ダイエット業界と食品業界に飼い慣らされた踊り子の皆さんへ

人と会話をすると、必ず何か、発見があるものだ。

それは
この人と居ると楽しい！であったり

この人とはもう会いたくない！であったり

この考え方は気に入らない！であったり

こういう生き方は私はしたくない！であったり

こういう視点からのこういう見方もあるのか！
であったり

プラスの感情が生まれることもあれば
マイナスの感情が生まれることもある。

それも全て発見だ。

例え、その時間が自分には必要なかった
と感じるものごとでさえ

それこそが、そのものが、発見だ。

ということで今日は

先日、人と会話をしている中で
相手がポロッと放った
何でもないことについての
わたしの考えを話したい。

ごく普通の、何の意味も無い雑談
に分類されるであろうその話について
私がただ思ったことだ。

きっとその相手は
この駄文を読んでくれてしまう気がしているので
先にお礼を言っておきたい。

こんな駄文を読む為に
時間を割いてくれて
本当にありがとう。
あなた(相手)に文句がある訳でも
抗議したい訳でもない。
そのままでいて欲しいと思っている。
その上での、わたしのただの考えである。
これからする話は、そういう話。

※以下は全てわたしの偏見です

________________________________________

居酒屋で男女が語っている。
自分の人生やこれからについてを。



そんな比較的真剣な会話の途中で
まるで会話の中での休憩所の様な扱いで
男はあることを嘆いた。

「最近太ってきて、年齢的にもそろそろ痩せにくくなってるから痩せないとヤバいなって思ってて。だから最近走ってて。」

どうやら昔よりも代謝が悪くなり
太りやすくなっているらしい。
そのことに危機感を覚えた男は痩せる為に
空いた時間にひとっ走りしているそうだ。

女は言った。

「そんなに太ってないから大丈夫でしょ。」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「そんなに太ってないから大丈夫でしょ。」


この言葉は偽りなく本心だ。


本心ではあるが

その男の見た目は
痩せている体型を維持していた方が
外見的魅力が維持されるタイプである。

私はそう感じるのだ。

人はそれぞれに
生まれつき骨格が違う。

顔の造りも違えば、声も、話し方も違う。

それらの要素を合わせて見た時に

"雰囲気"

