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悩むのもひとつのプロセス

人は誰でも悩む時期があって、大なり小なり、何かのサイクルでやってくるようです。

一山超えると、しばらくはすっきり楽しいけれど、少し経てば(この少しがどれだけかは人によりますが)また何か新しいチャレンジがやってきます。

チャレンジは楽しいものでもあり、歓迎できるものでもありますが、ときに悩んでいることに疲れてしまい、無駄にパワーを消耗することもあるでしょう。

あなたの今一番悩んでいることは、どんなことですか?

悩んで動けなくなっていることは?

そのことで、落ち込んだりすることは?

周りから見れば、大したことじゃない、特別悩むようなことでなくても、人によっては大問題なこともあって、複雑です。

過去の経験上、私自身を通してさまざま悩みやチャレンジや問題を見ていますから人が(または自分自身が)なんだか無駄に悩んでいるなあと感じることはときにあるものです。

ただ、無駄のように見えるけれど無駄じゃないというか、物事には意味があり、理由があり、目的があります。

だから、それも必要なプロセスとして捉えることでここからも何かプラスのことが生まれてくるので、これも感謝できることのひとつかもしれません。

悩むことができるのも、ひっくり返してみれば実は幸せなことですね。

悩んでいるヒマや余裕や時間がないような極限状態にある人たちだって、世界を見渡せばいます。

それと比べると、たとえば何かの選択をするにあたってまた人生やキャリアや人間関係などで悩めるのは、ラッキーともいえます。

現代は選択の嵐。

小さなことでいえば、携帯電話ひとつ取ってもモデル、色、料金プランを選び、スターバックスなどへ行けば、同じコーヒーでもサイズがあり、ラテなら普通の牛乳か無脂肪乳かそれとも豆乳か、なんてチョイスもあります。

生き方にも、今は選択肢が広がっていて、どう生きたいのか個人の希望は受け入れられている時代となり、昔のようにみんな同じでなくてもいいし、キャリアを選ぶのだって個人の自由。

価値観も多様化して、違うことは当たり前になってきました。

こう選択肢が広くなると、迷う時間も増えるし、結果として悩むことも増えてしまいます。

ただ、悩み続けて疲れて落ち込み続け、マイナスのスパイラルからちっとも抜け出していないとき、これは確かに無駄に悩むというよりも、エネルギーの無駄を起こしているので、一度振り返る良いチャンス。

悩み続けていることで、何か別の目的を果たしている可能性もあります。

その可能性が見えてくると悩み続ける理由もはっきりしてきます。

たとえば、悩んでいる自分が好き、とか。

悩んでいる自分に自己陶酔しているときもあるかもしれません。

自己陶酔とまでいかなくても悩んでいることで、周りの気を引くことができたりもするので、周りの気を引きたいときには悩み続けるかも。

ほかにも、なかなか行動に踏み切れないときには行動を起こすことに不安を感じていたり、変わることへの恐怖があって、何もしないことでとりあえずその不安や恐怖と向き合わずにすむ、という目的を果たしていたり。

悩んでいる目的がわかれば、対策も立てられます。

周りの気を引きたいのなら別の方法もあるし、そもそも周りの気を引かなくてもハッピーになれる方法を探すこともできます。

不安や恐怖があるなら、こちらを見つめなおすことも。

自己陶酔したいなら、そのニーズを別な方法で満たすこともできます。

考えたり悩んだりする時間を取ることは良いことです。

ただ、悩んで落ち込むだけでなく、悩んでいるプロセスから自分をより深く知って、悩める時間とエネルギーがあることに感謝して、建設的に悩んでくださいね。

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