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BASSDRUMに新しい職種と仲間とオフィスが増えました

BASSDRUMは、そもそもテクニカルディレクターという職業の人ばかりを集めた会社・コミュニティとして企画され、立ち上がりました。言い出しっぺの清水幹太から世の中に発表したのが2017年の12月、会社法人としての立ち上げが2018年の2月、2018年の9月にやっと初期メンバーが集結してコミュニティとしても本格稼働しました。

光陰矢の如し。そこからもう早いもので2年です。BASSDRUMは、本当に面白い場所になりました。BASSDRUMには何のてらいも無く、日本でもトップクラスのテクニカルディレクターが集結していると自信を持って言えますし、BASSDRUMとして仕事をしているだけではなく、世の中のテクニカルディレクターの皆さんと並走する職能コミュニティを形成しています(これはもっと公的なものに変化していくべきだと私たちは考えています。今後のアップデートにご期待ください)。

何はともあれ、BASSDRUMをつくってきた初期メンバーが自分たちでもちょっと引くほど、多くの強力な仲間が一緒に働いています。とはいえ、基本的には全員がデジタルものづくりの技術監督・テクニカルディレクター、特殊な職業の人たちです。テクニカルディレクターばかりが集まっている限り、経理や営業、PRといった、会社やコミュニティを運用する上で必要不可欠な仕事もテクニカルディレクターがやっていく必要が出てきます。この問題は1年ほど前から顕在化していて、コミュニティ・マネージャーとして磯崎智恵美が参加したのもそういった経緯です。経理担当なども、一緒に働いてくれている人がいます。

とはいえ、テクニカルディレクターの集合体を2年続けていく中で、この仕事にはもっといろいろな広がりがある、単純に技術監督というだけではなくて、技術を理解しながらクライアントとのコミュニケーションを専門とする役回りだったり、テクニカルディレクターと連携しながらお金の管理も含めたプロジェクトの推進を行う役回り、デジタルものづくりの可能性をもっと広げていく役回りも、とても大事で重要な仕事になっていくのだな、ということがわかり始めました。

そしてさらに、ここに及んで、テクニカルディレクターとしての素養を持った若い世代と出会うことも多くなりました。そういった人たちと、より緊密に、一緒にお仕事をしていきたいと思うようになりました。そしてそれは、BASSDRUMに所属する、あるいはコミュニティを共有しているテクニカルディレクターの皆様にとって、BASSDRUMがより、一緒に働く意味のある、ベネフィットをもたらす存在になっていくということでもあります。

そんなわけで、もうすぐ本格稼働から3年目に入ろうとしているこのタイミング。図らずも世の中が未曾有のStay at home状態になってしまったタイミングではありましたが、この春から、BASSDRUMは新しく、テクニカルディレクターだけではなく、プロジェクトの進行や管理、そして技術のユースケースをどんどん広げていく役回りとして3名のテクニカルプロデューサーを新しくチームに迎え入れ、より良い形でこれからさらに加速するデジタルのものづくりをお手伝いできる体制となりました。

テクニカルプロデューサーは、3人体制で、BASSDRUMがお仕事をさせて頂いている3方向の領域をカバーします。

まずは、スタートアップビジネスや新しいサービス立ち上げ、R&Dプロジェクトなどのテクニカルプロデュースを得意とする奈良優斗。もともとプログラマーとしても活動する中、ソニックジャムでのリードプロデューサー経験を経て、ビズリーチにて新規事業の立ち上げを事業主サイドで経験。未知の領域を切り開く切り込み隊長です。今のところフリーランスとしての契約なので、BASSDRUMのお仕事でもご一緒させて頂くことがあるかもしれません。ひそかに北海道移住を目論見中。北海道出身者も多く、北海道で会社を持っているメンバーがいたり、〆パフェの仕掛け人の一人まで在籍しているBASSDRUMなので、近日中に札幌進出もあるのかもしれません。

