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逃走犯の気持ちがわかった時のこと

逃走犯

長い間逃走していた犯人が捕まった時によく「ホッとした」という言っているという報道を耳にする。

これが昔からよくわからなかった。せっかく何年も苦労して逃げていたのに捕まってホッとしたってどんな心境なのかなと。普通は「悔しい」じゃないの?

このホッとしたという気持ち、今日わかった。
あ、別に私は犯罪を犯して逃走していて捕まったわけではないよ。そしたらnoteなんか書けないし。

ヤバい報告ほど早く

これは社会人の鉄則。若手の頃にきちんと教育されていたり、これ散々やらかして反省し、染み付いている。

少しでもまずいことがあれば「先輩、ヤバいっす」と気軽に報告して助けてもらったりしてきたわけだが、いい歳になってくるとそうも行かなくなる。

ヤバい報告が多いとコースアウトする

若手の頃はやらかしても大丈夫だけど、ポジションが上がってくるとそうもいかなくなる。なぜか?

会社組織を登っていくには、ヤバい報告は極力しないようにしなければならない。だってそんなヤバいやつに責任あるポジションは任せられないから。

そうして私も大事になる前になんとか対処して何事もなかったかのように仕事を乗り越えてきた。

そう、ヤバそうなものも水面下で片付けてしまえば何もなかったのと同じ。そうして一定のポジションまで登ってきた。

命運尽きる・・・

今回は水面下で対処しきれず

今回は地の利が悪かったのもあるが、水面下で対処しきれなかった。小さい火種をずっと隠してなんとか消そうと奮闘してきたが、いよいよ火種は炎に育ち、消しきれなくなる。

この隠しきれなくなったヤバいものをずっと一人で抱えてきた。かなりしんどかった。生きた心地がしないし、頭の中はほとんどそのことで埋め尽くされて思考停止。

お叱り覚悟で大放出

抱え込んでいたものを放出したらもちろん想定どおり派手に怒られてしまったわけだが、不思議とスッキリしたのであった。

あ、これが逃走犯が捕まった時のホッとした、という感覚か

逃走犯のそれと比べたら大したことないわな。仕事でトラブったって命までは取られないし、会社員ならクビになることもない(やらかし度合いによるけど)。

これでコースアウトはしたかもしれんけど、40代なかば、この辺が役職終着点なのかもしれない。

しばらくはリカバリーで大変な日々が続くのが見えているけど、ヤバい秘密を一人で抱え込んでいる状態と比べたら全然気が楽。

まとめ

抱え込んでいたヤバい報告を放出する時は一気にすべて出すこと。
小出しにしたくなるけど、どうせ怒られるなら一発でかいお灸をすえてもらって悶々とした状態に終止符を打とう。

仕事の失敗は仕事で取り返す。

仕事に失敗はつきもの。そこからどう行動したかが大事。

そして、なにより正直が一番大事。

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