富士通レッドウェーブ4連勝！ 28得点した篠崎は昔はもっと得点していたのよ

10月31日（日）＠とどろきアリーナ、シャンソン化粧品シャンソンVマジックを迎えて2連戦の2戦目が行われた（2戦とも富士通のホームか知らんけど）。今節は、昨シーズンのように1会場で3試合が観戦でき大変お得になっておりました！ほかは、トヨタ-山梨、デンソー-トヨタ紡織のカードだった。

🏀ほか2試合の気になったポイント

トヨタのボールマンへのディフェンスが厳しい。プレッシャーを与えて、通常の視野を確保させない。そこからスティール、ターンオーバーが生まれているように感じた。一方の山梨はボールマンへのディフェンスがトヨタと比べると緩いと言える。その差は1Q から観ていて感じた点だ。

山梨で注目は若原。ポジション的には1番、2番あたりをこなす選手だが、攻撃時はあのサイズながら相手を背負ってのプレイができる。これは強みになる。と言いつつも若原は171cmあるのだが、そう見えないのが不思議なところ。

桜花学園→東京医療とトップレベルでバスケをしてきたから、トヨタのプレッシャーでもシュートを沈めてくる選手。ゴリゴリするプレイもできて、速攻の先頭ももちろん走れる。山梨をじっくり観ると、改めていい選手だなと。

もう1試合は、ひまわりと東藤のマッチアップに釘付けだった。その前に、どうしても触れておきたいのが佐坂樹だ。東京成徳にいる妹とは真逆のフィジカルタイプのプレイヤーだが、この試合で妹並みにスリーも入ることを証明した。ひとむかし前、当時JXの試合を観ていて、間宮にスリーがあったら無敵だろうなと常々思っていた。佐坂は「スリーもイケる間宮」になれる逸材と見ている。佐坂にもっとプレイタイムを。

さて、ひまわりと東藤の話に戻そう。2人とも、タイプ的には「ぶわっと飛んでくる選手」だ。視界の外から突然入ってきて、リバウンドをかっさらうシーンがお互いにあった。スーパーマンのように。やはり、2人とも身体能力が高い。

特に、東藤オフェンスでひまわりディフェンスのときが楽しい。世界レベルのディフェンスをほこるひまわりに、瞬発的に体が反応する感じで攻める東藤。オフェンス有利のバスケにおいて、10回やったら７、８回は止められてしまうと思われるが、あと２、３回で何かやってくれそうな気がするのが東藤だ。

「こう攻めよう」とか細かく考えずに、「なんとか攻めたい！」という気持ちが体を反応させる。だから、想定外の動きを見せるので「おお！」ってなることがある。それが東藤のいいところ、個人的に好きなところだ。

同じタイプが富士通レッドウェーブの”頼れるベテラン”篠崎澪だ。観ていて、なんとなく同じ匂いを感じている。強靭な脚力から粘っていく感じ、また瞬間的にスピードを上げてる感じが。東藤を見るたびに篠崎と似ている感が増していく。

🏀篠崎の得点能力を学生時代まで振り返ってみる

この試合、富士通75-66シャンソンだった。75点のうち篠崎は28得点で、チーム全体の4割近くを篠崎が得点したことになる。

学生時代、特に松蔭大学時代はスコアラーとして名を馳せていた。30点台が当たり前で、20点台だと少し物足りなさを感じ、10点台だと怪我を疑ったものだ。私が知り得る限りの大学4年間のスタッツで一桁得点だったことは4試合のみ。一桁台のときは、きっと熱が出てたのに強行出場したんだろうと、半分本気で思わざるを得なかった。それほど篠崎の得点力は群を抜いていた。

関東大学女子バスケットボールリーグの1部と言えば、大学バスケでは間違いなくトップレベルで、全国の強者どもが集まっていた。もちろん、Wリーグのトップレベルとは差があるだろう。しかし、あの当時、切磋琢磨していたのが白鷗大の落合、拓殖大の瀨﨑だったことからもレベル感はお分かりいただけると思う。

落合と篠崎の1対1は、本当に見応えのあるプレイが多かった。それを大学の体育館という、コートと近い環境で観戦できたのが、今思うと素晴らしいことだったんだなと。

関女のホームページがリニューアルされたタイミングで過去のBOXとかが見られなくなってしまった。だが、篠崎の関女時代のスタッツを記録していた”篠崎マニア”がいた。何を隠そう、このわたしだ（ドヤ顔）。高知全中のスタッツやインターハイ、ウインターカップのスタッツ、大学時代は春トーナメントと秋リーグ戦のスタッツまで記録しているので、それはまた別の機会に残しておきたい。

#11 篠崎澪
28得点（3P：4/7　2P：7/12　FT：2/2　REB：6　AS：5）

BOXスコア
https://www.wjbl.org/schedule_result/detail/boxscore/?locale=PC&command=boxscore&schedule_id=6794

最後はステの髪型コレクションをどうぞ！