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感情論

先月末、職場の棚卸しだった。
集計するのは外部に依頼するため、我々がやるのは在庫を極力減らし、見本を売り場から引いて、なけなしのストッカーを空にすることだ。

在庫を減らすのはなんとかなった。意外と時間ができたタイミングや、すこし残業をして大変なものは減らした。(細かい部分は目を瞑った)

さて、突然だが私は片付けが大嫌いである。自宅も業者入れたいくらいくっちゃくちゃで、にっちもさっちもいかない。去年か一昨年か一度きてもらったが、見事にリバウンドどころか酷くなっている。

職場も言わずもがな。取引先からきた注文書の山、山、山。実に段ボール3箱分。
そのまま可燃ごみの袋にポイポイできてたら苦労はしない。紙とビニールを分けないといけない。この分別作業が怠すぎる。

とはいえ、やらないわけにはいかない。遅番の日に少し早く職場に行き、黙々と分別をした。するとどうだ。1時間ほとで分別し終え、袋にポイポイできた。

要は、分量の問題なのだ。わかっている。少ないうちにやれば早く終わるのも知ってる。毎日5分で済むものを1時間かけてるのは本当にバカバカしい。

さて、職場の片付けは1時間集中してできたのに、家の片付けはさっぱりだ。
職場の片付けはいらないと明確にわかっているものだから早かった。
家の片付けはいるのかいらないのかが明確にならない。だから捨てられない。付喪神でもついてるのか。いや、そんなのはついてない。心置きなく捨てればいい。

一気にやろうとするから挫けるのだ。少しずつ捨てればいい。


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