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【保存版】急に身内が不幸にあった時にやることnote

はじめに


こんばんは。ムラカミリョウといいます。

私の父親が先週、他界いたしました。
55歳という若さでした。

「いつかくる。いつかはくる」と考えてはいたものの、
そのお別れは突然すぎて、ショックで言葉になりませんでした。

「この感じが、僕の人生の中であと一回はあるのか・・」

考えたくはないものの、いつか必ず訪れる身内の不幸。
兄弟姉妹の数にもよりますが「喪主」という「亡くなってから葬るまで全ての仕切り」をしなければならない時がくる人が多いと思います。

僕の同世代(20代)とかだと、まだ葬式に参加したことはあったとしても喪主をするといった経験がある方も少ないのではないでしょうか。

その時は思ったより早いかもしれないし、遅いかもしれない。
だけど、いつかは必ずくるその時のためにこのnoteを書こうと思いました。

今回は自身の親が亡くなった際に、どう動いていくのかを僕の経験をもとに記載しておきたいと思います。

僕自身もやってみて初めて知ったことがたくさんあるのですが、一番お伝えしたいことは「喪主は突然訪れる割に仕事量が膨大だ」ということです。

亡くなったことを悲しんでる余裕はマジでなくて、忙殺される事務手配作業・確認作業に翻弄されることになります。

「冠婚葬祭」と一括りにしているのであれば、結婚式のように何ヶ月も計画を立ててオプションはあれだこれだとゆっくり決めるものではなく、半日。短かったらたった数時間で作業を進めなければなりません。

もちろんネットには情報は転がっているのですが、

そもそも「何を検索して良いか」すら分からない俗に言う「ググレもしない状況」に僕自身も陥ってしまったので、確実にこれさえ読んでおけばイイ!といった押さえておくべき項目のみ抜粋していきます。

今回のnoteは身内が亡くなってから当日の動きがメインになります。

その後も預金口座の確認や相続関係やなんやかんやとややこしいことが続くのですが、法律関係はそこまで詳しくない&家族関係などによってだいぶ異なる為、そこら辺はFPを勉強してください(最後投げやり

それでは、よろしくお願いします。

死亡日当時


まず自宅以外で身内が亡くなった際、病院または救急隊から連絡がきます。

もし父母が同居している場合は免許証や保険証などを頼りに実家に連絡がいくことになりますが、私の両親は離婚していたので息子(法定相続人)である僕に直接携帯に電話がかかってきました。

「亡くなった」という連絡をもらった瞬間はかなり頭が真っ白になりますが、気を確かに。

冷静に落ち着いて下記3つを確認してください。

  • 医師に亡くなったかどうかを確認

    • 心肺停止状態=死亡ではないので注意しましょう

  • 亡くなった場所と病院の把握

    • 今後連絡が繋がり易い番号を把握しておきます(今後逐一電話がくるため)

  • 遺体を誰が引き取りに行くのかを相談する

    • 僕も初めて知ったのですが、基本的には病院は亡くなった遺体を病院内にずっと安置してくれません。その日中(深夜に亡くなった場合であっても!)には葬儀屋さんの遺体安置所に搬送しなくてはいけないんです

今後の流れを誰に伝えれば良いかを確定させるために、救急隊or病院関係者が亡くなった方の親→配偶者→子供→兄弟の順番で連絡を行います。

しばらく病院で入院していた、などの事情があれば段取りを事前にとっておくことも可能ですが、僕は特に何も決めておらずある日起きた突然の出来事でした。

連絡をもらった関係家族は病院に向かい、下記を順番に行いました。
※こちらは僕のケースなので多少前後したり病院によって工程が増える可能性はあります

・お医者さんから経緯説明
・警察からの説明(ケースバイケース)

※死因特定が不明or事件性がないかの確認は警察が「検死」を行います
・故人との対面
・葬儀屋の手配

こちらの4つを完了させます。

お医者さんからの経緯説明

まず、お医者さんからどういった理由で亡くなったのかという経緯説明が行われます。

一般的には持病の悪化、容態急変を時系列で、などだと思いますが、私の父親の場合は「原因不明」とのこと。

病院に行っていないようだったので、原因がありすぎてどれか分からないという意味合いだという説明を受けました。

血管の破裂や脳が傷ついた、とかが原因とかであればCTRとかでわかるそうなのですが「不明」ということも現実的にはあり得るようです。(むず痒いな・・)

警察からの説明(ケースバイケース)

