直島の美術館を探検!(ミライクラフト)
この記事では、ベネッセアートサイト直島が学校や団体、企業の様々な目的やテーマに応じて実施した、2021年度の教育プログラムについてお伝えします。
プログラム概要
設計事務所主催の空間づくりや建築のワークショップ。保護者はガイドツアーに参加後、子ども達の発表に合流。第1回目は直島にて美術館の魅力を自由に表現してもらった。
スケジュール(日帰り)
特徴
プログラムの特徴
・子どもの主体的な参加を促せるよう、大人と子どものプログラムを分けた。
・子どもが自由に発見したり、感じたりできるよう自由度の高い内容に設計。
・美術館内、屋外の白地図を作成し、子どもたちが持参していたB5サイズのスケッチブックに貼りつけ、活用できるようにした。
・鑑賞施設を1つに絞り、観て、考えて、気づいたことを発表する流れに重きを置けるようにした。
参加者の声
企画担当者からの評価
■次回利用の可能性
5 / 5点
■コメント
まとめ・考察
大人の方からは美術館をガイド付きで鑑賞できた点に高い満足度を得られた。子どもたちは、主体的に鑑賞をする内容だったが、特につまずく子はおらず、積極的に見つけたことや気づきを共有してくれていた。学年が様々だったため、全員で対話型鑑賞を行うような流れはできず、また10名1グループでのアテンドだったため全員の意見を一度に拾うことは物理的に難しかった。ただ、積極的に発言できない子も、スケッチブックには気付いたことをたくさん書き残しており、落ち着いたタイミングでスケッチブックを見ながら会話をするなど適宜フォローをしながら対応できた。最後に子どもたちが発表する場面では、親御さんでも気づいていない発見が多くあった様子。 1時間を予定していた発表は30分程度で終わったため自由時間にしたところ、子どもたちが親御さんを連れて見せたい作品を紹介にいくなど美術館を楽しんでいる様子が伺えた。猛暑の中での開催ということもあり、予定よりも多くレクチャールームで休憩時間を確保。体調不良者は出なかったが、夏場は特に熱中症や脱水症状には注意が必要。
(大黒)
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