何をしてるかわからない人になりたい

 休職してからずっと自分に合う働き方を探している。やりがいや将来性を感じない今の仕事に絶望したことが休職の一因である自分にとって、どう働くかはほぼどう生きるかである。
 最近また働き方について気づきがあったので書きたい。今回影響を受けたのは主に3つ、2つは本で1つは人だ。

 本は「転職の思考法」、そして「ちゃんとした自分をあきらめたら年収が上がりました」という本だ。どちらもキャリアの作り方的な本である。「ちゃんとした自分〜」は、この前本屋に行った時にタイトルに惹かれて買ったのだが、著者が平凡でスキルはないけど楽しく働きたい、という人なので平凡な自分と重なって共感が多くスラスラ読めた。
 人は成田悠輔さんに影響を受けた。彼の自分をひけらかさず執着心のない素朴な性格が素敵だなと思う。


 得られた気づきは3つ。

やりたいことはなくていい。心地よく働くことを目指す。

 2つの本のどちらともやりたいことはなくていいということが書いている。「転職の思考法」では「仕事を楽しむ人は2タイプに分けられ、ほとんどの人は心地よく働けている状態に楽しさを感じるbeing型である」と書かれている。「ちゃんとした自分〜」でも「どうしてもやりたいことが思い浮かばなかったので、心地よく働けることを重視して仕事を選んだ」と書いている。
 私自身、休職中にやりたいことを探したが見つからず、ならまあ好きくらいでいいか、と思っていたので背中を押された気分だった。

 よく本屋には「やりたいことをやれ!」という本や「好きを仕事に」という本があるが少し熱量が違うトップ層の雰囲気がある。明確にやりたいことがないけど楽しく働きたい、という自分みたいな人は働きやすい環境を軸にしてもいいのかもしれない。これまで仕事に人生を捧げるライフワーク的な働き方がしたいと思っていたが、案外どうしてもやりたいことがなくても「自分が心地よく働ける環境」であればライフワーク的に働けるんじゃないかと感じた。(ただ、心地よく働く上で得意なことをした方がいいというのはどちらの本も言っているので意識したい)

 今後はやりたいことがなくても悲観せず、むしろを「働きやすい環境×できること」を軸にしようと思う。


何をしてるかわからない人になりたい

 以前のnoteに「一つの仕事だとプレッシャーを感じる」「色んな仕事をして労働特有の束縛感をなくしたい」と書いたが、まさにこれを成田さんが体現していたので改めてそういう働き方がしたくなった。彼は大学教授はもちろん、テレビ番組のMCやコメンテーターなど様々な仕事をしている。その理由を「飽きっぽい性格なので色んなことをつまみ食いしたい」「新しいことに触れたい」と話していた。加えて「色んな仕事をして何をしてるかわからない人になれば一つの職種で上を競い合うような競争にも巻き込まれない」とも話していた。
 能力的な違いはあれど私も成田さんと同じ考えだ。わがままだがやはり一つの仕事をし続けると飽きてしまうし、責任も大きくなってしまう。それにこの仕事しかないから続けないと、とプレッシャーや束縛感を感じてしまう気がする。よくnoteで尊敬する人にお笑い芸人のどきどきキャンプ佐藤満春さんを挙げさせてもらっているが、それも彼が複業をしているのが大きい。

 複数の収入源を作ってメンタル的に安心するという意味でも複業を目指したい。(注意点はロールモデルがいない点。独自のルートを進まないといけないので見えないキャリアを進むしかない)


いくあてのある人材になる

 結局自分にとって一番大事な軸はこれだ。会社に依存せず生きていける人になりたい。今の仕事を休職した理由も、結局は成長や将来性を感じず「将来に不安になったから」である。周りを気にしてしまう性格的に一人でやった方が心地よく働けること、複業をするには個人の能力が重要なことを考えたら、やはり自分自身が会社にしがみつかなくても生きていけるようになることが充実して働くためには大事だ。



 なんか今回のnote、この本に共感したとか成田さんの考えに全くの同感だとか、若干思想が強い感じになってしまった。大事な気づきではあるが、これに固執して周りの意見を取り入れなくならないよう気をつけよう。


※本・成田さんの動画


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