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【補講】テーマ「悪文」:短い語で十分なら

あく‐ぶん【悪文】
へたでわかりにくい文章。
文脈が混乱して、まとまりのない文章。
【出典:小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例】

【参考図書】
「日本語の作文技術」(朝日文庫)本多勝一(著)

【参考記事】

作家であるオーウェルは、

「よくある修辞や隠喩は使うな。

短い語で十分なら長い語は使うな。

一語でも削れるなら削れ。

外来語や専門語はできるだけ使うな。」

と言っていたけど、難しく専門的な言葉を使って伝えても、相手が分からなければ意味はないよね^^;

文章の基本は、一文一意を心がけることであり、更に、以下の様に配慮することで、読み手への思いやりが欠落しない様に注意してみる。

①複数の修飾語を用いず、的確な語句を選びに選んで修飾する簡潔さを心がける。

②難解すぎる語句の使用を避けて、誰が読んでもわかる平易さを心がける。(必要に応じて注釈を追記して、本文中の語句の意味を補足的に説明する。)

③誰が読んでも誤読しないような助詞や副詞の使い方を心得た明瞭さを心がける。

そう心がけていても、読みにくい悪文の典型である複文を書いてしまう不甲斐ない自分(^^;

例えば、一文に、いくつもの主語・述語がある文です。

複数ある主語と述語の関係を考えながら読まないといけないために、読み手からすると、とても面倒くさい文章であると思います^^;

また、悪い見本である句読点の使い方をして、わざわざ意味の取りにくい、冗長な文章を書いてしまっているので、この点も改善したいと考えています。

伝える文章を書くプロである新聞記者には、一文の長さは、40~60文字というルールがあるそうです。

文章を短くすると読みやすくなるばかりでなく、リズム感が出るため読者に伝わりやすくなります。

また、一文を短くと意識することで、余計な言葉を削ることにもつながります。

とはいえ、文章を書く目的や内容、読者の好みによって適切な一文の長さは異なるので、絶対に60文字以内とこだわる必要はないと考えています。

記事を書くのに、軽量なテキストエディタ:Mery(※)を使用していて、一行の文字数を90文字に設定しており、三行以上にわたる文は長すぎるという感覚を養いつつ記事を書いてきた、裏話があったりするのですが、直ぐに、三行になってしまい、直すの面倒になって、この文章も既に三行以上だし(^^;

※印:
テキスト編集ができる、シンプルながらも高機能。
プラグインやマクロで機能を拡張することができるため、用途に合わせてアプリをカスタマイズすることができる。
また、アプリをインストーラーでインストールせずに、アプリを実行させることができるため、ポータブル環境でも使えるのも良い点。

がんばろう、一行90文字以内&二行分の文章を作成することを(^^ゞ

【参考記事】

可読性−読みやすさの科学
http://www.amudesu.co.jp/legibility/legibility.pdf

そして、どうすれば相手が理解しやすいかを考えて、わかりやすい伝え方をしたら良いのか、伝え方に関する以下の本とかが参考になると思います。

【参考図書】
「文法と語形成」(日本語研究叢書 (第2期第4巻)) 影山太郎(著)

「「良い質問」をする技術」粟津恭一郎(著)

「「言葉にできる」は武器になる。」梅田悟司(著)

「1分で話せ 世界のトップが絶賛した大事なことだけシンプルに伝える技術」伊藤羊一(著)

「ロジカル・プレゼンテーション―自分の考えを効果的に伝える戦略コンサルタントの「提案の技術」」高田貴久(著)

「一番伝わる説明の順番」田中耕比古(著)

「伝え方が9割」佐々木圭一(著)

「神トーーク―「伝え方しだい」で人生は思い通り」星渉(著)

要は、自分中心の発想ではなく、相手の立場と目線に立った伝え方に変えていけるかどうかが大切です。

短い文章でサクッと伝えきる!

使い方次第では、自分を鍛えることができるように感じたので、以前の記事で紹介したけど、ほぼ毎日、タイプの違う写真を見て、できるだけ短時間の内に短文を書くことを日課にしています。

みなさんも、一緒に、写真でも良いし、車窓から見えた景色でも良いから、短文書いてみない?(^^)

【参考記事②】

詩人のエウリピデスも、「長い話を切り詰めて、短い言葉で適切に語れるのは賢い人である。」と言っていたしね^^;

専門的な言葉で長々と話をしたとしても、それが相手に伝わらなければ、それは話している人の自己満足に過ぎないので、何を話したかではなく、どれだけのことが相手に伝わったのかを重視してみる。

相手の目線に合わせて話をしながら、長い話を切り詰めて、短い言葉で適切に語れる人になっていきたいね(^^)

そこを乗り越えればどれだけ成長できるのか、どれだけ自信がつくのか、プラスになることに目を向けていく。

そのためにも、目の前の恐怖や不安から目を背けないでチャレンジしていきたいですね。

経験すれば必ず大きく成長できるのだから。

それと、文章に関しては、先人の以下の発言が参考になります。

「完璧な文章などといったものは存在しない。完璧な絶望が存在しないようにね。」村上春樹(作家)

「文章を書くことは、「考えること」です。文章を書くことによって、何が必要で、どうすればよいのか、」アイデアが生まれてきます。佐藤富雄(作家)

「いい文章はほとんどすべて、へたな下書きからはじまると言っても過言ではないくらいです。」アン・ラモット(作家)

どこかに遊びとゆとりの部分がなければ、息苦しく余裕がなくなってしまいます^^;

考えていることを、適切な文字にして表現することは簡単ではありません^^;

そのために、完璧を求めすぎて、自分自身を追い込み過ぎないように注意して、頭の中で考えていることを、紙に書きだすことで、整理してみる。

完璧はないという前提で、

①どこまで伸ばせるか

②耐えられるかを考えていくこと

③書くことを習慣化すること

で、考え方を客観的にみる訓練をしていければ、最初は上手くいかないかもしれないけれど、やる意思さえあれば、どんなことでも今から始めることはできると考えています。

もっと早くからやっておけば良かったと、後悔することもたくさんあったので、最高のタイミングは明日からではなく、今日からだね。

始めることができれば、改善を繰り返すことで、必ず上達していくから、考えているだけで終わらないように、思い切って書いてみないとね(^^)


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