見出し画像

バウムを学んだ5日間【8月_インターンシップ】

こんにちは採用課です。
8/21~8/25に開催した5daysインターンシップに参加した学生の皆さん4人に5日間で何を行ったのか、参加してみて、どのような学びになったのかについて今回まとめていただきました。


私たちはNPO法人バウムカウンセリングルームの5daysインターンに参加しました☆


☆1日目 SDGs & 傾聴体験

SDGsゲーム

カードゲームを通して、SDGsへの興味関心を深めました。その中で、SDGsの取り組み方、捉え方の概念が変わったと感じました。
「経済」「社会」「環境」の3つの社会課題に対する活動カードがあり、それらを実行するために時間や資金を要すること、何かを得るためには何かを失うことを学びました。このバランスを保ちつつ、SDGsの目標を達成しなければならない点にとても悩み考えました。ゲームでありながら現実味を帯びていて、活動するために誰かの募金(資金カードの譲渡)する光景は、実際の世の中でも起こっていることであり、誰かのチャリティーで成り立つ活動が多くあることを学びました。

傾聴体験

施設の方と話す上で重要になる「傾聴」を実践的に学びました。傾聴する時に気をつけるべきポイントとして

  • 目線を合わせる

  • 相槌やジェスチャーをする

  • 否定的な言葉、アドバイスはかけない

  • 話した内容を繰り返す(オウム返し)  など

を教わりました。そこから更に学んだのは、言葉以外の表情やジェスチャーを適度に表現することです。これらの非言語コミュニケーションをとることで、相手を受容する姿勢、雰囲気を見せることができ、それが相手との信頼関係の構築に繋がります。

また「はい」「いいえ」で答えられる閉じた質問ではなく、話が広がるような開かれた質問をすることです。この開かれた質問をするために、その分野のある程度の知識と興味が必要だと感じました。そうすることで、より相手を理解することができます。
その中で、私は落ち着いて構え、相手の話を聞くことが得意だとわかりました。しかし、まだ質問の際にできる沈黙に耐えられなかったりするので、沈黙も必要な時間だと捉えて、余裕のある傾聴ができるようになりたいと思います。

☆2日目 グループワーク & 自己・他己分析

グループワーク

作業所、グループホーム、放課後等デイサービスの3つの事例に分けてクレーム解決の方法を検討しました。

〇作業所
事例:普段自力で通所されている統合失調症の利用者様で、「今日通所したくない」と言われた場合

まずは通所したくない理由を傾聴し、共感することが大切だと学びました。また、場所を変えて話をしたり、他の職員と協力して声掛けをしたり、送迎に変えたりする等の結論が出ました。
一方、学生間では頑なに断られたら「明日から頑張りましょうか」と声掛けをする案も出ました。しかし、利用者様の出来ることを減らさないこと、容易に休めると思われないように対応すること等、利用者様第一の対応が必要だと学びました。

〇グループホーム
事例:統合失調症で生活保護を受給されている利用者様で、「いつものお小遣い(毎週5千円)とは別で、お小遣いの出金を2万円お願いします」と言われた場合

まずは2万円の使い道を聞いたり、日を置いてから改めて必要性を考えるなどの意見が出ました。また、お小遣いの制度について分かりやすくお伝えすること、個別支援計画の目標に沿っているかを一緒に確認することが大切だと学びました。
学生間では、貯金すれば欲しいものが買うことができることを説明して、貯金箱を作って一緒に貯めようと促すことも考えました。

〇放課後等デイサービス
事例:(今回は所長の立場から)ちょうど事業所が引っ越したばかりのころに「18時過ぎに送迎してほしいとお願いしたのに、18時前に送迎されてしまった。以前はそんなことなかったのに、最近は増えてきたので困っている」と言われた場合

まずは、起こった原因と事業所内での情報共有がきちんとできていたかを確認したうえで、親御さんに謝罪をすることが大切だと学びました。何年も経つとご利用者様との約束事が風化してしまう場合もあるので、どういう事情・意図があったのかを全員で共有することの大切さを学びました。

他にも事例を検討しましたが、全体を通して利用者様の意見を無視しないことや、問題が発生した場合に、改善策を職員間で密にわかりやすく情報共有できる仕組みを作ることが必要だと思いました。

