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2020年振り返り

1月(アニメ、完全無職化)

 月ごとに区切ってみたけどなんも覚えてないですね。初詣に秋葉原(神田明神)行ったくらいしか覚えてない。……ツイート見てたらそういえばこの頃アニメ作ろうとしていたことを思い出した!なんかコンペがあって、出そうかなーと思ってキャラデザと絵コンテまで準備してたんだけどいろいろあって辞めちゃった。簡単に言えば飽きた。

 ムサビの卒業制作を見に行ったりもした。去年(19年)の途中で中退してからもよくムサビに行っていたのだが、大学でできた友達のほとんどは卒業あるいは中退し、それ以降ほぼ行ってないので今年(20年)は初めての完全な無職としての一年だったということだ。

2月(ティア、リレーマンガ)

 コミティアがあった。貼るけど読まなくていいよ。

 我ながら意味わからんマンガだ。写真で特撮みたいなことをしたかったんだけど、うまく質感が出なかった。少なくともカラーの写真の方が良い感じだった。

 3枚目はiphoneのパノラマ撮影機能を使ったもの。それで漫画やりたいなと思っていたらしい。アイデアは悪くない気がするんだがボツになった。

 しかも当日遅刻したり共同参加者にドタキャンされたりいろいろと散々な成果だった。そのあとメンバーズカード服部さんと秋葉原をブラブラしたのは楽しかったなあ。まさかそのあと9ヶ月も開催されないとは思わなかった。

 リレーマンガやった。たろおみさんのアクの強い絵に負けずリツコの絵も魅力的で楽しかったなあ。そういえば今年はたろおみさんと仲良くなれたと思う。今年よかったことだ。

3月(メイドカフェ、ワニ)

 廃材さんとtnhr氏とメイドカフェに行きました。

 この記事がなかなか好評いただけたようでうれしかった。こういう文章をみんな面白がってくれるんだなあと思ったんだけど、以降こういうハイテンションな文を書くタイミングを見つけられなかった。

 この記事の冒頭でも触れている通り、この頃は古典にはまっていました。昔の人が自分と似た感性を持っていることを実感できるというのは、自分の心を友達に理解してもらえるのと同じくらいうれしい。

 ワニが死ぬ。ネットが一個の話題で盛り上がるなんて久々で、とても楽しかった。最後のためだけに空虚な日常を毎日書きつづけた、本当にすごい作品だった。だがあの終わり方は許さないぞ。


 最近のtwitterマンガでは『ちいかわ』が人気ですが、あれは『ワニ』へのカウンターとしてよくできたマンガだと思います。『ワニ』が死を宣告したうえでなんでもない日常を印象深くさせたのに対して、『ちいかわ』は終わりのない日常のなかに不穏さを適宜入れることで、全体を鮮烈にする。構造は似ているんですが、『ちいかわ』はクライマックスに頼らない話題性を生産しつづけている。賢いなあと思います。

4月(Live2D、バイト体験、秩父)

 Live2dをやったりいろいろ初めました。これは私とはまったく関係ないけど個人Vtuber人格わかれちゃんの動画。

 コンビニバイトをはじめたけど4回くらいでいかなくなった。キッザニアみたいだな。
 親ともめてガチでつらくなったのも4月。ちょっとだけ自分から死の香りがしましたよ。

 秩父に遊びに行った。マジで地方の感じがして面白かった。なじみ深い西武池袋線を降りると意味わからん場所にいる不思議。

5月(なんもしてない)

 親ともめたりしてあまり精力的に活動できなかったなあ。動画つくった くらい。コミティアのためにマンガを描いていたが、コミティアがなくなって完成しなかった。(11月に出したマンガの元にはなった。)精神科に行ったりして色々と良くなったりなんだり。

6月(C#)

 unityでC#使えるという話を聞いて、C#を勉強していました。これは当時ハマっていた謎のプログラミング学習SF乙女ゲーム。

 最近全然やってないので完全に忘却する前にやらんとなあ……。

7月(プリジャン)

 ぷにケット、プリジャンに参加しました。二次創作は昨年のコミケ以来で、楽しく描けました。

 今年はいろいろ考えこんだりして良いマンガをかけなかったので、これが今年いちばんマシなマンガになる気がする。おいおいマジすか。

8月(note開始)

 noteをはじめた。もうずいぶんやっている気になっていたがまだはじめて4ヶ月しかたってないのか。

 いろいろ書いたけどこの日記マンガがよかったですね。

寝坊してまずパピコ食ってるのかわいい。

今年はHAIZAI AUDIOさんや三崎須加さんとかが自分のマンガ(特に『性の輪廻』)をほめてツイートしてくれることがあって、それがとても驚いた。うれしかったし色々励みになった。が、去年の8月以来ろくなもん作れてないということでもあるのだ……。

動画を作ろうと思って公園に行ったら異常なほど虫に刺された。これは私とはいっさい関係ないけど公園で撮られたらしい人格わかれの動画。

9月(蟹のマンガ、ゲーム構想)

 万葉集をもとにしたマンガを描く。かにこまっ!(誰にも言及されなかった小ネタ)。

 モデリングを多少勉強する。PCスペックが激低なのでローポリ専門。これは私とはぜんぜん関係ないけど人格わかれちゃんの動画。

 ノベルゲームをやって、作りたくなる。tnhrといっしょにゲームの構想を練る。12月16日現在、進捗40パーセントくらいですが、このときの構想がわりとそのまま作品になりつつある。

