BASSDRUM

BASSDRUMは、テクニカルディレクターを中心に集めた職能コミュニティ、そしてその中核にある会社組織です。さまざまなものづくりに関するプロジェクトにおいて、コアメンバーとして参画し、技術的な側面から寄与していく「テクニカルディレクター・コレクティブ」です。

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      BASSDRUMによる検証や実験、読み物などを発信していきます。お仕事のお問い合わせは、 hello@bassdrum.org まで。 https://www.facebook.com/BASSDRUM.org/

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    【Move.ai】モーションキャプチャーをテクニカルディレクターが一気にレビューしてみた:第二回

    BASSDRUMによるモーションキャプチャレビュー第二回で取り上げるのは、2023年3月にリリースされ、昨今のAIのブームもあり非常に話題になったAI系モーションキャプチャー「Move.ai」です。 このシリーズでは、以下の項目をベースにテクニカルディレクターの視点でレビューしていきます。 それではどうぞ! ※ 今回はiPhone8とiPhone12で検証を行いました。 ※ 本記事の情報は全て2023年4月現在のものです。 (検証日:2023年2月24日) 製品概要M

      • 【mocopi】モーションキャプチャーをテクニカルディレクターが一気にレビューしてみた:第一回

        BASSDRUMによるモーションキャプチャレビュー第一回を飾るのは今年頭にsonyから発売され一躍話題となったmocopi! このシリーズでは、以下の項目をベースにテクニカルディレクターの視点でレビューしていきます! それではどうぞ! ※今回はiPhone13 proで検証を行いました。 ※本記事の情報は全て2023年4月現在のものです。 製品概要小型かつ軽量な加速度×ジャイロセンサー6つでフルボディトラッキングが出来る慣性式モバイルモーションキャプチャシステム。

        • モーションキャプチャーをテクニカルディレクターが一気にレビューしてみた

          はじめに ここ最近、mocopi や move.ai などがリリースされハードウェア、ソフトウェア両者でモーションキャプチャー技術が盛り上がりを見せています。Virtual Youtuber をはじめた人や、VRChat で遊ぶ人などが以前に比べて増えてきている中、まだ「これ!」というモーションキャプチャーの最適解を見つけられていない人も多いのではないでしょうか。 そんな方々のために、2023年4月現在取り扱われている様々なモーションキャプチャー機材を社内R&Dチームであ

          • 技術者視点で見るCES 2023

            1月5日から4日間に渡ってラスベガスで開催された世界最大級の電子機器見本市「CES 2023」。3年振りの本格開催となった今回は、世界173ヵ国から3200を超える企業や団体が出展し、以前の活気を取り戻しました。BASSDRUMからCESに参加した7名のテクニカルディレクターのうち、本日は小川 恭平が注目したプロダクトや展示をご紹介しながら、今年のCESを振り返ります。 メイン会場 LVCC CESを構成する幾つかの会場のなかで、最大規模を誇るのがこちらのLas Vega

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            BD LIVE 2022 人気ランキング

            2022年もまもなく終わりを迎えようとしています。皆さんにとっては、どのような一年だったでしょうか? BASSDRUMがおおよそ週一で配信している、技術に関する情報番組「BD LIVE」は、年内最後となる先週の配信で75回目を迎えました。毎回、我々がああでもないこうでもないと絞り出している企画のなかで、今年特に人気だったコンテンツを上半期と下半期に分けてご紹介します。 2022年上半期 ベスト5第5位 グラフィックス制作ツール「cables.gl」 美しいグラフィックやイ

            インタビュー「3DCG制作のツール」【8K文化財プロジェクトの制作現場:スピンオフvol.03】

            — 株式会社アフタイメージを起業してからの仕事は? 成田さん 最初の頃はね、会社を作ったはいいものの、あまり自分たちのスキルを活かせるような仕事がなかなか無かったです。そんなとき、登場したばかりだったフォトグラメトリー(写真計測)という技術を趣味でやってみて、「これマッピングに使えるね」と。それでいくつかの案件を手掛けました。 NHKホールのリアリティーキャプチャーとか。今は新しくなったのですが、当時は歴史が古いホールで、3DのCADデータなんかは存在しなかったんです。

            インタビュー「起業、また起業」【8K文化財プロジェクトの制作現場:スピンオフvol.02】

            自分の会社だけど、自分だけ浮いていた 成田さん 起業する少し前に、アメリカによく行っていました。フリーランスだった頃は、半年ぐらい働いたら、1ヵ月ぐらい休む、ということができたので。 当時のアメリカはCG最前線で、いろんなイベントを開催していたんです。有名なのは世界最大のCGカンファレンス「SIGGRAPH(シーグラフ)」ですが、これは8月に開かれるんですよね。だから、7月に渡米して、ボロくて安いホテルに泊まって、バックパッカーをしながら遊んで。8月に入ってSIGGRAPH

            インタビュー「CGデザイナーになるまで」【8K文化財プロジェクトの制作現場:スピンオフvol.01】

            文化財を3D空間上に再現するという取り組みが行われています。撮影・計測したデータから3Dメッシュを作成し、テクスチャーを作成。コンテンツとして実装します。この作業の主要部分を担っているのは、一人のCGデザイナーです。成田修一。株式会社アフタイメージ 代表取締役。「ストーリーのあるものが好きだった」という彼が、文化財の3DCGデザインを担うようになるまで、どのような変遷があったのでしょうか。アフタイメージ社の高嶋さんと共に、バックグラウンドから実作業での苦労まで、たっぷりと語っ

