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札幌山の手OG第3期 栗林・河村に東藤が加わり、再び全国強豪校になる

斎藤麻未、佐藤奈々美、尾崎早弥子が卒業し、札幌山の手第3期の主役は栗林・河村・東藤へと移っていく。特に、栗林と河村が3年生のときには再び全国4強になった。

🏀2015年 雑草系軍団卒業し、東藤入学前の端境期

◎京都インターハイ ベスト32
http://kyoto.japanbasketball.jp/hs/ih2015/game_result_index.htm

シードだったため2回戦から始まった京都インターハイだが、結果は初戦敗退。こんなところでも雑草系軍団が抜けた穴の大きさを思い知らされることに……

⛹🏻‍♀️2回戦 札幌山の手 75-87 福大若葉

3年になった米谷帆芽、2年の栗林未和がスタート。河村美侑は途中から出場した。姫路の久米捺美(2年)も途中出場。

相手の福大若葉には、富士通で栗林とチームメイトの#5 内尾聡菜(3年)がいて、ゲームハイの31得点と大暴れされた。マッチアップは米谷と内尾。また、ご存じの方も多いと思いますが、キラ(内尾)の弟は福岡第一で河村くんと同級生でレギュラーとして日本一、中央大学(関東1部)に進学し試合に出場して活躍しています。なお、走り方から笛の音までもが格好いい、須黒祥子さんが主審です。

どうでもいい話ですが、おニャン子ど真ん中世代で会員ナンバー36番推しだった私としては、福大若葉の#7 渡辺満里奈さんが気になっていました😅

【動画(インハイtv)】※途中、数回広告あり
前半

#7 米谷帆芽 0得点(3p:0/0 2p: 0/2 FT:0/0)
#15 栗林未和 9得点(3p:0/0 2p:3/6 FT:3/4)
#12 河村美侑 3得点(3p:1/5 2p: 0/1 FT:0/0)

後半

#7 米谷帆芽 0得点(3p:0/0 2p:0/1 FT:0/0)
#15 栗林未和 6得点(3p:0/0 2p:2/8 FT:2/4)
#12 河村美侑 0得点(3p:0/1 2p:0/2 FT:0/0)

◎ウインターカップ2015 ベスト16
https://xn--eckzax5bza8b6eyera6fte.com/highschool-basketball/2015%e3%82%a6%e3%82%a4%e3%83%b3%e3%82%bf%e3%83%bc%e3%82%ab%e3%83%83%e3%83%97-12%e6%9c%8828%e6%97%a5%e3%80%80%e5%a5%b3%e5%ad%90%e6%9c%80%e7%b5%82%e7%b5%90%e6%9e%9c%ef%bc%81/

⛹🏻‍♀️1回戦 札幌山の手 94-81 山村学園

スタッツ・動画は見つからず結果のみ。山村学園には、山梨QBの渡邉まりい、トヨタ紡織の佐坂樹がいた。

⛹🏻‍♀️2回戦 広島観音 72-82 札幌山の手

⛹🏻‍♀️3回戦 札幌山の手 78-100 昭和学院

3位になった昭和学院に20点差以上つけられて敗退。昭和学院には、山梨QBの山本由真(3年)デンソーの赤穂ひまわり(2年)がいた。

この年の4番は久保愛里。卒業後は北海道文教大学に進学。大学卒業後の動向は不明だが、北海道に根差したスポーツクラブ「ノルドブレッザ」にいるのかもしれない。

スクリーンショット 2021-10-10 17.52.49

写真引用:Wリーグ公式サイトより
https://www.wjbl.org/

🏀2016年 栗林・河村3年で東藤・関の仲良しコンビ入学

◎広島インターハイ 3位
https://xn--eckzax5bza8b6eyera6fte.com/?s=%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%8F%E3%82%A42016%E3%83%90%E3%82%B9%E3%82%B1&paged=2

