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心が追い詰められる仕組みと「自死」から僕らが考えるべきこと

最近疲れていたり気分が沈みがちになっていませんか?そして、それを自分のやる気や頑張りが足りないからだと思い込んでいませんか?

今日は「心が追い詰められる仕組みと「自死」から僕らが考えるべきこと」を書いていきたいと思います。

三浦春馬さんのことはとても悲しいニュースです。

凡人の僕なんかに特に語れることはないのですが、タップダンスを2,3回教えたことがあり、お会いした印象はニュースの通りとても真面目な方なのだろうなと思っていました。

僕自身はダンスが仕事で見るのも好きだし、韓国のグループをよく見ているのですが、SHIneeのジョンヒョンさん、f(x)のソルリさん、KARAのハラさんなど、多くの方が自ら命を絶ってしまったことに酷くショックを受けています。

皆、容姿端麗で才能に溢れている人ばかりで僕達から見ればとても恵まれた人達に見えてしまいますが同じ人間です。

本人達は「鬱」を告白し治療しながら活動し、危うい状況を周りの方々が理解し気をつけていたにも関わらず止めることは出来なかったのです。

ハラさんにいたっては、親友だったソルリさんが亡くなり「あなたの分も生きるから」と言っていたのに最悪の結末を迎えてしまいました。

これは「生きたい」と願っても叶わなかった方達や、今も病気や恵まれない環境にあっても頑張って生きようとしてる人にとっては僕らなんかより辛い出来事です。

この事実を知り「何があったか」野次馬的に原因を詮索するのではなく、改めて自分や周りはどうなのかを考える機会として捉えるべきだと思ってます。

自分自身を「心の闇」から守り、周りの大切な人を悲しませない為です。

今心が健康である人にとっては考えてところで本人の心境や気持ちは理解できないし、原因を探ったところで何の解決にもなりません。

なぜなら、仕事、家族、友人、恋人、SNSなど、どれか1つと言うことはないし、そんな簡単に誰もが思いつく理由で人は死ねるように出来ていないからです。

■心の病のメカニズム■

基本的に原因を生んでいる2つ

「悪い考え方」と「悪い環境」です。

例えば、心を「バケツ」悪いことは「水」だとして

生まれつきバケツの強度や大きさは人ぞれぞれですが、受け止められる量は決まっています。

生きていたら必ず「水」が溜まっていきます。

始めは入る「水」も少量で捨てようと思えば簡単に捨てられるのですが、「悪い考え方」をしてしまうと上手く捨てきれず溜まっていきます。

溜まってしまった「バケツ」はいざ動かそうと思ってもとても重く「水」がなかなか捨てれなくなってしまいます。

そして絶えず「悪い環境」によって溜まる水の量は、時に物凄い勢いになったりします。

すでに「心が病んでいる」チカラが出ない状態です。

日々悩みもがきチカラがなくなった心の状態のときに、たまたまSNSで悪い発言を見たり、仕事で上手く行かないことがあったり、忙しく2,3日寝れていなかったり。

1人になったふとした瞬間に「バケツ」から「水」あふれ「黒い波」にさらわれてしまうのだと思います。

これが僕の知ってる限りの「追い詰められる仕組み」です。

■追い詰められない為に何が出来るか?

これは心が健康なうちに自分の「悪い考え方」と「悪い環境」を改善しておかないと、気がつかない内に追い詰められしまい、気がついたときには疲弊し自分のチカラでは抜け出せない沼に下半身まで飲み込まれてしまいます。

自分が何度も同じようなことで悩み考えてしまう思考の元を正さないといけないし、許容量を超えた仕事があるなら辛いなと感じた時点で自分から減らすように行動するしかありません。

「我慢」や「気持ち」ではひと時の解決にしかなっていないです。

そして心もチカラが無くなってしまった状況では正しく判断や解決ができません。その場合ほとんどの人が、思考、視野が極端に狭くなり「何をしてもダメだ」と感じてしまいます。

僕自身も「鬱」まではいかなかったですが、30を過ぎたくらいの時、1,2年間くらい何をしていてもずっと気分が沈んだままで、実際に身体を動かしていてもすぐ疲れしまう状態でした。

仕事柄、ステージは人前に立つので緊張も当然するし失敗も出来ない、振付の仕事では「結果」を出さないと次がないプレッシャーもあります。正直この状態が一生続くと思うとぞっとしました。辛い状況で良い仕事や考え方が出来る訳もありません。

こんな考え方してたら身が持たないし、このままではいつか壊れてしまうと思い、改めて自分の考え方や仕事の捕らえ方、人との付き合い方を良い方に見直すために「人の心理」を勉強し始めました。

幸いそのお陰で随分楽に生きれるようになったし、今ではとても自由に考えることが出来ています。

あなたも今は心が健康でも「自分を追い詰めてしまう思考と環境」を持っているままなら、崖っぷちまでのレールは引かれた状態でいつか必ずそこにたどり着いて限界を迎えてしまいます。

元々上手く考えられている性格だったり、良い人や良い言葉に出会って立ち直れる人もいれば、そのまま「死」を選んでしまう人も少なくないのだなと改めて感じました。

生まれつき「心の強さ」には差があるし、そこに頼ってしまうと危険なので自分で「出来ること」「出来ないこと」「しない方が良いこと」を分けれる知恵や知識は身につけてことは大事だと思います。

確かに「誹謗中傷」や「職場の労働環境」など皆が幸せで過ごしやすい良い環境に正していくことは大切です。

でも時間は掛かるし、いつ変わるかも分かりません。そして完全に無くなることもありません。それに明日自分が死に至る病気だと分かるかもしれないし、好きな人が事故で突然いなくなってしまうかもしれない、会社からリストラにあったり、いじめにあったりするかもしれません。タイミングなんてありませんし落ち込むことが一度に襲ってくるかもしれません。

そんな時、とても悲しくて辛いですが自分との「向き合い方」「逃げ方」「負け方」「許し方」を普段から考えておく必要があると思います。

いざと言うとき、自分を守れるのは自分しかいません。

自分を変えれるのも自分しかいません。

今が辛いなら逃げれるところまで逃げて、落ち着いたら考えて。

僕達はどんなに失敗しても情けなくても惨めな姿をさらしても、だらだらと生きていかなくてはなりません。生まれたことに理由なんてないし、生きてることに理由なんてないです。

無理に誰かの役に立つ必要もないと思います。

どうせ生きるなら一分一秒でも良い場所で自分が好きな人達と過ごして生きていけばいいし、あなたが楽しく生きてさえいれば、それを見てる誰かも幸せなのだから。


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