            文化財を3DCG化する職人 【8K文化財プロジェクトの制作現場:後篇】

            見えない場所も作る 高嶋 成田さんとしてCG化が一番大変だった文化財は、どの作品でしょうか? 成田さん 甲冑です。小札鎧(こざねよろい)と呼ばれる日本の伝統的な甲冑なのですが、何千枚もの小札プレートが組紐(くみひも)で繋がっているので、これを再現するのに相当苦労しました。彫金パーツも多くて、とにかく時間がかかりました。 高嶋 この甲冑は、制作期間としてはどのぐらいかかったのでしょうか? 成田さん 4ヵ月かかりました。入り組んでいるものは本当に作るのが大変です。3DCGを

            文化財を3DCG化する職人 【8K文化財プロジェクトの制作現場:前篇】

            文化財を3D空間上で再現するという取り組みが行われています。 NHK奈良放送局で6月18日に開催されたデジタル調査会では、国宝「救世観音像」が8K画質で3DCG化されたモデルが公開され、その精密さに、研究者らから驚きの声が上がりました。 NHKと東京国立博物館が共同で取り組んでいる「8K文化財プロジェクト」は、文化財を最新テクノロジーで3DCGする試みです。国宝や重要文化財といった、普段は滅多に見ることのできないものを3DCGにすることで、そのものの質感や、細部のあしらいな

            コンサルティングイベント「フィージビリティ #4」レポート

            1年振りの開催となったBASSDRUMの技術実装コンサルティングイベント「フィージビリティ」。ゲストの方にお持ちいただいた奇抜なアイデアや無謀な企画に対して、国内屈指のテクニカルディレクター陣がそのコンセプトや狙いを読み取り、技術面、コスト、リファレンスなどのアドバイスや対案を示しながら、アイデアの実現可能性(フィージビリティ)を探っていくエンタメ系テック番組です。 4回目となる今回は、BDが拠点とするコワーキングビル WHEREVERにて9月17・18日の二日間に渡って開

            ベースドラムのインターンシップ

            先日、1人のインターン生を送り出しました。 これまで何度かインターン生を受け入れてきたベースドラムですが、決められた期間内に目標を達成してもらうという今回のようなスタイルは初の試みです。 インターンシップを行う理由 自らを「テクニカルディレクター・コレクティブ」と呼ぶベースドラムには、現在28名のテクニカルディレクター(TD)が所属しています。各々が異なる技術分野のスペシャリストである私たちは、様々なプロジェクトにおいて、時には開発チームを牽引する「リーダー」となり、時に

            BASSDRUM 4周年記念トーク「BD Session」with XR SQUAD レポート

            テクニカルディレクター・コレクティブ、ベースドラム(以下「BD」)の設立4周年を記念し、4月7日(木)に開催された生配信トークイベント「BD Session」with XR SQUAD。 パノラマティクス 齋藤 精一氏、Takram 田川 欣哉氏をゲストにお迎えし、BDの鍜治屋敷 圭昭と清水 幹太がテクノロジーをキーワードに「今あるべきものづくり」と「これからの社会」を語りました。MCを担当したバーチャルヒューマンのルカをはじめとする全体の演出は、BDのXRチーム「XR SQ

            BASSDRUM 長洞龍生 x puzzle 高井佑輔 対談 〜外部テクニカルディレクターとしてのものづくり〜

            ベースドラムにはテクニカルディレクションが必要とされるあらゆる場面において、強みを発揮できる約30名の技術のスペシャリストが所属しています。得意領域はもちろん、その関わり方も様々ですが、今回は技術周りの相談役を担う「外部テクニカルディレクター」として広告制作会社のパズル社に“半常駐”する長洞龍生の例をご紹介します。 「外部テクニカルディレクター」と言えば、技術に関する疑問や特定の案件が発生した際に、打ち合わせやSlackチャンネルを通してコミュニケーションを図るスタイルが一

            コンサルティングイベント「フィージビリティ #3」レポート

            今年2月の第2回に続き、7ヶ月振りに開催されたBASSDRUM技術実装コンサルティングイベント「フィージビリティ #3」。各界で活躍するゲストの皆さんに持ち寄っていただいた様々なアイデアに対して、国内屈指のテクニカルディレクター陣がそのコンセプトや狙いを読み取り、実現可能性を探っていくエンタメ系テック番組です。 今回もお馴染み中尾仁士さんのグラフィックレコーディングと共に、イベントの様子を振り返ってみたいと思います。 1組目ゲスト: 牧野 友香子さん (株式会社デフサポ代

            第5回テクニカルディレクター公開総会レポート

            テクニカルディレクターが中心に集まるBASSDRUM(以下、BD)とテクニカルディレクターための団体Tech Director's Association(TDA)の共催による、技術者のための情報共有会「テクニカルディレクター公開総会」。5月28日(金)にオンライン開催されたイベントの様子を、お馴染みの中尾仁士さんのグラフィックレコーディングと共に振り返ります。​ イベント内容・登壇者第5回 テクニカルディレクター公開総会 2021年5月28日(金)19時〜 @オンライン配