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ドラマ破天荒フェニックスを見た感想 #20

先日実家に帰ったとき録画していたドラマ破天荒フェニックスを見ました。
※ネタバレを含みます。

積読になっていた破天荒フェニックスを読もうと思うくらい、すごく刺激を与えてくれたドラマでした。
今年見たドラマでいちばん良かったです。(まだ2月)

あらすじはこちら


印象に残っているシーンは2つありました。
1つは、東日本大震災の避難所で出会ったおばあちゃんのはなし。

競合他社のメガネ店が義援金を送る中、俺たちは俺たちのできることで貢献しようということで、SUNDAYS(OWNDAYS)のスタッフは東日本大震災の避難所で無料でメガネを作っていました。そこで視力が弱くなったおばあちゃんのメガネを作ったという話です。
おばあちゃんは震災にあってから知り合いと離れ離れになって独りでした。

家族の安否もわからない。

親戚の安否もわからない。

大切な人が今、生きているかもわからない。

そんな状況だったと思います。

そんな中、他の避難所に避難している人のリストが書いてある用紙がホワイトボードに貼り出されていました。
でも、そのおばあちゃんは老眼で避難している人の確認ができませんでした。

「周囲の人に頼ろうかと思ったけど、他人の口から真実を聞く勇気がなかった。」
おばあちゃんはそう言いました。
声をかける勇気がなかったんじゃないんです。
自分の目で真実を知りたかった。

そんな時に、無料でメガネを作ってもらい、自分の目で真実を知れたおばあちゃん。
別の避難所に家族がいるってわかった。

「見えるってことがどんなに素晴らしいことなんだろうって今日ほど感じたことはなかったわ」

そうおばあちゃんは言った。

この時感じたことは2つあって1つは、自分が当たり前にできることが誰かの救いになるということ。
もう1つが、仕事のやりがいは仕事をやっていく中で、見つけられるということです。


もう1つ印象に残っているのは、事務をしていた社員さんが社長直属にプロジェクトに配属された時です。
彼女は自分には何もありませんからとプロジェクトを断ろうとしていました。しかし彼女には仕事をする上で大事な「他者への想像力」がありました。
彼女の資料の中には付箋が何枚か貼ってあり、小さな気配りがたくさんあったように見えました。この小さな他者への想像力に気づく社長もすごいと思う。

それまで、あまり自分に自信が持てなさそうな感じだった彼女。
現実にも、そういう人はたくさんいると思います。
小さな他者への想像力があるけれど、それを当たり前に思っている人が周囲にいる環境というのは、珍しくないかも知れません。

きっと長所に気づいて声をかけた社長の言葉に彼女は救われたと思いました。

長所を他人から伝えられる機会に恵まれるか恵まれないかで、そのあとの人生が大きく変わることだってある。
だから僕も気づいたら恥ずかしがらず、その人の良さは伝えるようにしていきたい。
そう思えました。

あっ印象に残っていることが2つって書いたけどもう1つありました。

それは社長が言った
「俺が好きな人、俺のことを好きな人そいつら全員の笑顔が欲しいからかな。
天下取ればたくさんの人の笑顔が見られるじゃん。」

このときdelyの堀江さんのnoteを思い出しました。

noteから引用させていただくと、

ー私はこのdelyという会社を創業したきっかけは高校受験の前日に3.11の東北大震災が発生し、その時に人を助けたいと思っても助けられなかった無力さを感じました。それまでの私の当事者意識は自分自身の将来や、家族の範囲くらいだったと思います。しかしその日をきっかけに日本の将来にまで当事者意識が急激に広がったのです。


この文章がとても印象に残っていて、社長の言葉とつながりました。
共通して言えることは、起業はたくさんの人を笑顔にできる可能性があるということ。
当事者意識を広い範囲で考えている人ほど、起業に向いているのかなと思いました。

社長の生き方を全てを真似することはできないけど、すごく憧れた。ゆるい空気と芯のある言葉を織り交ぜて社員と接するところとか自分が上に立つ立場になったときは真似したいなと思った。

ドラマ仕立てにするために美化していくところもあるだろうけど、実際の社長さんの苦労はもっとあると思うけど、起業はたくさんの人を笑顔にすることができるんだなーと勉強になったし、目指したいと思った。

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