自己分析・他己分析

1.自分史の作成・発表
小学校低学年から大学3年生までの出来事、それを通して考えたこと、学んだこと、役割について書き、学生がそれぞれ自分史を発表しました。

2.良いところを書き出す
学生それぞれの自分史を聞いた上でそれぞれの長所を発見して伝えるワークを行いました。自分でも気づいていなかった長所に気づくことができ、短所に感じていた面も逆を返せばそれが長所だと伝えてくれたことで自分の新たな面に気づくことができました。他者からの意見の大切さに気づき、自分を捉え直すことができました。

3.自己PRを書く
ここまでのワークを踏まえて自己PRを実際に書き出してみました。長所にまつわるエピソードの中で、気持ちや行動の変化を書いていくことで自分の長所が伝わりやすくなることを学びました。学生同士で長所を言い合ったことで、自分を最大限アピールすることができるようになりました。

☆3日目 企業説明会

3日目では、企業説明と現場との懇親会・座談会、理事長からの話を行いました。

企業説明では、会社の事業所の数・名前や仕事内容・売上、事業所の推移、離職者の変化など、バウムに関しての概要を詳しくお聞きしました。

現場との座談会では、実際に所長や現場の方と一緒に現場の詳しいことを聞きました。特に、福利厚生やキャリアアップを中心に聞いたりしました。その中でも表彰制度は、最も活躍した新入社員に送られる「新人賞」、失敗から学びを得られた「失敗賞」など、豊富に取り入れられていて、職員のモチベーションアップに繋がっていることがわかりました。

懇親会では、近くのお店に好きな食べ物を買いに行き、マジョリティゲームをしました。実際にバウムでは2か月に1回、このような職場の雰囲気が明るくなるようなゲームや企画を行い、職員が働きやすい雰囲気づくり、上司・部下に関わらず、円滑なコミュニケーションが取れるような工夫がなされていました。

理事長の話では、法人立ち上げ前と後の経緯をお話しいただきました。特に、理事長にはアルバイトをしていたところが倒産になり、一人で生活をすることができない人と一緒に本社を作り上げた経験があり、そんな中でも発起し、努力し続けたことに驚きました。
また、お話の中で「働きやすい環境とは何か?」を考えて改善されたというお話がありました。入社後半年間にわたってインストラクターから指導を受けられたり、若手でも昇格、役職を持てるチャンスが得られたりなど、職員が安心して働けるように努められていることがわかりました。

☆4日目 現場実習

4日目はそれぞれが違う場所で、午前は作業所・午後はグループホームと現場体験をさせていただきました。

現場体験では、各々違う体験をしましたが、学びの中で実行計画というものを教えていただきました。

実行計画とは、現場中心で半年に行う目標のことでした。中でも、分類されており「数字・サービス・職場環境」と分かれていました。例えば、数字の通所率を上げるためには誕生日をお祝いしたり、サービスでは、利用者様とコミュケーションを図るには共通の話題を持つなど目標への動きが見られました。

実行計画が上手くいくことで、成績が上がったり、環境が良くなると、モチベーション向上ややりがいへと繋がることが分かりました。

職員のやりがいがある事がまた違う人の活力になったりもするので大切な事だと学びました。

☆5日目 まとめ・note作成

4日目の現場実習の情報・意見共有
各自、前日に訪問した作業所、グループホームで学んだ情報や体験、意見や感想を共有しました。お互い違った体験を共有し、より事業所の理解を深めることができました。
そして、このnoteを作成しました。

今回のインターンを通して

障害福祉の見え方が良いように変わりました。福祉の観点や考えはどこに行っても活きるので、今回感じた温かい心を忘れずにいようと思います!(H.A)

福祉業界に興味はあったが、知らないことの方が多かったため、今回のインターンで楽しく理解を深めることが出来、嬉しく感じました。今後、たくさんのことを学ばせて頂いた事を実生活や面接、自己PRなどに活かしていきたいと思いました。(K.M)

職員の職場環境が自分の仕事のモチベーションやサービスの質の向上に繋がることを学び、自分たちが幸せでなければ良い福祉サービスが提供できないんだと感じました。自分にとっての幸せと障がい者福祉についてさらに学んでいきたいです。また、自己分析で自分の長所に気づくことができたので、就活に向けてより伸ばしていきたいと思いました。(H.S)

5日間を通して、最初の3日間は、企業のことを知るための座談会やゲームを行いました。その中では初対面の相手でもみんなが意見が言える環境を作って、お互いに主張することが良かったです。4日目は実務経験を通して、現場に行くと、自分が予想していたことが違うことや同じことがあったのと同時に現場での働きをみること、体験することが出来ました。今後就活では、多方面の業界をみて、就活を進めていきたいです。(T.I )

ありがとうございました!!!