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【田舎移住で考える事】田舎起業編⑨~木材加工から販売 無印良品通販商品にもなった挑戦~

今回から、原木を市場に出すだけでなく、春から夏の作業を木材加工していく事例を紹介します。

上の写真にある原木ですが、直径25㎝~30㎝位の4mの丸太です。

木材販売の場合、立法メートル単位で売買されますので、1㎥辺り10,000円~15,000円位で原木として、加工会社に売られていく事になります。

秋~冬の間伐作業で、最低でも、3人一組のチームで600㎥位伐らないと経費を引いた収入額が、一人当たり100万円になりません。

まあまあの重労働です。頑張れば、倍くらいは伐れるので、倍の所得にはなりますが、相当、熟練して、がっつりやらないと、林業だけでは、生活費が賄えないのが現状です。

この原木を、林業家で、建築で使う、柱・梁に製材した場合、この作業を春から秋にかけてやると想定したら、一人当たり経費引いて300万円位の収入が見込めます。販路開拓できれば、此れでも、十分生活できる収入となりますが、この、収入を得るために必要な、住宅棟数は24棟位になります。

現実的に、人口減少で、多くの産地は、多くても1万人規模程度なので、毎年24棟の住宅を建てる程の需要がない、年間5~6棟の販売ルートが現実的なので、販路先として、一つくらい持っておいて、残りを原木として、原木市場に卸すと言うのが、一つの考え方としてあると思います。

私達が今やろうとしている事は、出来るだけ少ない、木工製品、雑貨とか小物に加工して、加工する時間の手間賃を多くすることで、自分達の収入を安定化出来ないかという事に挑戦しています。

上の写真の原木が、直径25㎝位で長さ4mと言いましたが、10㎝×10㎝×厚み1㎝のコースターをこの原木から作るとしたら、どうなるか

ざっと計算します、1200枚位のコースターが取れます。100円で売ったら12万円、200円だと24万円となります。色々、デザイン考えて、おしゃれなコースターを自作できれば、500円~900円位で販売できるかも知れません、こうゆう、スキルを付けていくことに重点を置ける時間を作って方が、資源を大事にする事に繋がるのではと思っています。因みに、原木一本で原木市場に卸す金額は約3,800円くらいです。コースターにすれば、原木一本がコースターを100円で売っても12万円になるという計算です。

コースターに限らず、色んな、小物を、プロダクトデザインが出来る様になれば環境に優しい新しい林業ができるのでは、と考えています。

只、ECサイトや、小売店で売って貰える営業活動には、十分時間を掛けて販路開拓していかなければ、取らぬ狸の皮算用になりますが、時間は十分に取れるので、自分をブランディングしていく事は可能だと思っています。

現在、無印の通販でも取り扱って頂いているコースターは、このプロジェクトの一端の商品です。参考までリンク張っておきます。

今回は、此処まで、次回からは、林業とツーリズムの紹介をしていきたいと思っています。

それでは、又!

宜しければ、サポートよろしくお願いします。 私達の田舎の自然を残す取組みに使わせて頂きます。