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プロフェッショナルは伝染するのか。カリスマになろうと思った早めの夏休み。

 担当の美容師とは大学生の時からの付き合いだ。綺麗に切ってくれるし、知識も豊富、頭の回転が速く話は面白い。そして、毎回見せてくれる料理の写真がプロ並みだ。当然お客も多い。以下、カリスマと呼ぼう。
カリスマとは、10年以上の付き合いになっている事に最近気づいた。精神だけ置いてきぼりを食らった気分だった。アラサーだと言うのに気分は大学生の時とあんまり変わってない。

カリスマには毎回2時間かけて会いに行っているのだが、もはや髪を切ってもらうよりも遊びに行っている感覚だ。美容師と医療職は仕事の内容は全く違うが、考え方としては似通った点が多い。仕事の話がほとんどだが、料理とか恋愛とか人生相談など。とにかく話題は尽きないし学びの多い会話がほとんどだ。

そんなカリスマは自分が転職した翌年に独立した。物理的に離れてしまったので、転職に合わせて引っ越す前に別れの挨拶をした。カリスマは老後、1日1人限定の店を持つという目標を言っていたので、それまでは会わないつもりだった。
引っ越して半年。他の美容師に切ってもらってもどうもしっくりこない。どうしても落ち着かない。誰でも経験した事があると思うが、「ただ黙々と髪を切る美容師」と「話を合わせながら切ってくれる美容師」。どっちが居心地が良いだろうか。若い方なら話の引き出しも少ないので仕方ないと思うが、気まずい空気に耐えられず、こちらから話を振る結果となる。

大学生の時、教授から「バカみたいに雑談するな。プロを目指すなら医療としての会話ができるようになれ。」と言われた。話が得意ではない当時の自分には、しっくり来た言葉だった。興味が持てなくても患者の病気、過去と将来、生活に興味を持てば、勝手に会話と仕事が進むのだ。そこから信頼が生まれて深い話ができるようになっていく。他の仕事でも考え方としては同じなのではないだろうか。

一方、客としての自分は髪を切りに行っているのであって、初対面の美容師と会話をしに行っているのではない。その美容師に興味がなければ話題なんて出てこない。だいぶ辛口で書いてしまったが、自分はそんなもんだ。沈黙に耐えられず適当に話を振るのだが(笑)。

カリスマとはなんでも話せる中だ。居心地がいいのは、付き合いが長いからと理解しているが、ご高齢な方とも話を合わせて、余裕で笑いを取るカリスマはカッコいい。プロフェッショナルだな~と泡パックで気持ちよくなりながら盗み聞きしていた。こういう人からは客が離れない。

才能もあるのだろうが、間違いなく努力の人だ。ひろゆきさんの動画を見るのは話しの引き出しや考え方を増やすためだと言う。
「その返し方はやべぇや」くらいで終わっていたので、明日からそういう視点を持ちながら通勤しようと思う。毎度ありがとうございます。

結構どうでもいいことを長々と書いてしまった。
書いた文脈的に教授の言葉をそのまま返されそうだ。

さて、カリスマになるには何から始めるべきか。
アホみたいに思われるかもしれないが、私はいつだって真剣だ!

そう!
「従来、カリスマ性とは先天的な才能として考えられてきた。しかし!その考え方はもう古い!!」

という研究を昔聞いたことがあったので、以下そのときの振り返り。
どうやらカリスマは後天的になれるらしい。科学がそう申しております。

カリスマ性を判断するポイント
・どこにいても存在感がある
・他人への影響を及ぼす能力がある
・グループの導き方がわかっている
・他人を良い気分にさせるのが得意だ
・他人によく笑いかける
・誰とでもうまくやることができる

他、特徴として「協調性が高い、会話の返しが速い、知性や認知機能は関係ない」。

上から1つ目、2つ目は環境次第な気がする。自分より存在感・影響力がある人が近くにいた場合どうなるのだろう。
4つ目以降は協調性が高ければカバーできそう。会話の返しは早い方だ。それはさておき、問題は上から3つ目か。内向的な人こそリーダーに向いているとよく聞くようになったが本当だろうか。

ポイントを見る限り、カリスマというのは自分が所属しているコミュニティ内での存在でしかないように思える。
今いるコミュニティでカリスマになって何がしたいのだろうか。
そう思ってバカバカしくなってしまい、手が止まってしまった(笑)。

最後まで読んでもらい、ありがとうございました。

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