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【メモ(memo)】自分の尺度を忘れずに

何に対しても、自分なりの判断基準を持つことは、とても大切だと、私は信じていますが、あなたはいかがですか?

世の中には、いろいろと情報があふれ、メディアもやかましいほどに、意見を述べています。

どれが良いとか悪いとか、正しいとか間違ってるとか、わからなくなることさえあります。

また、今までは通説・常識だったことが、研究の結果や時代の流れで、変わることも、そして信じていることが、覆されることもあるでしょう。

人の価値観や世界観もさまざま。

同じ事柄でも受け取り手、それを表現する人によって、まったく違うことにだってなります。

こうして、世の中にあるものを、そのまま真に受けて、自分のものとするのは、振り回されて危険ともいえるでしょう。

これを応用すると、例えば、人生で、何を基準に自分が幸せ、成功している、うまくいっている、なんていうのも、そうですね。

自分の尺度で図ることが、常にできれば、マイペースを保てるし、他人と比較しないですみます。

比較しないですむことが、どれほど大きな意味を持つかというと、これは計り知れないことではないでしょうか。

多くの人の不幸せや不安は、自分を人と比べるからだと、私は感じていますが、どう思いますか?

判断基準を持つためには、その基準について、普段から考えるクセ、意識するクセつくりがあるとよいですね。

また、その基準が誰かの受け売りではなく、(もちろん誰かの影響は受けますが)自分らしさを反映していて、自分にとって、それがなぜ重要なのか、ちゃんと理解できていると、なお良い。

誰かが「これがいい」と言ったからと言って、それが自分にとって本当にいいかどうか、判断できるのは自分自身でしかありません。

そして、何が自分にとってよいことなのか、いつでも自分で判断していいのです。

ここが大事。

もう大人ですから、誰かに判断してもらったり、許可してもらったりしなくてもいいのです。

もちろん、自分だけで判断できないときもあるでしょう。

仕事等であれば、確かに、一人で、全て、決めるわけにはいきません。

でも、少なくとも、自分の幸せについての定義なら、自分の声に耳を傾けられます。

私にとって、何があれば自分が幸せと感じられるのか、周りの雑音にばかり集中していると、やがて、自分本来の声が聞こえなくなってしまいますから、ご注意を。

自分の尺度や軸を忘れずにいてください。

【今日の短歌】
「つつましき花火打たれて照らさるる水のおもてにみづあふれたり」小池光

「海を知らぬ少女の前に麦藁帽のわれは手をひろげていたり」寺山修司

「他界より眺めてあらばしづかなる的となるべきゆうぐれの水」葛原妙子

「変はり得ぬわれを率ゐて十月と九月をつなぐ真夜を渡りつ」横山未来子

「問十二、夜空の青を微分せよ。街の明りは無視してもよい」川北天華

【参考記事】


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