というものを纏いながら
その人の外見的魅力というものが 
創り上げられている。

勿論、その人の魅力というものは
外見的要素だけでは判断しきれるものではない。

だが、外見的要素が
その人の魅力の増減に意識的にも無意識的にも
関わることは大いにある。

大きく分けて

痩せている方が外見的魅力が発揮される人

ある程度太っている方が外見的魅力が発揮される人

の２つのタイプが存在している気がするのだ。

それと同時に

痩せていても太っていても
外見的魅力が変わらない人

も存在している気がする。

そして、この男は恐らく

痩せている方が外見的魅力が発揮される人

である。

故に、この男がする
痩せている体型を維持する為の努力というのは
無駄でも何でもなく
むしろとても男にとって意味のあることだ。

ここで一つ
疑問が生まれるのである。

痩せる為に走っている

それは確かに痩せる為にする努力だ。

しかし、どうせ同じ努力をするなら
太らない為に努力したほうがいい。

そっちの方が本質的だ。

そして何より
努力する時間が減る。

人は生きるために食事をする。
毎日食事をする。

ならば、少しでも楽しい方が良いと

ならば、少しでも満足できた方が良いと

ならば、少しでも美味しい方が良いと

美味しいもの見つけに食事に行き
満足したくてたくさん食べる。

それはとても健全で
幸せなことだ。

だが、身体は
必要以上に食べると太るし 
必要以上に栄養を摂ると太る。

そうしてたくさんの
時間とお金を使って身体に蓄えた脂肪を

今度は脂肪を無くす為、
痩せる為に
時間とお金を使う。

痩せる為にサプリメントを飲む。
痩せる為にジムに通う。
痩せる為のグッズを買う。

痩せる為に運動をしに行く。

たくさんのお金と時間を費やして変わる現実は

太って、痩せた

それだけだ。

勿論、病気になる手前まで太ってしまったり
暴飲暴食してしまっているなら
痩せた方が良いだろう。

それにしても、そもそも論が
太らなければ良いのだ。

そもそも、太らないようにする為に
普段の生活の中で
どんなことに気を付けて
どんなことをしていたら良いのか

そこに重点を置き
時間とお金を使って努力をした方が
トータルでは
時間もお金も浮くのだから。

太らない為に時間とお金を使った方が
効率が良いのだ。

痩せる為に時間とお金を使う人は、
リバウンドする確率が高い気がする。

それは、本質的なことから
目を背けているから。
根本原因を追求していないから。

その場しのぎにすぎない。

その場しのぎに使う時間とお金より
長い目で見た時に
本当に自分の為になることに
時間とお金を使った方がいい。

それが何なのかを
考えることに
時間とお金を使いたい。

何を今更
当たり前のことを言っているんだと
思っただろうか。

当たり前ほど
大切なことはない。

そうだろう。

まとめるとこうだ。

お金と時間を使って太らせた己の体を痩せさせるためにお金と時間を使うって人たくさん居るとおもうんだけど、そういう人たちが食品業界とダイエット業界の手のひらで飼い慣らされた踊り子に見える時がある。自分も含めて。あぁ、わたし、いま、すごく踊り子だぁ、、っていうエンターテイメント。

— バヴみき(ｼﾝｶﾞｰｿﾝｸﾞﾗｲﾀｰ? (@bavumiki) April 17, 2021

食品業界というのは
食品を売って成り立っている。

また食べたい
もっと食べたい

そう思わせる商売だ。

そう思わせたもん勝ちだ。

その為なら
どれだけ人々の健康に悪影響を与えようと
どれだけ依存をさせようとも
関係ない。

売上第一だ。
資本主義社会だ。

金だ。

私達の感じている

"美味しい"

これは、本当に"美味しい"なのか

実は計算しつくされた上で作り上げられた

"美味しいと感じるだけの記号たち"

そういう存在なのではないか。

そういう存在を口に放り込み放題しているから

簡単に太っていくのではないか？

自然のもの
例えば野菜だったり魚だったり肉だったりを
塩だけで食べる

という生活をしていたとして
少し多く食べ続けたところで
そんなに太らない気がしている。

調味料でさえ、
それを商売にしている人たちがいる。

わたしが信じているのは
自然のものと塩だけだ。

だが、チョコレートも食べるし
お菓子も食べる。
ポン酢だって精製された砂糖だって
大好きだ。
仕方がない。人間だもの。

そうして、気付かぬうちに
自分の人生の時間とお金を
顔も知らない人たちの商売の為に
受け渡している。

それがこの世界で人間として生きるということだ。

社会を回す、社会の一部になる、
というのは
そういうことだ。

自分の人生もお金も時間も、
知らない誰かの人生やお金や時間になっていて
逆もまた然り。

人は独りでは生きていけない、

誰もが、誰かの人生やお金や時間を奪い
自分の人生やお金や時間を奪われている。

言い方を変えよう。

分かち合っている。

共にしている。

自分は世界で
世界は自分なのだ。

※わたしは何かの宗教に入っている訳でも
よく分からないスピリチュアルな人でもない
安心してほしい※

今の時代はとても良い。

こうやって、
noteという場所を通して
会ったことも話したこともない
物理的距離も遠いであろう人同士が
意見を交換できる、
応援したくなったらサポート機能を使って
金銭的支援が出来る。

これはとても良いことだ。

自分はあなたで
あなたは自分。

そういう、ジャイアンのような優しさを
確認することが出来るのだ。

何が言いたいかと言うと
わたしはいつでも
あなたからのサポートでの支援や
有料記事の購入を
待っている。

両手を広げて
待っているのだ。

そう、わたしはジャイアンだ。

そうして太った身体を
痩せさせる為にまた
お金や時間を費やす。

そんな人たちのために
ダイエット業界がある。

痩せる為のサプリメント
痩せる為の道具
痩せる為のスポーツジム
痩せる為の…etc

どれも根本原因を追求させようとせず
むしろ追求させないようにしている。

起きたことへの対処法しか提案していない。

警察や弁護士と同じだ。

わたしたちは皆、ジャイアンだ。
つくづく思わせてくれるのだ。

根本原因を追求させてしまえば
サプリメントは売れなくなってしまうし
道具は買われなくなってしまうし
スポーツジムに継続的に通う人が
いなくなってしまうからだ。

そういう商売に過ぎないからだ。

悲しきかな、

人は皆

金が無ければ生きていけない

自分が一番可愛いのだ

当たり前だ

自分の命が一番可愛いと思えなければ
大切な人を守ることもできないのだから。

人の命のことを
自分の命よりも大切だと思えてしまえば
人のことを守る為に必要不可欠な
自分の身体を守ることが出来なくなるからだ。
（カラダだけに…）

皆自分が一番可愛いからこそ
この世は成り立っている。

悪く言えば
誰かの手のひらで踊らされながら
自分も知らず知らず
誰かを手のひらで踊らせている。

そういう自覚を持って

生きていきたいのだ。

結論

ジャイアン最高ありがとう。