次は、遊具やおもちゃ、あるいはエンターテインメント施設などを中心として、「もっとデジタルになると面白くなる」領域の仕事を広げていく、ボーダーレスなテクニカルプロデューサーである北原妙子です。元々はバンダイナムコで商品開発を担当。その後、京都への移住をきっかけに1-10driveの立ち上げに参画。様々な商品開発プロジェクトに参加し、テクニカルプロジェクトの経験を深めながら、どんどん新しい領域に活躍の場を広げてきました。現在はBUTTON INC.Skeleton Crew Studio1-10などのインタラクティブな制作会社の業務委託を兼任しており、そちらのお仕事でもご一緒させて頂くことがあるかもしれません。そして何より、彼女は週末は京都で駄菓子屋「北原商店」を経営する店主でもあります。北原商店は、子供たちに大人気のコミュニティスペースです。

最後は、広告や大規模なシステム開発などで豪腕をふるっている、株式会社パズルの岡田敦子が、パズル社と兼任のテクニカルプロデューサーとしてBASSDRUMに参画しました。岡田は、長年の制作会社経験で培ったクライアントフェイシングスキルと大規模なチームマネジメントスキルを駆使して、複雑で大規模なプロジェクトを鬼神の如く取り仕切ってきた、頼りになるとしか言いようがない強力なプロジェクトリーダー、一児の母としても活躍するゴッドマザーです。プロジェクトのリードはもちろん、テクニカルの仕組みへの理解からのUI・UX設計まで、テクニカルディレクターとしての動きもすることができます。株式会社パズルは、BASSDRUMと協業しエンジニアリングの強化を目論んでおり、エンジニアを絶賛募集中。先駆けて、BASSDRUMから長洞龍生がテクニカルディレクターとして参加し、今後もさらに人材交流やプロジェクト協働を進めていきます。

また、5月からは、新しい試みとして、今後テクニカルディレクターとして活躍することを目指すアソシエイト・テクニカルディレクターとして、小川恭平が参加しています。

元々は漫画を中心としたクリエイターエージェンシーでエンジニア兼編集者を経験、その後は上海に渡り、中国ナンバーワンのバーチャルアイドルのステージや配信を支えてきた、エンターテインメント・AR/VRのエンジニアリング、ウェブサイトやサービスの構築から、コンテンツまで幅広く考えられる、期待の新星です。

入社してからずっとStay at homeだったため、出社したことはないにもかかわらず、「ClusterでBASSDRUMの乃木坂オフィスを再現しよう」というミッションをBASSDRUMのお兄さんたちから無茶振りされ、しかし数日でバーチャルオフィスをCluster上に実現するという荒業を成し遂げました。

さらにさらに、北原のBASSDRUM参加ともう一人、日本を代表するテクニカルディレクターの一人として活躍してきた森岡東洋志が4月からBASSDRUMに参加したことで、京都在住のメンバーが2人となり、自然発生的にBASSDRUM京都オフィスが発足しました。場所は、烏丸御池駅から徒歩5分の比較的閑静な地域にあります。

森岡は京都造形大学と大阪芸術大学の講師も兼任し、アカデミックの現場からも、テクニカルディレクションの研究を進めています。

そもそもニューヨークと台湾、東京を股にかけてメンバーの在所関係なく運営していたBASSDRUM。2人の参加タイミングと時を同じくしてやってきたリモートワークの時代の中では、活動の場所は関係なく、デジタルものづくりのメインストリームで活躍することができます。これからも、世界にコミュニティの輪を広げていきます。

この春は、社会状況にともなうデジタル・トランスフォーメーションの流れも相まって、新しいお仕事にも多く出会うことができました。そんな中でBASSDRUMとしては大きなターニングポイントとなる新しいフォーメーションと新しい仲間、新しい場所での活動が始まった素敵な春にすることができました。是非、今後とも皆様と良いお仕事をご一緒させて頂ければと願っております。

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