上記のように死亡原因が直接分からない場合、もしくは事件性がある場合は警察が検死を行うようです。

検死とは、簡単に言うと遺体を解剖して要因特定に努める作業になります。

その結果どうだった、という説明をお医者さん同様に受けます。

この時、亡くなった方の生い立ち(どんな小学校似通っていたか、社会人になってからどういう会社に勤めてきたか)を聞かれます。
※何のためなんだろう。って思った

故人との対面

お医者さん・警察の説明を受けたら次は故人との対面です。

父親と最後にゆっくり声をかけてあげる時間なので、対面時間はこちら側が納得いくまで病院側は部屋を開放してくださっていました。

この時かなり「亡くなったんだ」という実感が湧きました。
でも顔を見つづけているといつもの寝顔と一緒。今にも目を覚まして起きてきそうな感じです。

※ご遺体横のトレーに身につけていたものや着ていた服などがポリ袋に入れてあるので持ち帰りましょう。

葬儀屋の手配


さてここから大変です。

冒頭お伝えしたように病院で遺体をずっと安置することはできないので、
親族側で葬式場を手配し、そこに安置する手続きをとらなければなりません。もしくは一旦自宅に安置して後日落ち着いて葬儀屋さんを決めることも可能です
※中には、搬送だけしてくれる葬儀屋さんもあるようです。

亡くなる時間は誰もコントロールが出来ないので、急なことに備えてもし身内に不幸があったらここへ連絡をしておこう、と決めとくのも良いとおもいます。(24時間対応のところも多い印象を受けました)

今は遺言書やエンディングノートに書いてある場合もあるようですので、生前に聞いている場合はそちらを優先してあげると良いでしょう。

僕が依頼をしたのは下記の「小さなお葬式」さん。

簡単に言うと総合代理店みたいな感じで、とりあえずここに電話しておけば全国、遺体を引き取りに来てくれる葬儀屋さんをアサインしてくれます。

値段は下記のようなラインナップがあります。
故人の銀行口座などは凍結してしまっている可能性が高いので、親族などの経済状況に見合ったプランを選ぶのが良いです。

支払いタイミングはアサインされる葬式場にもよりけりなのですが、
火葬代(8000円くらい?)を引き取りに来た時に現金で支払う必要があり、
葬式、火葬など実施されたタイミング都度ごとに支払いするイメージです。

通夜をやるかやらないか、告別式(葬式)をやるかどうか、
お坊さんを呼ぶか呼ばないか、仏具は何を用意するか、

みたいなプランとオプションが色々とあります。

先ほどもお伝えしたとおり、とりあえず安置搬送だけしてくれる葬儀屋さんもあります。

急に決めきれない場合や、誰かと一緒に決めたい場合は
とりあえず搬送先だけ決定し、葬儀屋さんは後日ゆっくり決めるとイイです。

費用はピンからキリまでありますが、安くても13万(火葬のみ)はかかってくる感じです。

最後に


ここまで工程を一気にお亡くなりになった当日(あるいは深夜跨いだ次の日)に行います。

病院について到着してからの所要時間は僕の場合だと4-5時間程度でした。
※シンプルに眠気との戦いがありました

病院に到着したのが24:30と深夜でしたので、なかなか連絡がつく葬儀屋が限られいたor高い安いが分からなかったのでネットで調べながらだったので余計に時間が取られていたんだと思います。

ちなみに、葬儀屋さんの方から段取りなどは連絡があるのでお任せしておけば良いと思うのですが、病院を去る時に「死亡診断書」というものを受け取ります。

亡くなった証明書のようなもので、原則遺体と一緒に書類を同期させなければなりません。

つまり、葬儀屋さんに遺体を運んでもらう際にこの死亡診断書も葬儀屋さんに渡すことになります。

しかし、この死亡診断書は今後役所の手続きとかでも要求されることが多いので原本はお渡しし、コピーは2,3枚取っておくのが良いと思います。

いかがだったでしょうか。

僕自身、悲しんでる余裕がないくらい決めなきゃいけないこと&調べなきゃ分からないことが多すぎてテンパっていました。いままでこういった状況を全く想定していなかったことを反省しています。

何より、「死ぬ場所と時間は選べないんだな」と当たり前のことではありますが、改めて死というものを考えさせられました。

親戚の死、親の死、配偶者の死、そして自分の死。

乗り越えて行かなければならない「死」がこれからたくさん待ち受けています。でも、だからこそ、この瞬間ハッピーに生きていくことが大事。

僕らの人生にやりたくもないことや、楽しくない時間を過ごしている贅沢は一秒もないんです。

ハッピーに生きましょう。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

「死」という予測不能な事態に、少しでもこのnoteがお役立てできれば幸いです。

それでは今日は以上です。

【参考URL】


↓ネットから拾ったやることチェックリストです

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