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「成功する人達の共通点」_数学的に考察すると面白事実が見えてくる

近年、世界を動かすイノベーションを起こす人達がいますが、彼らを観察すると1つの共通点があります。

それは、個々の事業は全く異なっていても、社会全体から見ると同種の事業だということです。

ここに成功者になるための秘訣があります。

例えば、

イーロンマスク氏は、インターネットを経由したAIとデバイス(車、ロケット、ニューラリンク)と接続してイノベーションを起こそうとしています。

ザッカーバーグ氏は、インターネットを経由したフェイスブックで、人と人を繋げるイノベーションを起こしました。

アマゾンのベゾス氏は、インターネットを経由したAIとITを駆使して、顧客が商品を選ぶ時間、購入する時間、買い物に行く時間を無くして、顧客に「時間」と「体験」を提供するイノベーションを起こしました。

いずれも個々を見ればやっていることは違いますが、共通点はインターネットの上でAI、ITを駆使して人々の「コミュニケーションと移動と時間」のイノベーションを起こしている点です。

さらに興味深いことは、、、

彼らは、この共通点を意図的に意識して事業を始めたのではなく、「偶然」「必然」が重なり合っただけのはずですが、数学的に観察すると面白いことが見えてきます。

今日はそれについてお話しします。

1.フラクタル理論で観察してみる。


読者は、フラクタル理論をご存じでしょうか?

これはフランス人の数学者ブノワ・マンデルブロが発見した理論なのですが、とても面白い理論なのです。

例えば、ある図形をいくつかの部分に分解しても、全体を見たとき部分と全体が同じような形になっていくことです。例えば雪の結晶のように。。。

この現象を、『天才科学者はこう考える』という書籍の中で分かり易く解説してくれています。

サービス・プロバイダ たち が 競っ て 自分 たち の 領土 を 確保 しよ う と する うち に インターネット の 構造 は 固まっ て いっ た。

驚い た こと に、 混乱 が 収まる と、 できあがっ た インターネット の 統計的 特性 は 非常 に 特異 な もの に なっ て い た。

パケット 伝送 の 時間 的 遅延、 ネットワーク・トポロジー、 そして 伝送 さ れる 情報 までもが フラクタル に なっ て い た の だ。

これ は つまり、 どこ から どの よう に インターネット を 見 ても、 常に 同じ よう に 見える という こと で ある。

ローカル に 見 ても、 グローバル に 見 ても、 また 短い タイムス ケール で 見 ても 長い タイムス ケール も 同じ よう に 見える。

この フラクタル 構造 が 発見 さ れ た のは 1995 年頃 だ が、 当時 は「 嬉しく ない 驚き」 という 受け止め られ 方 だっ た。 ルータ の 採用 する 標準 の トラフィック 制御 アルゴリズム は、 ネットワーク の 構造 や 動き に関する 特性 が すべて ランダム に なる という 前提 で 設計 さ れ て い た から だ。

ジョン・ブロックマン. 天才科学者はこう考える――読むだけで頭がよくなる151の視点。ダイヤモンド社

これ、、、凄く面白いと思われませんか?

インターネットの黎明期は、イノベーターは他人のことなど考えず自分のアイデアを開発することだけに集中していたのに、全体を見渡すと殆ど同じ構造だったと言うわけです。

スピリチャル好きな人にとっては「神に導かれたのです。。。」と言うかも知れませんが、、、、、苦笑

2.イノベーションを起こす人達の特徴


結論から申し上げれば、フラクタルの構造の一部になることです。

例えば、世の中の流行やトレンドに惑わされることなく、今自分が興味のあること、やるなと言われてもやってしまうほどの衝動に駆られることをまずは実践してみることです。

それを継続するうちに、フラクタル構造の潮流と関わるようになれば、イノベーションに繋がっていきます。

マスク氏や、ザッカーバーグ氏、ベゾス氏もインターネットが先ではなく、やりたいことをやっている内にインターネットと出会い、活用しているうちにフラクタル構造の潮流に乗ったといえます。

成功するためには、衝動に突き動かされることをやり続け、様々なことに好奇心をもって関わっていけば成功に繋がっていきます。

もし、社会的な成功(第三者から見た成功)を得られなかったとしても、個人にとっては「楽しい有意義な時間」という成功は手に入れることができます。

筆者は、社会的成功より「楽しい有意義な時間」の成功の方が価値があると思っています。

そこからイノベーションが生まれることだってあるのですから、、、、

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