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FIBA バスケW杯2023 各国の注目選手と一次ラウンド予想(Aグループ)

2023年8月25日〜2023年9月10日まで、バスケW杯がフィリピン・インドネシア・日本で開催されます。
32カ国が参加し、16日間で92試合が行われます。

この記事では、1次ラウンド(※)のAグループに属する各国の注目選手を紹介しつつ、最後に勝ち上がりの予想を行います。

※ 1次ラウンドでは32カ国が8グループに分かれて総当たり戦が行われ、各グループの上位2カ国が2次ラウンドへ勝ち上がります。

アンゴラ(FIBA世界ランキング41位)

アフリカ予選をグループ2位で勝ち上がったチームです。

アフリカ予選では、2P / 3Pともにシュート確率はよくないものの、フリースローを多く獲得しています。
また、スティール数とファール数がともに1位であるため、アグレッシブなディフェンスからスティールを狙うスタイルであることが予想できます。

Bruno Fernando

2019年NBAドラフトで2巡目34位で指名され、現在はNBAのアトランタホークスに所属する25歳。身長は208cmで体重は108kg。
ポジションはPF / Cで、1試合平均10分程度の出場時間ながら、平均リバウンド3.5本を記録するリバウンダー。

アンゴラ代表では、中心選手として得点にも貢献します。

Jilson BANGO

ブンデスリーガのレーヴェン・ブラウンシュヴァイクに所属する24歳。身長は208cmで体重は94kg。

ポジションはセンターで、ブンデスリーガに移籍する前にプレーしていたアンゴラリーグでは、2021年〜2022年に2年連続でレギュラーシーズンMVPを獲得しているアンゴラを代表するプレイヤーです。

リバウンドと確率の良い2Pショットが特徴で、アフリカ予選におけるEfficiency Per game(プレイヤーの効率評価)はチームトップの数値を記録しました。

Childe DUNDAO

アンゴラリーグおよびアフリカリーグで活躍する25歳。身長は日本代表の冨樫選手と同じく167cmです。

ポジションはポイントガードで、アフリカ予選では得点およびアシストでチームトップの数値を記録しており、アンゴラの攻撃の中心のプレイヤーです。

ドミニカ共和国(FIBA世界ランキング23位)

アメリカ予選をリーグ2位で勝ち上がったチームです。

アメリカ予選では、オフェンス / デフェンスともに平均以上のスタッツを記録しており、強豪のアルゼンチンにも勝利をおさめています。

W杯では、NBAを代表するストレッチビッグマンのカール・アンソニー・タウンズが参加するためダークホースの一つと見られており、W杯前の練習試合では優勝候補のカナダも破っています。

Karl-Anthony Towns Jr.

2015年NBAドラフトで1巡目1位で指名され、現在はNBAのミネソタ・ティンバー・ウルブズに所属する27歳。身長は211cmで体重は115kg。

ポジションはPF / Cでありながら、NBAオールスターの3Pコンテストで優勝した経験があり、外での中でも活躍できる現代型ビッグマンを代表する選手の一人です。

昨年には、1試合60点も記録していることから爆発力もあり、彼の出来次第では本戦でも優勝候補を破る活躍を見せるかもしれません。

Victor LIZ

プエルトリコのプロバスケットリーグに所属する37歳。身長は185cmで体重は84kg。

ポジションはガードで、2020年にはプエルトリコリーグの得点王を獲得、W杯予選ではチームトップの得点を記録しており、スコアリングに強みのあるガードです。

Angel DELGADO

トルコのプロバスケットリーグに所属する28歳。以前には、NBAのロサンゼルス・クリッパーズ配下のGリーグチームに所属した経験もある。身長は206cmで体重は111kg。

ポジションはセンターで、NBA Gリーグ時代には、当時のGリーグ記録となる31リバウンドを記録したこともあるリバウンダーであり、アメリカ予選でも1試合当たり11リバウンド以上を記録しています。

フィリピン(FIBA世界ランキング40位)

