自信のつけ方


 みなさんは自分に自信がありますか?

 「ある」と即答できる方というのは少ないんじゃないかと思います。
 自信があると、主観的な人生はかなり変わります。

 とりあえず「根拠のない自信」をもつというのを目標にやっていきましょう。

 ここでいう「根拠のない自信」というのは、「結果に頼らない自信」と言い換えられます。

 一般的に自信というものは、結果が出た人が持っていると思われがちです。
  わたしが会ったことがある有名人でいうと、400勝投手の金田正一さんがいらっしゃいます。もう、自信が服着て歩いているというか、「おれは日本でただ一人、400勝した男だぞ」みたいなのが背景に見えるくらい自信満々でした。
 もちろん、そういう人を目指して自分を高めていくことは大切です。
 けど、この自信のつけ方は折れやすいんです。

 なぜかというと、自信の根拠になっているところで負けると、委縮してしまうから。
 ダニングクルーガー効果というものがありますが、上にいくほど正確に自分の力量を見極められるのと、やべーくらい出来る人間ばかりになるので、自信がなくなっていきます。
 僕も筋トレでベンチプレス100kgは上がります。日本の人口でいえば、1%の人間です。けれど、ジムにいけばいくらでもベンチプレス100kgなんています。インクラインベンチプレスで100kg×10repとか見ると、まだまだだなぁってなります。
 これはどんなジャンルでも同じで、上に行くほどその物事で自信をつけるという方法は不可能になっていきます。日本で一位、世界で一位とかまで終わりません。

 なので、根拠のない自信が大事なんです。
 
 おすすめなのは、努力をしていること自体がまずすごいという事を知るべきです。こんな記事ここまで読んでいる人とか、マジで勉強して自分をよくしようって思っている人だけです。
 社会人で、個人的に勉強している人は約3割です。行動できる人でまず3割まで減ります。
 この時点で過半数よりは上なわけですね。

 継続的な努力ができる人も少ないです。
 3か月以上の継続的な努力ができる人間は5パーセント前後といわれています。つまり、行動してなおかつ継続できる人間というのは、ざっくり、全体の「1.5%」のみなわけですね。
 ですから、「筋トレや食事に気を付けて努力できている俺は上位」と知ることが大事です。
 もし継続的な努力が出来ていない人は、なんとか3か月続けてみましょう。毎日じゃなくていいです、筋トレも週3回どっかで行くと決めてやってみてください。
  そうすれば忙しい日にやらなかったときに言い訳せずに済みます。
 予定をこじ開けて別の日に入れればいいんです。

 人間はコンフォートゾーン、普段生活しているルーティンからは抜け出しにくいです。これは本能です。
 原始時代は、死なない生活圏が確保できていたらそこから動くのが死につながります。ですから、生存が約束されているルーティンから抜け出せません。
 習慣を変えたり、継続するのが難しい理由はこれです。
 これを知っておけばいやになっても「これはコンフォートゾーンを抜け出したくない本能なんだな」と分かって対応できます。

 そして、コンフォートゾーンのいいところは、一回習慣化されると抜け出せないこと。つまり、いい習慣や努力を継続すると、それをやらないと気持ち悪い感情が生まれます。
 1回滑り出せば、あとは本能が努力を加速させてくれるわけですね。

 さあ、いまから努力して1.5%の人間になろう!

 

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?