⛹🏻‍♀️2回戦 札幌山の手 120-65 韮崎

栗林とルーキー東藤が早くもスタート。河村も途中出場。関はベンチ外だ。相手の韮崎には、山梨QBの石川明日香(3年)がいた。

#4 栗林未和 23得点
#14 東藤なな子 12得点
#7 河村美侑 6得点

⛹🏻‍♀️3回戦 札幌山の手 78-77 昭和学院

栗林、河村、東藤がスタート。1年の東藤がチームハイの22得点。昭和学院に1点差の辛勝。昭和学院には東京オリンピックで大活躍したデンソーの赤穂ひまわり(3年)ENEOSの星杏璃(1年)がスタートで出場していた。

【動画(インハイtv)】※途中、数回広告あり

#4 栗林未和 12得点(3p:0/0 2p:5/13 FT:2/2)
#7 河村美侑 11得点(3p:1/3 2p:3/7 FT:2/2)
#14 東藤なな子 22得点(3p:0/1 2p:9/16 FT:4/6)

スタートからコートにWリーグ選手が半分いる上に、1点差だったこの試合も見逃せないカードだ。なにせ、ひまわりと東藤、ひまわりと栗林、河村と星などがマッチアップしているのだから。東藤の粘りディフェンスもこの頃から。ひまわりからゴール下バスカンを決めたプレイはまさに東藤、素晴らしいなと。

推しの#11 星杏璃はほぼモンチッチ😆しかし、プレイはピカイチ!スティール、ブロック、アシスト、得点とオールラウンダーPGっぷりがすでに1年の頃から見られます。特にスティールとアシストは秀逸。3Q後半の2連続スティールはトリハダものです。

栗林のフック、ひまわりのブロックショット、東藤のドライブ、見どころ満載なので見なきゃ損ですよ!

⛹🏻‍♀️準々決勝 札幌山の手 74-68 開志国際

この試合も激戦。栗林、河村、東藤がスタートで、相手の開志には新潟の中島彩衣(3年)日立ハイテクの船生晴香(3年)トヨタのシラ ソハナ ファトー ジャ(3年)がいて、両チームのスタート10人中6人が現在、Wリーグ選手ってんだから、お宝試合でっせ、旦那。もっと言えば、富士通→日立ハイテクで元選手の藤永真悠子さんを入れれば、脅威の10人中7人😳すごいです。

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#4 栗林未和 29得点(3p:0/0 2p:11/25 FT:7/10)
#7 河村美侑 9得点(3p:1/2 2p:3/7 FT:0/0)
#14 東藤なな子 7得点(3p:0/0 2p:3/10 FT:1/2)

⛹🏻‍♀️準決勝 桜花学園 77-50 札幌山の手

2011年以来のIH準決勝。この年優勝する桜花学園との対戦だ。このときの桜花学園はベンチメンバー12人中9人がWリーグ選手になった。現在、Wリーグ選手は8名(1名は引退)。まず、スタートのうち4人が現役Wリーグ選手でトヨタの馬瓜ステファニー(3年)・山本麻衣(2年)富士通の赤木里帆(3年)羽田の粟津雪乃(3年)、もう1人がデンソーを引退した佐古瑠美さんだ。さらに、ベンチにはトヨタの平野実月(3年)ENEOSの梅沢樹奈(3年)・藤本愛瑚(2年)アランマーレのコナテ・カディジャ(3年)。豪華過ぎるメンバーだなと。

【動画(インハイtv)】※途中、数回広告あり

#4 栗林未和 15得点(3p:0/1 2p:7/19 FT:1/3)
#7 河村美侑 12得点(3p:2/10 2p:2/10 FT:2/2)
#14 東藤なな子 5得点(3p:0/1 2p:2/7 FT:1/2)

動画を見るとわかるが、最初は粟津と東藤がマッチアップするも、粟津と梅沢が交代すると、ステと東藤がマッチアップすることに。中学から経験豊富な桜花学園の3年生CAP相手にルーキーができることは多くない…当然だが、東藤が活躍する場面は少なくなる。梅沢と栗林のマッチアップは見ものだ。今シーズン、ENEOSと富士通が対戦するときに観られそうなマッチアップだ。

◎ウインターカップ2016 ベスト8
http://wintercup2016.japanbasketball.jp

桜花学園に力の差を見せつけられ3位となったIH。ウインターカップでは、雪辱を晴らし、さらなる高みを目指したいところだ。だが、その行手を阻んだのが、IHで1点差の激戦を演じた昭和学院だった。

