見出し画像

ワーケーション第1回(三菱地所×香川県)

この記事では、ベネッセアートサイト直島が学校や団体、企業の様々な目的やテーマに応じて実施した、2022年度の教育プログラムについてお伝えします。

プログラム概要

4日間のワーケーションプログラムのうち前半2日を担当。「地域とアート」というテーマに沿って、宮浦ギャラリー六区の活動も紹介。

■開催日時
2022年11月15日(火)~16日(水)
■参加者
三菱地所6名+香川県観光協会2名
■対象
■問い合わせ日
2022年10月14日
■認知経路
ベネッセホールディングス経由

スケジュール

■1日目

12:30 ベネッセハウスミュージアム
   (対話型鑑賞、問いのワーク)
16:30 終了

■2日目

10:00 家プロジェクト(3軒)
11:15 地中美術館、昼食
13:15 宮浦ギャラリー六区
14:00 終了

特徴

参加者の反応

・一人だと見過ごしてしまうことが、対話を通じてちょっとした一言で急にアートが輝いて見えることがあった、みんなと対話を重ねながら進めることの価値を感じて、日常の仕事の面でも他の人の意見を受け入れやすくなるなどの変化があった。

・普段の生活でも街中のあらゆるものがアートに見えてきて、ちょっとしたデザインでも込められた思いなどを考えるようになった。

・対話型鑑賞の経験から、最初から他の人の意見を否定しないとか、自分の意見も本当に正しいのか疑ってみようなどと思った。チームビルディングにも活かせると思った。

・シンプルな作品からもいろんな疑問がわいてきたのが面白かった。仕事や日常生活でも考え方を変えれば視点が広がると思う。ゆっくりと一つのことに向き合うことが答えを見つけることにつながる。

企画担当者からの評価

■満足度

5/5

■再利用意向

5/5

複数人で対話型鑑賞に参加すれば、他の参加者の考え方を知ることができるため、お互いのことを理解する良い機会だと感じた。チームビルディングを実施している企業・団体には特にお勧めできる。初めての方もリピーターも能動的に楽しめていた。

■良かった内容

・対話型鑑賞プログラムでは、作品の鑑賞を通して、これまで思いつけなかった自分の中の「気づき」を知ることができたため、今後の物事への対応についても役に立ち、とても有意義な経験をした。

・対話型鑑賞を行うと普段業務上関わっていても見えづらい人となりが見え、関係性を構築しやすいこと。またそれがプログラムの一番最初にあることでそのあとのプログラムも参加 しやすくなりました。

・自分の感性だけを信じて鑑賞するのだと、現代アートに慣れていない身としては少々しんどいが、スタッフのガイドがあったので面白さが増しました。

■改善点

テレワークの時間が少ない。→次回12月に時間調整予定。

まとめ・考察

・初日に問いのワークを実施することで、各アートプロジェクトから各自のテーマ設定に応じ た気づきを得る流れをつくることができた。
・事後セッションでは「問い」の変容と、研修の体験が各自の業務へ活かされた点を共有。 地域におけるアートの機能を考える上で、ベネッセアートサイト直島の事例が参考になった。
・同じ美術施設を運営する立場から意見交換や情報交換ができるメリットもあった。(藤原)


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?