっていました。

特にチャンスでNPB所属経験のある選手に回った時の手拍子はすごかったです。
結果的に9回表のオーストラリアの攻撃で最後の打者は元オリックスのDarryl George選手となったのですが、その際は「Let's go George!!」の掛け声が球場全体から地鳴りのように聞こえてきて、まるで球場全体がGeorge選手を応援しているかのようでした。

試合途中に観客の数は35061人と発表がありましたが、これには驚きしかありませんでした。
平日の夜、日本に全く関係のない試合でもこの数字を出せるのかという驚きです。もちろん両チームにNPBに関わったことの選手がいたことも多少は関係しているでしょうが、野球というスポーツのコンテンツ力の高さを改めて実感しました。
客層を見ても、NPB所属チームのユニフォームだけでなくMLB所属チームのユニフォームを着ている人、中にはナショナルチームのユニフォームや国旗を掲げている人もいました。
周りの会話を少し聞いてみても、野球を知っている人が知らない人に解説していたり、「単純な野球好きだけがこの大会を見に来ているのではない」ことを実感しました。

試合を軽く振り返ると、一点を争う好ゲームといった内容で、特にNPBに所縁のある選手の活躍が多く見られました。

ソフトバンク所属のモイネロ投手が1点リードの8回表にセットアッパーとしてマウンドに上がったのですが、二者連続四球を出す場面がありました。
モイネロ投手といえば長身から投げ下ろす角度のある直球と多彩な変化球でソフトバンクの絶対的なリリーバーとして君臨するNPB最高峰の中継ぎ投手です。
シーズンだけでなくCS、日本シリーズで何度も苦しい場面で投げている選手でもこうなることがあるんだと、国際大会のプレッシャー、一球一球の緊張感をその身に感じることが出来ました。

キューバ代表が4-3で勝利を収め準決勝進出、アメリカ行きを決めた瞬間はベンチから選手が飛び出し、まるで優勝したかのように喜びを分かち合っていました

実際にWBCの試合を生で見たのはこの1試合のみですが、1試合しか見なかったことを後悔するくらいには貴重な体験になりました。
次回は日本の試合にも足を運んでみようと考えています。

WBCという大会がまだまだ発展途上のように感じますが、今大会は過去のものとはまた違った大きく大会として成長を見せたように感じました。これからこの大会が大きく成長して野球界の発展に更に貢献していくことを願って締めさせていただきます。
読んでいただきありがとうございました。

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