不注意と落とし物

　ズボンのポケットが足りない。前のポケットにはスマホとハンカチ、後ろのポケットには折り畳み財布、小銭入れがそれぞれ入っている。

　他にもワイヤレスイヤホンや家の鍵など、ポケットの中にいれたいものが多い。ポケットティッシュも持ち歩きたい。そんなことを考えているとあまりにもポケットが足りない。

　ショルダーバッグや、リュックの中に入れるという方法もあるが、取り出しにくくなってしまう。可能な限りポケットに入れておきたい。

　ただ、今までポケットに入れていた財布を二回落とした経験がある。一度目は、中学生2年生の時だ。当時は遊戯王というカードゲームにハマっていて、毎週友人と一緒に中古屋でカードを漁りに行っていた。その帰り道でなくしてしまい、結局戻ってこなかった。8000円と学生証が入っていて、当時の自分は大金だっただめ、かなり落ち込んだ。
　二度目は半年前に就活でJRを利用したときに、電車の席に置き忘れてしまった。私はあまり座るときの姿勢が良くない。腰を浅く座ってしまったため、後ろのポケットから落ちてしまったのだろう。その日のうちに気づいて、降りた駅に電話をした。幸い降りた駅が終点だったため、その日の内に取りに行くことができた。

　また、鍵を落としたこともある。日ごろから、どのポケットに鍵を入れたのかわからなくなっているが、一度バイト先に鍵を落としてしまったことがある。そのときは、幸い鍵が開いていたため、閉まる前に取りに行くことができたが、非常に焦った。

　ワイヤレスイヤホンのケースをなくしたこともあった。この時は、バスを待っている間にワイヤレスイヤホンを使い、バスを降りてからケースがないことに気づいた。バス待ちの際に座っていたベンチに置き忘れたのか、バスに置き忘れたのかわからず、警察署に遺失物届をだした。結局、バス内に忘れていて、バスの営業所まで取りに行った。

　ポケットに物を入れておきたいが、ポケットに入れているとなくしてしまう可能性がある。こうやって過去を振り返ってみると、二度も財布を落としているのに反省が全く見られない。過ちを繰り返すタイプの人間だった。悲しい。

　思わぬ自己分析もあり、今度からはポケットに物を入れすぎず、リュックやショルダーバッグに収納しようと思う。初めに書こうと思っていた内容と実際の内容がかなり違ったが、これも日記らしくて良いのではないか。