旅の記憶 1994・夏 小さな村にて #4
30年前の夏
僕はペシャワールの
小さな村にいた
パパ氏に連れられ村を散策
子ヤギを連れた青年が現れる
浮かれる僕ら
どんな流れだったのかは覚えてないが
子ヤギを抱っこするイサク
ヤギもまんざらではなさそうで
好奇心旺盛に顔を舐めているように見える
子ヤギ 小さいけど
そこまで小さくはない
続いてケンイチロウ
2人ともこの旅で見たことのない笑顔
僕たちはこの旅の間
ずっと緊張感に包まれていた
初めての土地
異なる文化
通じない言葉
日本とは異なる
治安への不安
この小さな命が
僕たちをそんな緊張感から
束の間解放してくれていたように思う
でも今考えると
このヤギ
ペットじゃないよな・・・
僕たちの村の散策は続く
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