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ワーケーション第3回(三菱地所×香川県)

この記事では、ベネッセアートサイト直島が学校や団体、企業の様々な目的やテーマに応じて実施した、2022年度の教育プログラムについてお伝えします。

プログラム概要


■開催日時
2023年1月24日(火)~25日(水)
■参加者
三菱地所6名+香川県観光協会2名
■問い合わせ日
2022年10月14日
■事前レクチャー
2023年1月17日(オンライン)
■事後セッション
2023年2月2日(オンライン)
■認知経路
ベネッセホールディングス経由


スケジュール

■1日目

12:45 李禹煥美術館
    (対話型鑑賞、昼食、問いのワーク)
14:30 時の回廊(呈茶、個人発表)
15:30 終了

■2日目

10:00 家プロジェクト(3軒)
11:15 地中美術館、昼食
13:15 宮浦ギャラリー六区
14:00 終了

特徴

プログラムの特徴

過去の2回はベネッセハウスミュージアムで対話型鑑賞と問いのワークを実施したが、メン テナンス休館中のため李禹煥美術館に変更した。

参加者の反応

・対話型鑑賞の手法から、色々な見方や他の意見も広く拾っていく意義を感じた。意見を引き出しだすことや、同僚や後輩とのコミュニケーションを見直すことで、会社や事業も良くなると思う。

・最初は対話型鑑賞に抵抗感があり、アートには正解の見方やメッセージがあると思っていた。実際に体験してみると、自分の中の新しい価値観に気づくことが鑑賞の仕方だと思えるようになり、最初は言葉がでなかったがどんどんスムーズに話せるようになって自分が本当はいろんなことを考えていたのだと気づけた。他人は全く違うものの見方をしていることを体感することで他者理解にもなるし、心理的安全のある場で話すことはチームワークの向上にもつながると思った。

・日常との違い、地方について意識するきっかけになった。

企画担当者からの評価

■満足度

5/5点

■再利用意向

5/5点

・自分の思考の癖を知ったり、他者の思考を知りながら視野を広げたり、正解のないことを考え言葉にする体験が、正解のない仕事が多くなってきた中で業務上役立つと感じているため。

■良かった内容

・対話型鑑賞:チームビルディングになる、福武財団からのフラットなコメントによる発言しやすい雰囲気。視点を共有でき、アートに触れる意義を広げてもらった。自分の内面と向き合い新しい発見ができた。

・家プロジェクト:ガイドの解説により訪問したことがある場所でも新鮮な気持ちで楽しめた

■改善点

冬期の屋外作品鑑賞は寒さが厳しい。

まとめ・考察

・作品の数やバリエーションは限られていた が、作品の特性上、視野を広げたり他人との価値観の違いに気づいたり個人の内省は深められた一面もあった。
・今回で全3回のプログラムが終了。今後定期的に対話型鑑賞やベネッセアートサイト直島と の関係を継続できる施策を検討していきたい。(藤原)


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