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日本語と英語の違い

皆さんは英語と日本語の違いについてご存じでしょうか?英語は世界共通語であり、ヨーロッパの言語は大体に通っていて兄弟や親戚と言われる言語があったりします。対する日本語は孤立語と呼ばれており、ルーツが不明な言語と言われています。似ている言語はしいて言えば韓国語と中国語でしょうか?でもとっくの昔に韓国は漢字を廃止しましたし、中国も同じ漢字を使っているとは言え日本語とはだいぶ異なっています。日本の漢字は音読みは中国での発音ですが(明確には違うと思います)、訓読みは日本独自の読み方です。文法も中国語は英語と似通っていて、韓国語は日本語とほぼ同じです(中国語と英語はSVOの順、日本語と韓国語はSOV)。ちなみに余談ですがSOVという読み順の言語はSVOの順のものより少ないらしいです。

少し話が脱線してしまいましたが、とりあえず日本語と英語の違いについて英語を数年勉強しただけの素人が比較してみようかなと思います。もし違っていても素人なので怒らないでね。

まずは一つ目、それは語順です。
先ほども述べた通り文法が日本語と英語では根本的に異なっています。
語順はその最たるものです。英語はSVOですが日本語はSOVで、主語の後は直後に目的語か動詞がくるかという違いですね。
例) I(S) like(V) an apple(O).
  私は(S)リンゴが(O)好きです(V)。
この違いによってクイズ番組では日本語を母国語にしている日本人は多少不利と聞いたことがあります。

二つ目は、母音と子音の数です。
英語は母音が15、子音が24。
日本語は母音が5、子音が13。

日本語の図としてはこんな感じです。(子音が14な気もするが…)

引用:http://www.american-oniyome.com/CCP053.html   

英語の図はこんな感じ。

引用:https://kenro-eng.site/2019/10/27/961/   

全然音の数が違うではないですか。
日本は「ん」の音以外は母音と子音の組み合わせで発音しています。
子音だけで発音することは出来ないんですね。
でも、英語は子音単体でも機能するんですね。
例) Stopの“S”と“P“はまさに子音単体で音が出ています。

また日本語は一つ一つの音をはっきり発音しますが、英語は母音ですら曖昧なものが多いです。また日本語でいう「あ」ですら何個もあります。

例) 「æ」「ɑː」「ʌ」「ə」「əːr」「/ər/
引用:https://eigonotomo.com/4skills/hatsuon

日本人が英語を簡単には喋ることができないのは、音が全然日本語と違うことも一つの要因です。日本語の発音で無理やり喋ろうものならいわゆるジャパニーズイングリッシュになってしまいます。この曖昧で数多い音を上手く使えるかということがネイティブっぽく話せる秘訣だと思います。逆に英語ネイティブが日本語を話すこと自体はそんなに難しくはないと言われています。音自体は少ないから多少違和感があっても通じるんですねー。

三つ目は使っている文字の種類と数です。
英語は「アルファベット」を使っていますが、日本語は「ひらがな」「カタカナ」「漢字」(ついでにアルファベット)を使っています。
音については英語のが圧倒的に多かったですが、文字の種類については日本語が圧倒的ですね。

アルファベットは26文字、ひらがなとカタカナは46文字ずつ、漢字に至っては数えることができない程無数にあります。
数も凄いですが、これらを日本人は場面に応じて適切に使い分けているわけです。外国人から見たら頭おかしいと思っても仕方がないレベルです。

文字には、表音文字と表意文字というものがあります。
前者はその名の通り発音をそのまま表している文字のことで、現在世界で使用されている文字の大多数をこの表音文字が占めています。
後者は一つひとつが一定の意味を持っている文字のことです。
引用:https://www.2yak.jp/column/198/  

表音文字の例としてはアルファベットで、表意文字例としては漢字です。
また、ひらがなとカタカナも表音文字であり、日本語は表音文字と表意文字を同時に使っている言語というわけです。

例えを考えてみました。
「人」という表意文字がありますが、この漢字には表音文字であるアルファベットを組み合わせて作った「person」という意味自体が含まれています。
表音文字は組み合わせてやっと意味を持った語になるのに対して、表意文字は最初から一文字で意味を表してしまうのですね。

四つ目に日本語は一つの文字に複数の異なる読み方があります。
有名な例としては次のようなものです。

「日」という漢字の読みは、たくさんある。
日(にち)曜日、日(ひ)付け、今日(う?)、本日(じつ)、日(にorにっ)本、明日(た)など。

これは外国人にとって頭を悩ませる要因にもなっており、これらに加えて当て字もありますからもはや日本語が母語でないと完全理解は困難でしょう。日本人でも難しいですから。


というわけで日本語と英語の違いについて素人が頑張って述べてきたわけですが、他にももっと違いがあります。これらを比較してみるのも面白いんじゃないでしょうか?理解を深めることは英語を喋れるようになる方法の一つでもあるので、ぜひ勉強の合間にでも調べてみてください。