⛹🏻‍♀️2回戦 札幌山の手 115-65 龍谷富山

#4 栗林未和 22得点(3p:0/0 2p:11/12 FT:0/0)
#7 河村美侑 2得点(3p:0/1 2p:1/2 FT:0/0)
#14 東藤なな子 23得点(3p:0/0 2p:11/16 FT:1/2)

順調なすべり出しだった2回戦。特筆すべきは#6 池田玲奈がスリーを14本決めている点だ。スリーだけで42得点という……しかも成功率50%だ。凄まじいとしか言えない。

⛹🏻‍♀️3回戦 札幌山の手 93-82 星城

#4 栗林未和 42得点(3p:0/0 2p:21/29 FT:0/3)
#7 河村美侑 4得点(3p:0/0 2p:2/4 FT:0/0)
#14 東藤なな子 14得点(3p:0/0 2p:7/16 FT:0/0)

前日の試合で池田がスリーだけで42得点したが、この試合では栗林がツーだけで42得点だ。

⛹🏻‍♀️準々決勝 札幌山の手 55-91 昭和学院

#4 栗林未和 32得点(3p:0/0 2p:15/30 FT:2/4)
#7 河村美侑 6得点(3p:0/2 2p:2/4 FT:2/2)
#14 東藤なな子 2得点(3p:0/0 2p:1/11 FT:0/0)

河村はスタートを外れ、東藤も2得点で終わった。栗林は1人気を吐いたものの、36点差の大差で昭和学院に敗れた。

昭和学院には、デンソーの赤穂ひまわり(3年)ENEOSの星杏璃(1年)、ベンチに三菱の笠置晴菜(3年)がいた。ひまわりは25得点、13REBのダブルダブル達成。特筆すべきはルーキーながらPGを任せられた、推しの星杏璃だ。オールラウンダーPGだということは前述したとおりなのだが、この試合でも数字に現れている。10得点、9REB、8AS、8STという驚くべきスタッツ。トリプルダブルどころか、クアドラプルダブルが見えた数字である。

スタッツでいうと8ST、ディフェンスの素晴らしさが推しになった理由なのだ。ディフェンスが楽しみな選手って多くない。それはENEOSに入ってからも同じ。得点力(中でもスリーポイントの精度)が上がってくれば、日本代表に呼ばれてもおかしくないのではないかと見ている。フランスオリンピック、ひそかに期待しているのだ。

栗林は卒業後、富士通へ。河村は専修大学を経て、新潟に入団した。

スクリーンショット 2021-10-10 17.53.29

写真引用:Wリーグ公式サイトより
https://www.wjbl.org/

🏀2017年 2年生中心のメンバー構成で東藤・関が活躍する

◎福島インターハイ ベスト32
https://basket-plus.jp/ih2017fukushima/

大黒柱の栗林が抜けた年。前年大会3位チームとして臨んだ福島インターハイだったが、厳しい戦いとなった。緒戦で因縁の昭和学院と対戦、昭和も大黒柱の赤穂ひまわりが抜け、さらに推しの星杏璃が怪我でいないなか、7点差で敗れた。

⛹🏻‍♀️2回戦 昭和学院 77-70 札幌山の手

#12 関ななみ 9得点(3p:1/6 2p:3/5 FT:0/0)
#14 東藤なな子 25得点(3p:0/0 2p:12/20 FT:1/4)

【動画(インハイtv)】※途中、数回広告あり
前半途中まで

◎ウインターカップ2017 ベスト32
http://wintercup2017.japanbasketball.jp

ウインターカップでも緒戦の2回戦で敗退した。

⛹🏻‍♀️2回戦 札幌山の手 77-83 就実

#14 東藤なな子 41得点(3p:0/0 2p:17/27 FT:7/11)
#16 関ななみ 9得点(3p:1/6 2p:3/5 FT:0/0)

相手の就実には、元三菱選手だった那須愛加さんがいた。敗退したものの、東藤は41得点で大きなインパクトを残した。2年生主体だった2017年、全国では好成績は残せなかった。東藤が3年になる2018年は期待がかかるが、その話は第4期ということで。

ご静読、ありがとうございました。

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