JISキーボードにまで文句を言ってたオレ

これは思い出深いテーマです。JISキーボードをネタに連載3ヶ月使いました。文句言い続けたオレ。友達からもうキーボードの話はいいから!と怒られた回です。

そもそも、今では信じられませんが当時はMacでも英語版キーボードを選べなかったんですね。AppleStoreのBTOオプションは最初から優れていて、結構な構成が自由に選べていたのですが、PowerBookのキーボードまでは選べるようになっていなかったんですね。今では信じられないとか書いてますが、こんな幸せなのはMacユーザーぐらいで、PCのラップトップは基本JISキーボードしか選べないという残念な環境が続いています。Macでよかった。

さらっと書きましたが、思えばこの当時はMacBookではなくPowerBookだったんですね。最初名前が変わった時は、えー、MacBookなんてだせー!と思ってましたが、いま見返してみるとPowerBook、気合い入りすぎな名前ではないかと感じてしまいます。面白いモノです。

そういえば、この連載と連動して実際に署名活動なんてことをやったんですね。キーボードに自由を、シュプレッヒコール!って気持ちで。で数も集まったので、先輩ディベロッパの方にお願いしてAppleへ届けてもらいました。その甲斐もあったのか、それからしばらくしてBTOオプションで英語キーボードが選べるようになりました。とまぁ、そんな流れなのは間違いありませんが、実際に署名のおかげだったかどうかは微妙でしたね、けっこうすぐに実現されたので、たぶんAppleも用意していたのでしょう。なんにせよ、結果的にユーザーの声を聞いてもらえて感動したのを覚えてます。

さて、3ヶ月目の文句はついにJIS規格にまで向いてしまってますね。ただJISキーボードしか選べない環境が気に食わないというだけで、よくここまで調べて書いたモノです。怒りは常にぼくの原動力ですねw

で、このJISキーボード周りの現状ですが、Macにかぎらずほとんど何も変わっていないように見えます。当たり前のようにJISキーボードが付属されて売られている。英語キーボードも昔に比べて市民権は得られたようには思いますが、まだまだ少数派。やはり一度導入された仕様を覆すのは難しいんでしょうね。ダメな仕様でも使われてしまえば後戻りはなかなか難しいモノですな。

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