10月(マンガ失敗、絵の練習、静岡旅行)

 BLオンリーイベントに出る。本当はしっかりした作品を書いていたんだけどあることをきっかけになんか性愛みたいなものを嫌悪するタームが来てしまって、描ききれなかったなあ(いちおう別の作品を一晩で12p描いて出した)。やっぱ性愛とかダメだよ!時代は暴力とかわいさ。

 厚塗りの練習をしたりする。あまりお目にかけられていないが、だいぶデジ絵がマシになった。

 HAIZAI AUDIOさんと静岡に行って「富野由悠季の世界展」を見に行く。静岡旅行の話はnoteにまとめ中です。6月くらいに廃材さんがイデオンを見てくれてめちゃくちゃうれしかった。先鋭な感性をもった人とイデオンの話をできるとか、もう人生やること残ってねえな?

11月(コミティア、ゲーム制作準備)

 コミティアに出る。9か月ぶりのコミティアということでテンションと意気込みが異常なほど高まって、絶対に完成しない容量のマンガを構想し、実際大変なことになってしまった。
 考えた内容はすごいと今でも思うんだが、俺には手に負えなかったよよよ……。

 コミティアを挟んでゲーム制作の準備を色々する。ゲームの企画コンペがあったのでそのために企画書を共同制作者と一緒にいろいろこさえる。コンペ自体は落ちたし、いろいろ看板詐欺めいたコンペだったが、締め切りのために色々アイデアを具現化する良いトライだったなと思う。

12月(ゲーム制作、バーチャルマーケット)

 ゲーム制作開始!きっと人気も面白さも得られる作品になるという自信がある!唯一不安なことはモチベが日によって不安定なこと…。私はやりきるのが苦手なんだよな……。


 ゲームで使えないかと思ってセルアニメ風のイラストを描いています。

 ゲームつくるうえで『さよならを教えて』をプレイしているんですが、普通に怖くなってメンタルやられました。それとカウンセラーさんにおすすめされた親子関係の本を読んでガチで苦しくなった。いい本で感想も書いたが。

 バーチャルマーケット5に「人格わかれちゃん」の協力者として参加。

 色々な方のご協力でなんとか参加できた……。人格わかれちゃん達には本当に感謝しています。

 ねんどろいどみたいな見た目の人間がねんどろいどブースを物色しているところ。なんかしっくりくるいい写真です。

 実際に参加してみたらめちゃくちゃ楽しかったので、次回はもっと頑張ろう(そして迷惑をかけないようにしよう)と思いました。

まとめ

 今年行った活動はこんなところでしょうか。色々やったような、なにもしてないような……。やはりずっと寝て過ごしちゃいけないね。全身全霊で無職をしないといけない。

 今年は画力が微妙に向上したと思う。やはり視覚表現を行う以上は、下手でも地道に描いて伝える努力しないとなあと思います。

 来年はゲーム制作とVRをがんばりたいです。というかお金がほしい。ゲームを売って「リッチな無職」くらいにはなりたい。

おまけ:今年見てよかったもの

漫画
藤本タツキ『チェーンソーマン』最新刊未読。デビルマンにインスパイアされたマンガとして初めてデビルマンを超えるのではないかと思っているがどうなるだろう。
日野日出志『蔵六の奇病

今年は漫画単行本をほとんど買わなかったな。そもそも書店にいかなかった。


一般書籍
山川弥千恵『薔薇は生きてる』。1917年生まれ1933年没の少女の残した詩と日記。死というものを明確に内在させた少女の美しさがすごい。8歳から死の直前までの文章が載っているが、同じ病院に入院していた友人の死をさかいに空気感が変わる。

『表現したい世界を描く! CLIP STUDIO PAINT PRO イラストレーションテクニック』2016年発刊のクリスタの教本。機能を熟知しているが塗り技術が低い人間にとって、この手のメイキング集はなかなか参考になりそうです。

アーサー・C・クラーク『幼年期の終わり』今年読んだほぼ唯一の小説。やはり有名どころのSF小説は読んで損ないなと思った。

同人誌・web漫画

今成震『饗奔』コミティア感想で書きました。

ファミリア『ジュエルフェアリー』他 ぷにケット感想で書きました。

カスガ『キャトルマスター』アイマス二次創作でいっぱしのマゾヒズム文学をやってしまった作品。読みたい方は自己責任で検索して読んでください。マゾヒズムというものは一つ関係性の渇望であると思うのですが、それは単なる被虐とか、下等に扱われる快楽ではなく、暴力的な関係性の元に起きる身心の様々な感情の発散にあるように思います。これはそれを完璧に描いた作品で、『家畜人ヤプー』よりも一本の物語としての完成度は高く、蛸壷屋よりもえぐい"素材"の使い方をしている。

アニメ
今年のアニメ
『魔入りました入間くん』(森脇真琴監督)
『ミュークルドリーミー』(桜井弘明監督)
『魔王城でおやすみ』(山崎みつえ監督)

今年じゃないもの
『Ha! Ha! Ha!』(デイブ・フライシャー監督)
『デ・ジ・キャラットにょ』(桜井弘明監督)

今年はアニメをあんまり見なかったなあ。

ゲーム
『シュタインズ・ゲート』
『天穂のサクナヒメ』
『真昼の暗黒』

三国志14PKをやりたい。

音楽は書くとしたらもっと長く書きたいから割愛。

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