アジア予選をリーグ3位で勝ち上がったチームです。

アメリカ予選では、リバウンドが全体2位でブロックが全体1位を記録しており、インサイドに強みのあるチームです。

また、NBA選手が1名、Bリーグの選手も7名がW杯への参加を決めており、普段NBAやBリーグを観戦されている皆様には馴染みの選手が多いチームかもしれません。

Jordan Clarkson

2014年NBAドラフトで2巡目46位で指名され、現在はNBAのユタ・ジャズに所属する31歳。身長は196cmで体重は88kg。

ポジションはシューティングガードで、2021年にNBAシックスマン賞を受賞しており、1人でオフェンスをクリエイトできる能力を持つスコアラーです。

Kai SOTTO

昨年は日本の広島ドラゴンフライズに所属しており、現在はNBAのオーランドマジックの一員としてサマーリーグに挑戦している21歳。身長は218cmで体重は105kg。

ポジションはセンターであり、アジア予選でもチームトップのリバウンドを記録しています。
一方で、3Pシュートが打てたりテクニックも持ち合わせており、現代型ビッグマンとして成長するポテンシャルを秘めた選手です。

Justin BROWNLEE

フィリピンのプロバスケットリーグに所属する35歳。以前には、NBAのニューヨックニックスに所属し、サマーリーグに出場した経験があります。身長は198cmで体重は100kg。

ポジションはスモールフォワードであり、アジア予選ではチームトップの得点を記録しており、フィリピンのオフェンスの中心選手です。

イタリア(FIBA世界ランキング10位)

ヨーロッパ予選をリーグ2位で勝ち上がったチームです。

ヨーロッパ予選で最も平均得点が多いチームであり、シュートも高確率で決めてくるオフェンシブなチームです。

チームのEfficiency(オフェンスとデフェンスを合わせた総合的な指標)でも、ヨーロッパ予選においてフランス、スペインに次ぐ第3位を記録しており、ヨーロッパの強豪と言えるでしょう。

ちなみに、2022年NBAドラフト1位だったパウロバンケロが代表入りの噂があったのもイタリアです。(結局、バンケロはアメリカ代表へ参加)

Simone FONTECCHIO

NBAのユタ・ジャズに所属する27歳。身長は201cmで体重は95kg。

NBAでも昨年は52試合に出場し、平均14.7分の出場で6.3得点を記録するなど、スコアリングに長けた選手です。

ヨーロッパ予選においては、チームトップの得点、チームトップのリバウンド、チーム3位のアシストを記録しており、オールラウンドな活躍をしています。

Nico MANNION

スペインリーグおよびユーロリーグに所属する22歳。2020年NBAドラフトでは2巡目48位でゴールデン・ステート・ウォリアーズから指名され、1年間ゴールデン・ステート・ウォリアーズにて活躍した経験があります。身長は191cmで体重は86kg。

ポジションはポイントガードで、特徴はゴールデン・ステート・ウォリアーズのスーパースターであるステフィン・カリーを彷彿とさせるような3Pシュートとカットインを得意とします。

Nicolo MELLI

イタリアのプロバスケットリーグに所属する32歳。2019年〜2021年にはNBAのニューオリンズテン・ペリカンズに所属し、デビュー戦では14得点を記録するなどの経験があります。身長は206cmで体重は107kg。

ポジションはPF/Cで、ヨーロッパ予選ではチーム3位の得点とチームトップのリバウンドを記録しており、3Pも放てるビッグマンです。

勝ち抜き予想

1位通過はドミニカ共和国、2位通過はフィリピンを予想します。

激戦のアメリカ予選を勝ち上がる自力のあるドミニカ共和国ですが、カール・アンソニー・タウンズ加入後は優勝候補のカナダにも勝利する実力を見せており、FIBA世界ランキング以上の強さを見せてくると予想します。

2位は順当にいけばイタリアですが、「開催国の後押し」「ジョーダンクラークソンのNBAレベルのスコアリング」「サマーリーグで一皮剥けたカイソット」が揃えばイタリアを撃破することができるかもしれません。

同じアジアの代表としてフィリピンに期待したいと思います。

最後に

次回はグループBについてまとめようと思います。
最近Twitterもはじめたので、よければフォローしてください。(まだ、投稿ほぼないですが、今後は発信していきます。)


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