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「目指す姿」は知らないに間にブレていく時の対処法。_ロジラテ思考

ビジネスは、メンバーと目指す姿、目的、目標を共有し、成果を上げる活動です。

ですから、事あるごとにメンバーと方針書を確認して、目指す姿からブレないようにマネジメントしていかねばなりません。

っが、、、しかし、、、ブレていないつもりが、羅針盤のない船のように、気がつくと的外れな活動を続けて成果が全く上がらない!

なんて経験はないでしょうか?

これはビジネスに限らず、すべてのことに当て嵌まります。
たとえば、これからお話することは、ゴルフをされる方なら一度は経験があるはずです。

1.目指す姿がブレるってどういう状態?

あるラウンドでの出来事です。

仲間がティーショットするとき、後ろから見ていたら明らかにOB方向(コースを外れたペナルティーになる方向)に向いていました。

彼は、ショットする前に何度も体をモゾモゾ動かした後、ショットしたら見事におかしな打球がOB方向に飛んでいきました。

「あれ? なんで あんなところ 飛んでっちゃうのぉーー」
ってぼやく人。。。結構いますよね?
 
あとで聞くと、彼はコースの真ん中を狙っていたそうです。
モゾモゾの原因を聞くと、「あれ?!なんだか変だぞ」と危険信号が頭の中を駆け巡り、力んでしまってミスショットをしたようです。
 
面白いことに、こんなミスショットしても、次のホールでふたたび間違った方向に向かって構えていました。 苦笑

つまり人が「自分が思っていることや、感じていること」は、目指すポイントを狙っているつもりでも、全く違った方向に向いて失敗を繰り返しているということです。 

2.ビジネスの「目指す姿」がブレたとき、どうすれば認知できるか?


ゴルフなら、誰かに後ろに立って貰えばすぐに修正できます。
しかし、ビジネスではそうはいきません。

他人の客観的な目で、自分の実践が正しいかどうか聞ければ心強いですが、そんな人は簡単には見つけられません。

組織人なら上司がいますが、必ずしも正しいアドバイスをくれる人とは限りませんし、人間関係次第で聞きにくい状況かもしれません。

面白いことに、この点もビジネスとゴルフは共通点がいくつもあります。
 
そこで、ビジネスとゴルフを比較しながら、「目指す姿」がブレたとき誰にアドバイスを受けたらよいか考えてみました。 

ゴルフの場合、誰にアドバイスを受ければ良いか
1.自分より上手い人であること。
2.簡単な言葉で、分かり易く伝える能力がある人
3.教え魔でないこと(あれやこれやと自慢話をしゃべる人) 

ビジネスの場合、誰にアドバイスを受ければ良いか
1.多くの成功体験を持っている人
2.簡単な言葉で、分かり易く伝える能力がある人
3.余計なおせっかいをしない人。口の堅い人 

3.良きアドバイザーが居ないときは、どうすればいいか?


いつもアドバイスを貰える人がいるとは限りません。

この場合は、どうすればよいでしょうか?

簡単です! 自分自身がよきアドバイザーになるしかありません。
 

1)自分自身で自己分析する方法

まずは、目指す姿実現のための目標と手段を立てる。
それができたら、次の3つを繰り返し、記録をとる。
①何が起こって
②何をしたら
③どうなったのか

これを時系列に繰り返し記録していけば、おのずと目指す姿から外れたら気付くことができます。
 
この方法は、ピータードラッカーによって生み出されたフィードバックというメソッドで、目標、課題、行動、結果を一本の線で繋いでいくことで、目指す姿から外れることなく、成果を生み出せる方法です。

僭越ですが、わたしの著書「ゴルフで覚えるドラッカー」は、このコンセプトでゴルフの練習記録をしています。

ビジネスも殆ど、同じコンセプトのノートでマネジメントをしてきましたが、驚くほど短期間に成果を生み出すことができるメソッドです。

ご興味ある方は、是非お試しあれ!

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