音信不通だった友人からの久々の連絡

自分の友達にここ数ヶ月音信不通で連絡が取れなくなっていたI君がいた。

原因はおそらく仕事。自分と同じ新卒(23卒)で社会人になったのだが、仕事の影響でメンタルや生活がボロボロになっていて、多分それで何もかも投げ出したのだと思う。高校時代もそんな時期があったと話していた。


I君は大学時代からの友達で、よく授業終わりに一緒に作業したり家でダベったりするくらい仲が良くて、大学4年の就活の時期なんかは一緒に面接練習をしたりお互いの就活状況について話したりなどかなり一緒に頑張ってきた仲だった。

LINEは必要最低限のメッセージだけで余計なやり取りはしたくない自分にとって、自分からどうでもいいメッセージを送れるくらい心を開いてる数少ない友達だ。

I君とはお互い新卒で社会人になってからも頻繁に連絡をとっていた。

「仕事がダルすぎる」
「辞めたい、行きたくない」
「新卒はつらいのがデフォルトかもね」

的なやり取りをよくしていた。
(割とこっちが一方的にしていた)

社会人になってからもよく会っていて、その度に愚痴を言いあってお互いを慰めていたのだが、会う度に彼から生気がなくなっているような感じがあった。

それで新卒1年目の途中、2023年の9月頃に音信不通になってしまった。

多分実家に帰ってしまったらしく、一人暮らしの家に行ってもいなかった。電話も出ない、LINEも未読スルー。
実家の場所も知らなかったので会う術がなかった。

元々彼はミニマリスト思考で、お金がなくてもいいから時間のある質素な生活をすることに憧れていた。なので働き始めてから、週5で働く社会人自体合っていないと嘆いていた。


正直かなり心配したが、最悪の事態になるようなことはないとは思っていたのでなんとなく回復するまで待とうと思った。
(本当にごくたまに最悪の事態を考えたりした)


そんな彼から今日LINEが来た。

いやめちゃくちゃ嬉しい。あーよかった。

「今度奢るからご飯行こー!」と返信が来た。具体的な話はまだしていないが、とりあえず返信してくれて一安心だ。


聞きたいことがたくさんある。

「仕事はどうしたのか」
「メンタルは大丈夫なのか」
「ご飯はちゃんと食べているのか」
「お金は大丈夫なのか」
「いや、ほんと元気?」

音信不通になってからもこっちからは一方的にLINEを送っていた。「おはよー」「ご飯行かない?」など色々。なるべく軽い言葉をかけようと思っていた。

個人的な信条だが、自分が就活で苦戦していた時に彼の能天気な言葉や「なんとかなる」的な言葉でだいぶ救われたところがあったので、自分もつらい人がいたらそういう対応をしようと思っていた。

そもそも自分自身、休職をしているので慰めるような立場でもないような気もする。


なので、聞きたいこともたくさんあるのだが、とりあえず今は「おう、ご飯いこーぜー」くらい軽く迎えたい。

ここ数ヶ月絶対つらかっただろうし、多分自分でもつらい時期だったと自覚していると思う。なんならLINEの返信をしただけで今もつらいかもしれない。

だからこそ軽く迎えたい。

仕事を辞めたのか、バックれたのか、休職したのか、続けているのかはわからないが、今社会復帰のことなんてどうでもよくてとりあえず返信してくれてありがとう、とんでもない偉業を成し遂げたなと伝えたい。


友達と連絡をとれることがどれだけ尊くて大事なことかを感じた。これまでそれが当たり前だったので感覚がマヒしていたのだと思う。

心を許せる人と連絡をとれるだけですごい心が満たされる、嬉しい。



休職したことで色々と不安になったり自己嫌悪になることもあるが、それでも「自分にとって大事なことに気づける・向き合える」この時期は人生において大切な時期なんじゃないかとも思える。

(I君が普通に働いてて自分だけハブられてただけだったら笑える。その時は超絶ツッコミを入れてやりたい)







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