【田舎移住で考える事】田舎起業編⑤~林業~
今日は、これから林業を始めるのにどんな働き方が田舎であるか紹介します。
先ずは、林業の基礎
林業なので、植林→育林→主伐というのが主な流れです。
解りやすく言うと、植える→育てる→収穫が林業です。
前にも書きましたが、この一連の流れが
なんと
世代を超える行われる、とても魅力的な仕事が林業です。
現在、殆どの日本の林業産地は、植えるとういう作業が少なく、育林と主伐が主体に動いていますので、現金収入は、ある程度見込めます。
林業の働き方について少し書きます。
事業を行っている方の、働き方は、各地域の森林組合に就職、素材生産会社に就職、自伐林家、小規模林業者と大きく分けて4つが存在します。
4つの各組織で若干林業のやり方が異なっている場合が多いので説明します。
森林組合は、山主(所有者)が集まった組織で形成され、山の管理を職員に依頼し、差益を分配して、山主に還元する組織、協同組合なので、補助金等を受けやすく育林するのに必要なコストを補助金に充て管理しています。
素材生産会社は、民間の会社で、育林も行っていますが、主な収入源は、皆伐といって、依頼された山の木を全て伐ることで収益を生んでいます。例えば、山主さんから、木を売ってほしいと相談があった場合、現地を見て、立木に評価を付け、立木を買い取るのが事業です。
自伐林家は、自分の持っている山を管理しながら生業にしているので、管理の仕方も独自性があります、一番山の環境にはやさしい事業になります。素材生産会社も自伐林家が法人化しているところがありますので、会社の山の管理は、持続可能になりように確り管理されています。
小規模林業者は、自分の山を持っていない、個人事業者です。直接山主さんから依頼されたり、森林組合の仕事を委託して請け負ったりして、生計を立てています。
最近は、自然環境問題で林業が注目されていますが、山の管理は、難しく答えを見つけるのは出来ないのではと感じています。研究者の中でも、意見が割れたり、メディア等で特集されると「そうしないと環境守れないよね」みたいな、如何にも答えを見つけたように話す、コメンテーターとか視聴者が増え始め、偏って自然環境管理に成るような気がしています。
林業って長い年月かけ、其処に人間が責任をもって管理していくもので、一年ごと自然災害に見舞われながら、一年一年考えていく事が、大事であり、山の傾斜、土壌、地層など複雑に絡み合ったなかで、ベストでなくベター森林管理を見つけながら、ベストな木材を生産しようとする人が、最も魅力的な林業者だと、私は思ってサポートしています。
どうです、大変そうですが、遣り甲斐は半端ないですよ!
この遣り甲斐に見合った収益構造を模索しているのが、私が今試験的に行っている事業です。
次回から、徐々に紹介していきます。
次回は、主伐から販売までの主な、サプライチェーンを考えてみましょう!
では、次回!
宜しければ、サポートよろしくお願いします。 私達の田舎の自然を残す取組みに使わせて頂きます。